テーマ:癌(3547)
カテゴリ:牛乳・乳製品
タイトルの「乳がんと牛乳」にかんしては当ブログで何遍も 語ってきましたが、「前立腺がんと牛乳」に関しても、 どうやら関連が濃厚のようです。 【独立行政法人 国立がん研究センター がん予防・検診研究センター予防研究部】 のサイトからお送りします。 乳製品、飽和脂肪酸、カルシウム摂取量と前立腺がんとの関連について 乳製品をよく摂取するグループで前立腺がんになりやすい 対象者約4万3千人のうち、329人が前立腺がんになりました。乳製品、牛乳、チーズ、ヨーグルトの摂取量によって4つのグループに分けて、最も少ないグループに比べその他のグループで前立腺がんのリスクが何倍になるかを調べました。その結果、乳製品、牛乳、ヨーグルトの摂取量が最も多いグループの前立腺がんリスクは、最も少ないグループのそれぞれ約1.6倍、1.5倍、1.5倍で、摂取量が増えるほど前立腺がんのリスクが高くなるという結果でした(図1)。さらに、前立腺がんの進行度別にわけても、同様の結果がみられました。 乳製品と前立腺がんとの関係 欧米では、多くの研究で、乳製品が前立腺がんのリスクであることが報告されています。カルシウム摂取により、前立腺がんのリスクと関係のある、血中のビタミンD濃度を下げたり、Insulin-like growth factor-I(IGF-I)濃度を上げたりすることで前立腺がんのリスクとなる可能性が考えられ、2007年の世界がん研究基金と米国がん研究協会[World Cancer Research Fund(WCRF)/American Institute for Cancer Research(AICR)による、主に欧米の疫学研究の結果をまとめた報告によると、カルシウムは前立腺がんのリスクを上げる可能性があることが指摘されています。しかし、今回の研究では、カルシウム摂取と前立腺がんとの関連は強くありませんでした。この理由として、日本人は欧米人と比較してカルシウム摂取量が少ないことが考えられます。 一方、乳製品に含まれる飽和脂肪酸の摂取により、テストステロン濃度を上げることで前立腺がんのリスクとなる可能性も推測されています。今回の研究では、飽和脂肪酸の中でも、ミリスチン酸やパルミチン酸と前立腺がんとの関連が見られ、日本人男性の前立腺がんでは、カルシウムよりも飽和脂肪酸の関連がより強いように見えます。しかし、今回の研究では、カルシウムを多くとる人は飽和脂肪酸も多くとっている傾向があったために、カルシウムと飽和脂肪酸の影響が完全に分けられていない可能性があるので、どちらが影響しているのかは結論づけられませんでした。 http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/317.html 牛乳神話の呪縛から覚醒しましょう。 【参考書籍】 【送料無料】乳がんと前立腺がんの死亡者はなぜ増えるのか [ 横田哲治 ] 【中古】 乳がんと前立腺がんの死亡者はなぜ増えるのか 扶桑社新書/横田哲治【著】 【中古】afb(105円) 人気ブログランキングへ どちらか↑1つでもクリック↓してくださると、とっても嬉しゅうございます。 にほんブログ村 医療情報 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年12月29日 20時26分54秒
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