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乳癌は早期発見も早期治療もいらない

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2015年11月17日
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テーマ:癌(3547)
カテゴリ:癌全般

これは有名な話ですよね。
それでは読んでみましょう。

私の知人が国内外の医者271人に「あなたやあなたの家族ががんになった場合、抗がん剤を使用しますか?」と尋ねたところ、なんと270人が「絶対に拒否する」と答えたそうです。(中略)「99%」というのは、驚異的な数字です。(「まえがき」より)

『医者は自分や家族ががんになったとき、どんな治療をするのか』(川嶋朗著、アスコム)の冒頭では、このようにショッキングなトピックが紹介されています。気になるのは「なぜ、そのような結果が出たのか」ということですが、その大きな理由のひとつとして著者は、「医者たちが西洋医学の限界やリスクを知っている」ことを挙げています。

がんの場合、外科手術、化学療法、放射線治療が「三大療法」「標準治療」とされているものの、いずれも見つけたがんを切除したり叩いたりするだけ。適切なタイミングで行われた場合は効果を発揮することがあるとはいえ、それは原因を根本から治療するものではありません。つまり、それだけでは「根治」させることはできないということ。また、副作用や後遺症などのリスクの問題もあります。

著者は長年、西洋医学と相補・代替治療とを組み合わせた「総合医療」に携わってきた人物。相補・代替治療とは、漢方医学や鍼灸、アロマセラピー、睡眠療法、音楽療法に至るまでの「通常医療(西洋医学)以外の医療」のこと。西洋医学と併用したとき、がんをはじめとした病気の治療に目覚しい効果を示すのだそうです。本書は、その考え方を軸に「自分に合った治療」「自分に合った生き方」を選択できるようになってほしいという思いから書かれたものだということ。医者自身ががんになったときに考えるであろう「24の選択」のなかから、いくつかをピックアップしてみたいと思います。

西洋医療にこだわらず、自分にあった医療法を探す

ほとんどの医者は、患者さんのがんを治したいと真剣に考え、治療計画を立てているもの。ただし医者として患者さんに向き合っている間は、西洋医学、それもガイドラインに記された方針に沿った治療しかできないのだそうです。また、「がんを治す」ことを優先しすぎ、患者さん一人ひとりの価値観や思いを汲み取れないのだとか。しかも医者たちには、忙しすぎるという問題もあります。

一方、著者は患者さんの側の問題をも指摘しています。それは、あまりにも医者に「丸投げ」してしまう患者さんが多いということ。「病院に行けばなんとかしてくれる」と医者のもとを訪ね、医者にいわれたことを鵜呑みにしてしまう。しかし、なにか問題が起こると、医者や病院のせいにして責めたてる。こうしたことの積み重ねが、医療のマニュアル化を招いてしまっている部分もあるのだとか。

でも本来、病気の治療における主役は患者さん自身。特にがんは生命や人生にかかわる病気なので、医者に丸投げしていいはずがないわけです。そこで著者は、もし自分ががんであることが判明したら、まずは勉強することを勧めています。がんとはどういう病気なのか、どんな治療法があり、それぞれどんなメリット、デメリットがあるのかを知るということ。

そして、ある程度の知識を得たら、とにかく主治医に質問をすべき。たとえば「こういう治療法があります」と提示されたら、「その治療を行った場合、奏効率と5年生存率は何パーセントで、延命の可能性はどのくらいありますか?」と尋ねる。抗がん剤の投与を提案されたら、副作用についてはもちろん、「臨床試験でどういった有意差が出たか」といったところまで突っ込んで聞く。そうすれば医者は正確に答えざるを得ず、「この患者はあなどれない」「きちんと情報を提示しなければ」と考えるはずだといいます。そして、そうやって得た情報をもとに、「自分はどう生きたいのか」などを考えあわせ、患者さん自身が治療内容を選択する。それが望ましいあり方だと、著者は考えているそうです。

ここで気になるのは、「しつこく質問したら、医者に嫌われてしまうのではないか」ということかもしれません。そのため質問をためらう人もいるでしょうが、「そのくらいで怒ってしまうような医者と信頼関係を結ぶことができるでしょうか?」と著者。がんは自分の生命や人生にかかわる病気であるだけに、医者の顔色など気にしている場合ではないということ。

だからこそ、最初に治療を受けた医者や主治医の治療内容に納得できないときは、セカンドオピニオンを聞きに行くべきだといいます。それでも納得できなければ、サードオピニオン、フォースオピニオンと、納得できるまで聞いてみる。さまざまな医者の意見を聞くことで、知識も増え、あまり知られていない医療技術や、より自分の価値観に合った治療内容を提案してくれる医者と出会えるかもしれないといいます。(112ページより)

続きはこちら↓
http://news.livedoor.com/article/detail/10825047/





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最終更新日  2015年11月17日 18時27分17秒
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