テーマ:癌(3549)
カテゴリ:癌全般
「対談(4)緩和ケアは医療の本質」からお送りします。 田中 次に、再発・転移しても、QOLの良い状態で過ごすためには、緩和医療、緩和ケアがとても大事な治療だということですが、緩和ケアとは、どういうものなのか、どんな方法があるのでしょうか。 高野 緩和ケアとは、つらい症状があったときに、それを和らげる治療です。つらい症状というのは、痛みや呼吸の苦しさのような体の症状だけでなく、不安などの心の症状も含みます。 緩和ケアというと、病気が進行して末期となって、抗がん剤治療という希望をあきらめた先にある、いわば、絶望の医療としてとらえられることが多いようですが、緩和ケアは医療の本質であって、医者がやっていることのほとんどは緩和ケアだといってもいいくらいです。例えば風邪の患者さんが内科の外来に来たときに風邪薬を処方しますが、風邪薬は風邪を治す薬ではなく、風邪による症状を和らげているだけです。これはまさに緩和ケアです。 田中 その緩和ケアによって、どういう効果が現れるのでしょうか。痛いとか苦しいのを取り除く治療によって寿命が延びることもあるというのは本当ですか。 高野 WHO(世界保健機関)による緩和ケアの定義では、命の長さを延ばすことも縮めることもしない治療だといっています。延命が目的ではない。でも、結果として延命効果につながる場合はあるかもしれない。寿命は変わらないとしても、同じ時間を苦痛とともに過ごすよりも、緩和ケアをきちんと受けて、穏やかに過ごした方がいいでしょう。少なくとも、穏やかな時間が延びるわけです。 延命効果については、昨年、アメリカのボストンにあるマサチューセッツ総合病院の先生が書いた論文が話題になりました。進行肺がんの患者さんに、診断された時点から緩和ケアのプログラムに入ってもらうと、そうでなかった人と比べてより長生きをしたという結果でした。緩和ケアをきちんとやれば、延命効果につながる可能性もある。少なくとも、一部で誤解があるような、命を縮めるような治療ではないわけです。 田中 モルヒネなどが緩和ケアに使われますが、日本はモルヒネの使用量が非常に少ない。麻薬の一種だから、なるべく使いたくないという気持ちがあるのかもしれません。日本の緩和ケアの問題とはどんな点でしょうか。 末期医療と同一視…患者の認識、変えねばならない 小松 緩和ケアが末期医療と同一視される時代が続いたため、医療者にも、もう手の施しようがないから緩和ケアだという認識でやっていた時代がしばらくありました。今では、がんと診断されたときから緩和医療は治療の一つとして入ってくるものであると考えられています。 実は緩和治療という名前がもう古いのかもしれません。名前を変えた方がいいのではないか。支持療法とか、サポート医療とか、最初の時からどんどん導入していくことです。 その際、問題となるのは、まず患者さん自体が緩和医療に負の印象を持っていることです。ドクターが緩和医療に入った方がいいといった場合でも、患者さんが、緩和ではいやだとか、まだそんな状況ではないといって、断ろうとすることがある。患者さんが緩和医療について理解がないと、不利益を被ることになるので、患者さんの認識を変えていかなければと思います。 医療者側については、2007年のがん対策基本法で、緩和研修ががん診療に携わる医師の必須になりました。それをもっと広めて、緩和についての誤解を取らなくてはいけません。(つづく) (2011年10月24日 読売新聞) http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=49097&from=popin >緩和ケアというと、病気が進行して末期となって、 >抗がん剤治療という希望をあきらめた先にある、いわば、 >絶望の医療としてとらえられることが多いようですが、 >緩和ケアは医療の本質であって、医者がやっていることの >ほとんどは緩和ケアだといってもいいくらいです。 >例えば風邪の患者さんが内科の外来に来たときに風邪薬を >処方しますが、風邪薬は風邪を治す薬ではなく、風邪による >症状を和らげているだけです。これはまさに緩和ケアです。 これってね、全文を読むと何を言いたいのかさっぱりわからないんですよ。 一部を読むと・・・? >緩和ケアというと、病気が進行して末期となって、 >抗がん剤治療という希望をあきらめた先にある、いわば、 >絶望の医療としてとらえられることが多いようですが、 あれ? そのとおりじゃないか。 「抗がん剤治療という希望をあきらめた先にある」 「絶望の医療としてとらえられることが多い」 見事に本質を語っている説明ではないのか? なのにそうじゃないっていうのか? >緩和ケアは医療の本質であって、医者がやっていることの >ほとんどは緩和ケアだといってもいいくらいです。 正直ですね。 「医者のやっていることのほとんどは治療ではない」 ということね? それ、正解です。 次に風邪薬のことを語っていますが、これも本当のこと。 だから風邪薬なんか飲む必要はないんですよ。 薬で緩和しないほうがいいのです。 >進行肺がんの患者さんに、 >診断された時点から緩和ケアのプログラムに入ってもらうと、 >そうでなかった人と比べてより長生きをしたという結果でした。 >緩和ケアをきちんとやれば、延命効果につながる可能性もある。 >少なくとも、一部で誤解があるような、 >命を縮めるような治療ではないわけです。 これも何が言いたいのかさっぱりわかりません。 しかしながら努力して何度も読んだところ、 これには整合性がないことが分かりました。 >緩和ケアをきちんとやれば、延命効果につながる可能性もある。 >少なくとも、一部で誤解があるような、 >命を縮めるような治療ではないわけです。 この文章で言う緩和ケアは、医師から見放されたがん患者のための 緩和ケアのことでしょう? それに対して、その前の文章は >進行肺がんの患者さんに、 >診断された時点から緩和ケアのプログラムに入ってもらうと、 >そうでなかった人と比べてより長生きをしたという結果でした。 とあります。つまり、最初から緩和ケアに入ったのですよ。 それをごっちゃにしている。 意識的にこのように表現していませんか? >今では、がんと診断されたときから緩和医療は治療の一つとして >入ってくるものであると考えられています。 え?そうなんですか? >名前を変えた方がいいのではないか。支持療法とか、サポート医療とか、 >最初の時からどんどん導入していくことです。 なんだ、そういうことか。ここまで読んできて初めて 緩和医療の意味が分かったよ。 >ドクターが緩和医療に入った方がいいといった場合でも、 >患者さんが、緩和ではいやだとか、まだそんな状況ではないといって、 >断ろうとすることがある。 あれれ? 緩和医療ってなんなの? これを読んだら益々分からなくなってしまった。 要するにわからない医療は受けないことにしましょう。(笑) 【送料無料】「ガン・治る法則」12カ条 [ 川竹文夫 ] 【送料無料】ガンと闘う医師のゲルソン療法 [ 星野仁彦 ] 【送料無料】【新春_ポイント2倍】ガン検診は受けてはいけない!? [ 船瀬俊介 ] 人気ブログランキングへ どちらか↑ ↓1つでもクリックしてくださると、とっても嬉しゅうございます。 にほんブログ村 医療情報 楽天ブックスは品揃え200万点以上! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年01月27日 20時48分03秒
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