テーマ:癌(3547)
カテゴリ:抗癌剤について
現在無治療を貫いている乳がん患者さんのブログのコメントから。 誰の目にももう治療が無理なほど衰弱していて(しかも効くはずの薬は効かなくてただ衰弱を促進しただけだった)、それでも本人も家族も「緩和ケア病棟だなんて……もう諦めろってことじゃないか」という抵抗で迷っていましたが、私は移ったほういいと思いました。 一般病棟にいる限り「治療を受けなくてはいけない」環境に身を置き続けなくてはならない。 それはとてもむごいことに思えました。 母には「とにかく今は体が楽になることを第一に考えて休もう。緩和ケア病棟だったら治療しないでも入院していられるし、代替療法も自由に試せるし、そこで体力が回復してきたらまた一般病棟に戻って治療を受けることだってできる。そういう人だっているんだよ。べつに緩和ケア病棟だから希望がなくなったわけじゃないんだから」と説明して納得してもらいました。 それは嘘ではなく心からそう思って言ったことです。 結局、それから1週間で母は亡くなってしまいましたが、緩和ケア病棟を選んだことは家族全員が「最良の選択だった」と今でも思っています。 緩和ケア病棟については、まだまだ施設も整っていないし、やっている側も手探りな部分もありますが、「治療しなきゃダメ」という考え方が常識になっている限り、緩和ケア病棟は鬼っ子扱いで敬遠されていくと思います。 「積極的な治療」ばかりが「治療」ではありません。 わずか1週間でしたが、私は緩和ケア病棟で多くのことを学びましたし、もっともっとこのことをがん患者にオープンにするべきだと思いました。 残念ながら、がん治療にあたるほぼ全員の医師が「目の前の腫瘍が消えて見えること」「数値が正常範囲に近づくこと」しか考えていません。 私は「がん」は治らないと思うし(消える=治るでないことは、がん患者の再発の多さが物語っています)、誤解を呼ぶかもしれませんが、治らなくてもいいと思ってます。 がん持ちでも元気で過ごせればいい。 数値があがってもご飯がおいしく食べられて好きな人と過ごせればいい。 今、私が無治療を選択している理由のひとつに、母の経験があります。 もちろん、私は二次発がんだったり、肢体不自由の障害があったりするため、治療のリスクが一般より高すぎるという理由もありますが、それでも医者は「目の前の腫瘍を消すこと」しか考えておらず、今も矢のように治療を勧められています。 いくら治療をしても「死」を避けられる人は誰もいません。 また、どんなに長生きしても「もう充分」とは思わないのが人間です。 がん患者は、健康ならば考えないですむ「死」を考えなければならない苦しみがありますが、これをチャンスと考えると、普通では得られない新しい視界が広がります。 母との最後の1週間でそれを体験しました。 いろいろな立場、考えの人がいると思います。 ご不快になられたらごめんなさい。 http://nanisama2008.blog.shinobi.jp/ >がん治療にあたるほぼ全員の医師が「目の前の腫瘍が消えて見えること」 >「数値が正常範囲に近づくこと」しか考えていません。 そのとおりですね。 >私は「がん」は治らないと思うし いえいえ、治るのです。 >(消える=治るでないことは、がん患者の再発の多さが物語っています) そういうことですね。 >誤解を呼ぶかもしれませんが、治らなくてもいいと思ってます。 まずは「ガンは治るものだ」ということを認識して欲しいです。 この方だけではありません。我々は、 「ガンは治らない」 と、吹き込まれて(洗脳されて)いるだけなのです。 ☆お願い☆ 人気ブログランキングへ どちらか↑ ↓1つでもクリックしてくださると、とっても嬉しゅうございます。 にほんブログ村 医療情報 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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