カテゴリ:癌全般
続きはこちら↓ しかし近年、口腔がん(咽頭がん含む)の死亡者数は増加していて、死亡率は子宮頸がんを上回ったという。口腔がんの撲滅委員会を立ち上げ、12月17日開催の「オーラルケア・フォーラム2016」で講演する、東京歯科大学口腔顎顔面外科学講座の柴原孝彦教授は、警鐘を鳴らす。 * * * 柴原教授のもとに、アイミさん(当時29歳、仮名)が訪れたのは、2015年夏のことだった。 その2週間前、アイミさんは舌の裏のできものが気になり、近所の歯科医院を受診していた。できものは小指の先に満たないほどの大きさで痛みはないが、こすれたりしてしゃべりづらさがあり、なかなか治らなかったという。近所の歯科医院に紹介され、柴原教授のもとで検査を受けたところ、初期の舌がんと診断された。たった2週間で、できものは親指の頭ほどの大きさになっていた。 国立がん研究センターの統計によると、舌がんを含む口腔がん・咽頭がんの死亡者数は年々増加傾向にあり、2012年には7000人を超えた。2013年の統計では、舌がんを含む口腔がん・咽頭がんの死亡率は46.1%で、がんのなかでは10番目に高かった。これは、同年の子宮頸がんの死亡率24.7%(16位)、乳がん19.3%(19位)を上回る数字だ。「口腔がんの死亡率が増加しているのは、先進国では日本だけです」と、柴原教授は憂う。 口腔がんはこれまで、喫煙率が高く飲酒量の多い、生活習慣がよくない中高年の男性に多いといわれてきた。、ところが、日本癌治療学会がんの診療ガイドラインによると、口腔がんの罹患(りかん)者の男女比は変化してきていて、近年は男女比3:2と、女性の比率が高まっているという。なかでも、若い女性に口腔がんが増えていると、柴原教授は指摘する。 「口腔がんが若年化してきていることは間違いありません。私の患者さんでは男性で19歳、女性で22歳が最年少です。最近、16歳の女子高校生に舌がんが見つかったという報告もありました。数十年前では考えられないことです」(柴原教授) 口腔がんが若い人たちに増えている理由は、まだ明らかになっていない。ただ、遺伝的な要因ではないと、柴原教授は考えている。後天的に“慢性的に”“物理的な”刺激を受けてがんが発生するというのだ。 口腔がんは次のような原因で発生するとみられる。放置した虫歯のとがった部分や、歯並びの悪さ、合わない入れ歯で舌や頬の裏側が傷つく状態が続くと、赤や白の潰瘍やびらんができはじめる。これらの異変や初期の口腔がんは、一見すると口内炎のようにもみえるが、痛みがないことが多いため、放置されがちだという。進行してしこりになり、食事や発声に違和感が出て初めて、歯科医師の診察を受けることが少なくない。 アイミさんは、手術で舌を約3分の1切り取った。手術は成功で、術後1週間ほどで食事も会話も問題ないところまで回復できた。しかし、手術5カ月後に頸部(けいぶ)リンパ節への転移が発覚。その後、がんは全身に転移し、亡くなった。 柴原教授はいう。「口腔がんは胃がんなどとは違って、自分の目で確認できます。週に1回でもいいので、歯磨きのついでに自分の口の中を観察して、異変に気づいてください」 1.虫歯や入れ歯の不具合を放置しない 2.口の中のセルフチェックを習慣にする 3.異常(赤と白の色調変化、しこり)を見つけたらすぐに歯科医院で診察を受ける 「この3つを守って、初期のうちに口腔がんを発見、治療しましょう。わが国の全口腔がん5年生存率は56%と低いのですが、初期であれば5年生存率は90%を上回るという報告もあります」(柴原教授) 口腔がん撲滅委員会では、年に1回の口腔がん検診を推奨している。検診を実施している医療機関は、委員会のホームページで検索できる。(ライター・井上ゆき) http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161215-00000180-sasahi-hlth >しかし、手術5カ月後に頸部(けいぶ)リンパ節への >転移が発覚。その後、がんは全身に転移し、亡くなった。 当然ではないか。 原因を取り除かないと癌は再発だって転移だって なんだってあり得るんだからね。 >若い女性に口腔がんが増えていると、柴原教授は指摘する。 若い女性が好きな食べ物の傾向はなんだろう? 【中古】単行本(実用) ≪健康・医療≫ 女性のためのナチュラル・ハイジーン / 松田麻美子【02P03Dec16】【画】【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月19日 14時42分09秒
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