テーマ:癌(3547)
カテゴリ:癌全般
だんだんと樹木希林さんの癌の様子が分かってきた。
俳優の樹木希林さん(本名・内田啓子)が9月15日に死去した。75歳だった。 樹木さんは2005年に乳がんの手術を受け、その後、 全身にがんがあると公表していた。緩和ケア病棟や在宅医療で、 進行がんの痛みの治療をしている廣橋猛氏は、樹木さんについて 「格好いい死に方をされた」という。その一方で 「樹木さんのような死に方は、備えがあればだれでもできる」 とも話す。格好よく死ぬために必要な「3つのこと」とは――。 ■誰だって樹木希林さんのようにカッコよく死ねる 数々の映画、ドラマ、CMなどで活躍された樹木希林さんが 亡くなりました。存在感抜群の演技だけでなく、 生き方から歯に衣着せぬ物言いまで、多くの人の心に残る方でした。 5年前に全身がんであるという告白をされるも、 それからも変わらぬ様子で次々と映画などに出演され、 「本当に末期がん患者なのだろうか」 「全身がん告白は彼女なりのジョーク?」 「体調が悪いといっても、彼女はまた飄々と仕事復帰するに違いない」 などと思わずにはいられませんでしたが、 お別れの日は突然やってきました。 訃報を耳にして、樹木さんは女優としても素晴らしかったけれど、 死に方もまたカッコよかったなぁと思わずにはいられませんでした。 そう感じた方は多かったのではないでしょうか。 では、どうすれば樹木さんのようなカッコよい最後を 迎えることができるのでしょうか? ■1.最善を期待しつつ、最悪に備える姿勢をもつ 樹木さんは、以前から「人間はいつか死ぬ生き物である」と 繰り返し発言されていました。人はいつか死ぬ。 当たり前のことですが、皆さんは本当にそのことを認めているでしょうか。 考えてみれば当たり前のことでも、いざ年をとって老いを感じたり、 なんらかの病気になったりしたとき、どうせ人はいつか 死ぬのだからと割り切ることができるでしょうか。 そんなに簡単にできるわけがありません。 では、どのように認めればいいのでしょうか。 樹木さんは、「がんになって死ぬのが一番幸せだと思います。 片づけしてその準備ができるのは最高だと思っています」 とも発言されていました。がん患者になったことで、 いつか死ぬということをリアルに考えることができ、 そのために死に向けての準備ができるようになったというのです。 がんは日本人の第1位の死因であり、大切な人の命を奪う 憎むべき病です。一方で、がんは心臓病のように突然死する 病ではありません。そのため、本人だけでなく周りの人も、 死に向けて準備できるのです。 ■がん患者は亡くなる1~2カ月前まで元気に過ごせる もうひとつ、がんについてお知らせしたい特徴があります。 がん患者は亡くなる1~2カ月前まで元気に過ごすことができるのです。 図(省略)にがん患者がたどる体力の軌跡を示しました。 図をみてわかるように、ギリギリまで自分のやりたいことができるのです。 ただし最後は急激に悪化します。事前の準備が無いと、 本人も周囲もショックが大きく、悔いを残すことにもなりかねません。 樹木さんは、いつ死ぬかは分からなくても、いつかそのときが くることを受け止め、いつ死んでもいいような生き方をされてきました。 そのような心境になるのは簡単なことではありませんが、 「最善を期待しつつ、最悪に備える」という心構えは、 まねすることができるはずです。 「最善を期待する」とは治療が効果を発揮して、 長生きできることを期待するということです。 治療をあきらめる必要はありません。 しかし死は必ずやってきます。「最悪に備える」とは、 死に備えて準備をしておくという意味です。 ■2.自分の死に方について考え、話し合っておく 樹木さんは、かつて「畳の上で死ねれば上出来」と語っていました。 そして、その言葉の通り、自宅で家族に見守られながら亡くなられました。 人の死に方はさまざまであり、病院で亡くなられる方もいれば、 自宅で最期を迎えられる方もいます。どちらがいいかは人それぞれ、 環境や価値観によっても異なります。ただ、樹木さんは、 自ら自宅で亡くなることを希望し、それを実行されました。 死に方について前もって考えておかないと、急に体調が 悪化したとき、自身で納得のいく死に方とはならない 可能性が高くなってしまいます。 そのためには自分の希望を、家族などの周囲の人たちに、 あらかじめ伝えておくことが大切です。心に中にしまって おくだけでは、いざそのときがやってきたとき、 周囲に正しく伝えられないかもしれません。また、 事前に伝えて相談しておくことは、家族にとってもあなたが 死を迎えることの準備となるのです。おそらくはこのような 話し合いがあったからこそ、樹木さんのご遺族も、 本人の希望を最期まで支えられたのだと思います。 ■3.人生において最も大切なものを知る 樹木さんはあるとき「もう治療はやめにする」と 宣言されました。「ひとつひとつの欲を手放して、 身じまいをしていきたいと思うのです」とも 語っていました。詳細な病状はわかりません。 治療の選択肢はまだ残っていたのかもしれませんし、 無理な治療はしないほうがよい病状だったのかもしれません。 老いてくると、または病が進行してくると、人生の残り時間は 限られてきます。昔はいろいろなことを両立できていたとしても、 死期が迫ってくると体力的にそれは難しくなります。 たとえば、本来がん治療は働きながら受けられるものですが、 体調が悪くなってくると両立は厳しくなってきます。 そのようなとき、どちらか片方を優先し、もう片方を やや犠牲にする判断に迫られます。仕事よりも治療が 優先という判断で休職される方も少なからずいます。(後略) 全文はこちら↓ https://news.infoseek.co.jp/article/president_26217/ >「がんになって死ぬのが一番幸せだと思います。 >片づけしてその準備ができるのは最高だと思っています」 普通の人はこのように考える余裕などないでしょう。 >「もう治療はやめにする」と宣言されました。 やっぱり自らやめたんだね。 あん DVD スタンダード・エディション [ 樹木希林 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年09月19日 14時15分27秒
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