テーマ:食事で思うこと(291)
カテゴリ:アニマルライツ
2008年09月19日 の楽天ブログ記事から
【トウモロコシと牛肉】 テーマ:正しい食育ってなに?(1549) カテゴリ:肉・卵について 『美味しんぼ』を読み返しています。 新たな発見が少なくありません。 「へえ、あの当時にすでにこのことを言及してたんだぁ」 ということもあります。 「 しずかは国際テレビの料理コンテストで、地区代表に選ばれた。 全国6位までに入賞すると、親子でヨーロッパに行ける。 ゆう子:地区代表になったなんて、すごいじゃないの! しずか:ただ、美味しいというだけじゃ、ダメなの。 "21世紀の食生活を豊かにする料理"という条件が ついてるの。 ゆう子:しずかちゃん何を作ったの? しずか:トウモロコシ料理よ。 というのはね、21世紀になると人口が増えて、 世界中が食料難に苦しむと言われているでしょう。 ところが、世界中にアメリカ風の食習慣が 広まって、肉食が盛んになって来てるわ。 でも、肉食ってとても不経済なのよね。 飼料の中でも多いのはトウモロコシなんだけど、 1kgの牛肉を得るために、トウモロコシを 25kg以上使うことになるんですって。 ゆう子:まあ、そんなに! しずか:だから私、考えたの。 人間がトウモロコシをもっと上手に食べたら、 そんなムダをしないですむから、21世紀になって 人口が増えても、食料難にならずに すむんじゃないかって・・・。 」 しかしながらしずかの最後のセリフは解せないですよね。 言っている意味が分かりません。 「人間がトウモロコシをもっと上手に食べる」 ってどういうことよ? あ、そうか。 雁屋さん(原作者の雁屋哲氏のこと)、 逃げましたね? 妥協しましたね? 畜産業界に手心加えましたね? ゴロニャンしましたね? (ひょっとすると編集者側からの要請かもしれないけど) もう一度読んで下さい。 しずか:だから私、考えたの。 人間がトウモロコシをもっと上手に食べたら、 そんなムダをしないですむから、21世紀になって 人口が増えても、食料難にならずに すむんじゃないかって・・・。 おかしいでしょう? 意味が分からないでしょう? そこで南茶手が次のように勝手にセリフを変えてみました。 勝手にセリフ変更その1 しずか:だから私、考えたの。 人間が牛肉をもっと上手に食べたら、 そんなムダをしないですむから、21世紀になって 人口が増えても、食料難にならずに すむんじゃないかって・・・。 >人間が牛肉をもっと上手に食べたら、 これは牛肉を食べる量を減らしたら、と解釈できますね? しかし、これでもちょいと弱いし具体性に欠けますよね? 勝手にセリフ変更その2 しずか:だから私、考えたの。 人間が牛肉を食べなくなれば、 そんなムダをしないですむから、21世紀になって 人口が増えても、食料難にならずに すむんじゃないかって・・・。 ほうら、どんぴしゃりでしょう? >人間が牛肉を食べなくなれば、 >人間が牛肉を食べなくなれば、 >人間が牛肉を食べなくなれば、 ちゃんと、うしろのセリフにつながるでしょう? 『週刊ビッグコミック スピリッツ』 「野菜が危うい〈後編〉」('98年第27号掲載作品)より 美味しんぼ(69) 野菜が危うい (ビッグコミックス) [ 雁屋哲 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年02月11日 17時01分12秒
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