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カテゴリ:思うこと
今日、たまたまつけたテレビに、雅楽奏者の東儀秀樹さんが出ていた。以前放送された番組の、再放送だったようだ。
東儀さんは、事故と病気をきっかけにして自分の人生とは限りある時間なのだということを意識するようになったとか。 それ以来「時計」のコレクションをしているそうだ。 時間というのは、太陽の動きから一年が365日として、そこから割り算して一時間が60分と決められたものであるから、時計は、小さな入れ物の中に宇宙が入っている、と思えるのだそうだ。 中でもお気に入りなのは、「永久時計」。「永久時計」とは、ゼンマイでも電池でもなく、気温の変化をエネルギー源として、何もしないで永久に動き続ける時計だとか。 自分の時間(人生)は有限だけれど、永久時計はその有限の時間を越えて、永久に動き続ける。 祖先が平安時代から奏でた雅楽という、時を越えて今につながるもの(文化)に携わっている東儀さんだからこそ、自分の有限の時間を超えて続いていく時間を刻む「永久時計」に惹かれるのだろう。 自分の時間は限られている。 いつもいつも意識してそう思っているわけではないけれど。 限られた時間の中で、私に何ができるのだろう。 私はどう生きているべきなのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.07.16 22:21:42
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