日々是好日

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• ＢＧＭは「明日」。

  ♪ずっとそばにいると　あんなに言ったのに　今はひとり　見てる夜空　はかない約束先日「僕等の音楽」という番組を見た。その日は平原綾香さんがゲストだった。その歌に心打たれた。あの曲は高校生のとき、吹奏楽部で演奏したホルストの「木星」だ。なんと印象が変わることか。歌声が心にしみ通り、とても深いところからリラックスできる。力を抜いて、心が素に戻っていく感じ。なんとも心地よい、ゆったりした心持ちだ。♪きっとこの街なら　どこかですれ違う　そんな時は笑いあって　会えたらいいのにいろんな思いが巡る。真っ暗な海で漂っているような気持ちだ。さまざまな過去の思い出がよぎる。でもすべてが透明で、静かな気がする。♪明日は　新しい私が始まる・・・やっぱりＣＤ買おうかな。

  2004.04.27

• 元気だなぁ～。

  今日は子どもたちの小学校は遠足。下の子はまだ２年生なので、学校解散１４：２０と早かった。帰宅するなり「○○ちゃんと学校で遊ぶ約束してきたから、行ってきてもいい？」だって。あなたは今遠足から帰宅した所でしょ・・・疲れてないの？　と聞くと、「うん。とってもつかれた～。水筒も空っぽになっちゃったし。」だって。それでも着替えももどかしげに、「すぐ行くって約束したの」と言い、あたふたと出かけていった。なんとも元気だなぁ～。こんなに元気なら、もう少し遠足の距離を伸ばしてもらってもいいんだけどなぁ。

  2004.04.26

• 意外なところで。

  ４日間のパソコン講習が終了しました。続編が５月にあるらしいけれど、もういいかな。あとは独学にしよう。講習のアシスタントの人が、とても珍しいお名前だったので声をかけました。「もしかして、Ｆ君のお母さんですか？」と。Ｆ君というのは、息子が所属するサッカーチームではちょっとしたヒーローです。２００２年にウチのチームが全国大会に県代表として選ばれたときの「要」となったお子さんなのです。するとアシスタントの方は「そうです」と。「やっぱり！　珍しいお名前だから、そうかなぁと思って。」と言うと「そうですよね。だから悪いことはできないんです。」と笑ってらした。そのＦ君が所属しているクラブチームで、「小学生も教えているから来てみませんか？」　とお誘いを受けた。（ご主人が指導されているらしい。）「連絡してくれれば、私が一緒に送迎しますよ」と。なんと親切な！いいなぁ・・・と気持ちがグラリと揺れた。でもそのチーム、ウチの息子が中学生になったら入りたいと言っているチームのライバルチームなのだ。たぶん息子は「行かない」と言うだろうなぁ。息子のサッカーうんぬんよりも、私自身がその人と仲良しになりたいだけかもしれないし。まあ、いいか。とりあえず息子に聞くだけ聞いてみよう。それにしても意外なところで、意外な出会いがあるもんだ。おもしろいなぁ。

  2004.04.23

• 嬉しくて・・・。

  先生はその少女に「そんなに嬉しいことがあったの？」と静かに問いかけた。すると少女は「うん」と頷いた。・・・少女はカウンセラーの先生に、「また手首切っちゃった。今度は深く切りすぎちゃって、入院してるの。ワークショップに行きたいんだけど、病院からダメって・・・。」と電話をかけてきていたのだ。それに対しての先生の答えが「そんなに嬉しいことがあったの？」である。・・・。ごく普通に考えて、手首を切るという行為は自殺するための手段の一つである。そうであるから、ごく普通に考えれば「何かとてもつらいことがあったの？」と聞くはずなのではないか。それなのに先生は「そんなに嬉しいことがあったの？」と言い、少女は「うん」と肯定した。・・・・。この少女に、もし、ごく普通に「そんなにツライことがあったのね。」と声をかけていたら、少女は自分の気持ちはわかってもらえていない、と感じるのだろう。「そんなに嬉しいことがあったの？」と言ったからこそ、少女は安心して先生を信頼し、自分を理解し受け止めてくれていると感じられたのだ。手首を切った少女に「そんなに嬉しいことがあったの？」と、私なら言えるだろうか。嬉しくてたまらなくて手首を切った・・・という少女の気持ちを感じることができるだろうか。まだまだだ。むずかしい。

  2004.04.22

• お墓で井戸端会議。

  毎週水曜日の夜は息子のサッカー練習に、送迎のために出かけます。場所は霊園の中にあるグランド。ナイター設備があり、練習は快適。でも、周りはお墓。自宅から車で、（ラッシュ時なので）３０～４０分ぐらいかかってしまう場所なので、送って帰宅すると３０分ぐらいでまた出かけないとならなくなってしまいます。だから、仕方なく終わるまでグランド横で待機。同じ待機組の保護者と、しばしおしゃべり。それはそれで楽しい井戸端会議場になっています。時にはお湯とインスタントコーヒー持参で。でもね、ふと周りを見回すと、お墓・お墓・お墓。その中には義父のお墓も。不気味・・・とは思わないけれど、なんとも不思議な感じがします。先週は桜が満開で、みごとな夜桜が楽しめました。でも、もう少したつと蚊や蛾が飛び回る恐怖の夏がやってきます。携帯用のノーマットを持って蚊から防御し、手のひら大の蛾が落ちてくるのをよけます。それでもめげずにおしゃべりしてる私たちって・・・？

  2004.04.21

• DVD。

  ウチにはDVDプレイヤーがない。先日、夫が職場で使わないと言うことでパソコンの外付けDVDドライブを持ち帰ってきた。昨日それを接続してみたのだが・・・う～ん。DVDプレイヤーはなくても、サザンのDVDソフトは持っているのでそれで試してみた。やっぱりねぇ。こんなモンだよねぇ。夫曰く「良かったじゃん、見れて。」・・・。確かに内容はわかる。でもね、画像はともかく音がぜ～んぜんお話にならないのよね。再生能力のせいなのかな？　遅いのよ。「ご老人のために聞き取りやすく再生してる、ってカンジだね。」ホント、その通り。あ～。ちょっとばかり再生してしまったせいで、余計にちゃんと見たくなってしまったじゃないの。早く欲しいなぁ、ちゃんとしたＤＶＤプレイヤーが。

  2004.04.19

• さぎさわめぐむさん。

  若くて美人な小説家。一時はけっこうハマって読んでいた。心不全と報じられて、しばらくたったら自殺だったと改められた。まだ３５歳。残念だと思う。ご冥福をお祈りします。今日、帰宅したらポストに一通の封書が入っていた。地方裁判所からの封書だった。とてもビックリして慌てて開封した。中には紙が１枚、債権者各位とある。文面によると・・・県内の某市に住む○○××さんが破産宣告され、破産者○○××さんから免責の申し立てがあったので５月２６日に審尋することになった。特に意見のない人は出席する必要がないが、出頭される場合はこの通知書を持参するように。・・・というような内容だった。いわゆる「自己破産」に関係した文書だった。債務者の一人として、免責に同意しろということのようだ。？？？一体何のことやら。まず第一に封書の宛名が違う。住所と姓はあっているのだが、名前が違う。しかも、中に記されてある○○××さんという名前には、まったく記憶がない。さっぱりわからないので、地方裁判所に電話を入れてみた。すると、差出人である裁判所書記官という人から、○○××さんが昨年暮れごろに封書の宛名の人から借金をしたという申し立てがあった、という。宛名の人は○○××さんの友人で、ウチの住所を言ったのも○○××さん本人だとのこと。住所も姓も合っているが、そんな名前の人はウチにはいない・・・と答えると、書記官の人も困ったような感じだった。「ご家族に確認していただき、該当者がない場合には再度ご連絡ください。」とのこと。なんだか気味が悪い。なぜウチの住所と姓を？なんだかとても落ち着かない気持ちだ。

  2004.04.16

• こんな所で・・・。

  今日来院した３０代半ばの男性。保険証から察するに営業マンさんのよう。「尿道からウミが出る」ということでの来院。未婚、彼女なし。知り合いの女性との性交渉でうつされた模様。・・・とまあそれはよくあること。今日は少々混雑していたのだが、その男性はどうやら待合室で知り合いと出会った様子。そちらのかたは２０代女性。膀胱炎の症状で来ていた。はじめ私は「彼女」なのかと思っていた。親しそうに話していたし、症状からいって同じ病気ではないかと疑われたから。わざわざ医院で診察がてら待ち合わせか・・・と思っていた。ところが帰り際に男性はその女性に向かって「おだいじに」と声をかけていた。あれ？？？彼女にそんな風には声をかけないだろうなぁ。とすると・・・。もしかしてお仕事関係でのお知り合い？お客さま？こんな所で会うなんて。どちらもあまり嬉しくないだろうなぁ。

  2004.04.15

• 障害者になるということ。

  今日、５ヶ月ぶりに来た患者さんが「私、障害者になっちゃったの」と、障害者手帳を差し出した。内臓系の障害なので、見た目は以前と何も変わらない。でも彼女はしきりに「障害者になっちゃった」を繰り返す。よっぽど心の負担が大きかったのだろう。何を隠そうウチの夫も身体障害者である。今から３年半前に障害者手帳を交付された。左足が膝下から義足になっている。ウチの場合は、足首にできる腫瘍を３回手術して取り除き、４回目のときに思い切って膝下からの切断ということになった。足があるときよりも、今のほうが調子が良い。そのぐらい調子の悪い足だった。傷跡も、３回目にはなかなかつかず、入院１ヶ月・自宅療養２週間、松葉杖なしで歩けるようになるまでにそれからさらに２ヶ月。やっと落ち着いたと思ったら、再び痛み出す。もう限界だな、と夫も私も思っていた。だから先生から「思い切って切断しては」という打診を受けたとき、わりと簡単に決断できた。仕事上で支障がないということや、スポーツを趣味にしていたということもなかったので、案外すんなりと決められたのかもしれない。義足の今、行動に制約はもちろんある。やりたいと思うことでもできないことはある。例えばスキー。例えばギア付きの車やバイクに乗ること。例えば子どものサッカーに付き合って一緒に走り回ること。でも、できないことばかりを考えていてもしかたがない。何より以前よりも普通に歩けること。（前は１０分歩くのが苦痛だった。）入院・手術の心配をしなくて済むようになったこと。（１年半～２年おきだった。）そういうことを考えると、今のほうが安心だ。障害者手帳をもらうと、いろんな補助を受けることができる。医療費や交通費、美術館・博物館などの入場料、等々。日常生活の様々な場面での補助がある。これは正直言ってとても助かる。義足や不随するものは決して安くない。数年で交換も必要だ。その費用を捻出するためにも、補助のいろいろは足しになる。だからといって障害者になると得だ・・・という発想にはならない。もちろん健常者のままでいるほうが良いに決まっているからだ。そう考えると、「障害者になっちゃった」を繰り返す患者さんの気持ちもわかる。でも、どうか、できることは精一杯楽しんで、命があることを喜んで生きて欲しいと思う。どうか・・・。

  2004.04.14

• この季節は・・・。

  風邪なのか花粉症なのか、自分でもわからない。とにかく体調が悪いなぁという感じ。鼻水ズルズルだし、とってもだるい。かといって熱があるわけじゃない。でも頭も痛い。イヤだなあ。今朝は鎮痛剤で頭痛を抑えたけれども、こういうとき風邪薬を飲むべきかアレルギーの薬を飲むべきか、とっても悩む。どっちにしようかなぁ。

  2004.04.13

• 画面が・・・。

  パソコンを立ち上げたら、画面が横浜球場になっていた。いつのまに・・・。夫はベイスターズファンで、毎日スポーツニュースをチェックしては溜息をつく日々である。昨日もなにやら長いことパソコンをいじっているとおもったら、こんなことに。まぁ、いっか。しょうがない。

  2004.04.12

• カウンセリング。

  ・・・という題名でメールをもらった。息子が新学期早々にまた学校に行かなくなったということで。なかなか大変だぁ。「イジレル」息子に親はどう接したらよいのか・・・と。うーん。「イジレル」には「イジレル」なりの理由があると思うのだけど。どういうときに人は「イジレル」のか。それを考えれば、少しは道が見えてくるのではないかなぁ。さて、どうやって返事を書こうか・・・。

  2004.04.09

• 彼女じゃなくて彼氏。

  尿道炎だと言われた２０代の男性。先生から「彼女も一緒に治療しないと、また感染しますよ。」と言われて黙ってうなだれていた。そして一言「・・・彼女じゃないんです」と。先生はよくある事だという風に「どこかイイ所に遊びに行ったのかな？　風俗のお姉ちゃんは、けっこうかかってる人が多いんだよ。気をつけないと。」とサラリと言った。それでもその男性は黙っていた。先生は冗談で「違う？　じゃあ彼氏かな？」と言うと、「はい。」と頷いた。なるほど・・・。確かに性病の男性は、彼女や風俗から病気をもらってくるとは限らないのだ。パートナーが男性ならば、彼氏にうつされたということもある訳で・・・。ちょっとビックリ。でも、人の好みをあれこれ言うのはいけないよね。相手が女だろうが男だろうが、病気予防に気をつけないとならないことに変わりはない。・・・と思いました。

  2004.04.08

• いつ？　どこで？

  若い男性が検査結果を聞きに来院した。結果は「淋菌性尿道炎」。いわゆる「淋病」です。性病になるような心当たりはないと、前回の診察で言っていたらしい。初めての診察で「心当たりはない」と言う患者さんは多いので、年齢と尿検査から判断して、性病の検査（尿の中に細菌がいないかを調べる検査。数日かかる。）のオーダーが出ていた。「淋病ですね。とりあえず飲み薬で治療をしましょう。それでも良くないようだったら注射をするので、また来てください。」先生にそう言われて患者さんは驚いた顔。「いつどこでうつったのか、まったく心当たりがありません。」と、今回も同じ事を言う。本当に？心当たりがない。うつるわけがない。そう思っている人が実際は病気を持っていた。ということは？？？気づかないうちに誰かにうつしているということも。コワイなぁ。

  2004.04.07

• 立ちション。

  男性なら立ちションぐらい、当たり前にできる。それが当たり前にできなくなったとしたら・・・。７０代の患者さん。病名は「前立腺癌」。病気の進行を抑えるために、男性ホルモンを抑制する薬を飲んでいる。その影響なのだろうと看護婦さんは言うのだが、立っておしっこをすることが難しくなっているらしい。立つことができないのではなく、ペニスがあまりにも小さくなってしまったためにできなくなってしまったのだ。その上、年齢＋病気のせいで尿の勢いなどほとんどない。チョロチョロどころか、タラタラぐらいなものだ。ベッドに寝た状態では、男性用の尿瓶で取ることは難しいらしい。尻を伝わって、下着やズボン、ベッドまでぬらしてしまう。洋式便器に座ってもらわないと、検尿ができない状態とのこと。薬の副作用ということなのだろうけれど、７０代の患者さんの中にはバイアグラを買う人もいるぐらいなのだから、立ちションすらままならないという状態は、男性としてはなんとも哀しいことなのではないだろうか。

  2004.04.06

• まだ早いかなぁ？

  先日、実家に帰省した折、子どもたちと遊園地に出かけた。その遊園地、花壇がキレイなんです。植えてあるのは季節柄パンジーがほとんどなのですが、たくさん植えてあって、模様になってました。高価な花でなくても、たくさん、植え方を考えて、密集させて植えるととってもキレイ。これはいいなぁ・・・と思いました。ウチの花壇にもやっててみようかなあと。でもね、去年だったか失敗したことがあるんですよ。今時分、ちょうど暖かくなってきた桜の季節頃に、せっせと花壇に花を植え込みました。そうしたらその後急に冷え込んで、お花の半分以上がダメになってしまったの。あーあ、っていう感じです。その失敗があるから、いまはまだはやる気持ちを抑えてる状態。ゴールデンウィークぐらいまでは、花壇への地植えはやめておこう。そう思っているんです。でもねぇ。こんなに暖かいとねぇ。ついねぇ。店先の花がねぇ。なんとなく呼ばれてるような気がしてねぇ。う～ん。困ったなぁ。

  2004.04.01

• 真珠？

  ５０代男性、睾丸に小さい“しこり”のようなものがある、ということで来院。会計時にその人のカルテを見ると、睾丸部分の絵があり、右側のはじに「真珠？」と書かれていた。えっ？？？ペニスに真珠を入れるという話は聞いたことがあるが、なぜ睾丸に？もしやペニスの真珠が睾丸まで移動したの？？？などと、医療従事者にあるまじき想像をしてしまった。診療時間終了後に先生に尋ねると、「繊維腫のような、小さなできものができているのだろう」とのこと。以前、似たような患者さんで取り出す手術をしたことがあるが、まるで真珠のようなものだった・・・とのこと。ほうっておいても大丈夫なのですか？　と聞くと、「まあ大丈夫でしょ。本人が気になって取って欲しいといえば取らないこともないけどね。」とのこと。ふぅ～ん。いろんな病気があるものだ。

  2004.03.31

• のんびりと。

  実家で過ごした３泊４日。仕事や家事におわれることがなく、のんびりと過ごせた幸せな日々。子どもたちとゲームをして遊んだり、一緒に遊園地や科学館に出かけたり。暖かな春の陽気とあいまって、のんびりのびのび、命の洗濯。一年に３～５回ぐらいしか両親の顔を見ることができない。実家に帰ると、そのことが申し訳なくて、寂しくて、少し悲しい気持ちになってしまう。でも、帰る実家があるというのは、幸せなことかもしれない。たまにしか会わないからこそ、両親を家族として大切に思う気持ちが強まる。両親の温かさが身にしみる。ホントはもっと帰りたいんだけどなぁ。もっとゆっくり泊まっていきたいんだけとなぁ。少しの残念さを感じながら、自宅へもどってきました。

  2004.03.29

• 貴重品？

  昨日、ウチの先生から雛人形の絵はがきをもらった。この前の土・日にセミナーに行ったついでに、上野の国立博物館に立ち寄ったとのこと。先生は国立博物館や科学博物館が大好きで、東京に行くとよく立ち寄るらしい。私も東京にいたころはよく行ったと言ったことがあったので、先生も私に話したくなるらしい。国立博物館の売店で、そのハガキを買ったとのこと。昔の古い雛人形の写真。「これさえ飾っておけば、雛人形は出さずに済むだろう」という、ありがたいお言葉付きで。先生は医院ではよく知られる「ケチ」である。職員にくれる物は、薬品メーカーからもらったもの（販売促進のためのオマケのようなもの）か、患者さんからいただいた食べ物だ。その先生が自腹を切って、絵はがきを買ってきてくれたのだから、これはもう貴重品だ！

  2004.03.23

• 「なごり雪」ふたたび。

  朝から雪。いまでもどんどんふっていて、名残雪などというどころではなくなってきている。このまま夜まで降り続いたら、明日の朝はしっかり雪かきしなくてはならなくなりそう。今頃まさか・・・と思っていたのに。昨日は友人の命日でした。今年のように桜の開花が早い年でした。暖かさを感じ始めたこの季節に、友人は雪崩に遭ってなくなりました。でも不思議なもので、山や雪を憎む気持ちは全くというほどありません。むしろ彼の魂が眠る、温かい場所という気がしてなりません。そんな風に思えるようになったのは、時の流れのせいなのかもしれませんけれど。今年も私は頑張ってます！今を一生懸命に生きてます！そう心の中の彼に報告しました。

  2004.03.22

• ムーミン。

  ムーミンが好きです。先日は小説を数冊ネット購入し、昨日はムーミンＨＰでキーホルダー等々を注文しました。２～１０日で発送します・・・だって。早く来ないかなぁ。

  2004.03.21

• 夜尿症。

  １５歳の少年。夜尿症。母親と一緒に来たが、母親がかなり神経質なようす。「子どもが恥ずかしがるので、他の人にはわからないように診察してください。」「他にはどこも悪いところはないんです。」そして診察室に入るなりすぐ「治りますか？」・・・。あのお母さんがついてたら、夜尿症は治らないだろうなぁ。夜尿症＝おねしょ、というのは心の問題と密接な関係にある。幼稚園児で、下に妹や弟が産まれたとたんにおねしょが始まる、という話を聞いたことがあるのではないだろうか。それも、精神的なものだ。お母さんがとられてしまう、もっと兄・姉としてしっかりしないと・・・などと、いろんな心配がおねしょとという形で表れる。こういうときには、その子をお父さんやお母さんが可愛がってやると、じきに治ってしまう。それに似たようなものだ。精神的に安定してくれば、夜尿症は治ってしまう。（おしっこが溜められる膀胱に発達し、夜は尿量を減らすためのホルモンがちゃんと分泌されるように成長していることが条件になるけれど。この年ならもう大丈夫なはず。）先生は「男の子だから、精通して夢精があったりマスターベーションをするようになれば、自然に治ります。」と言った。お母さんは「マスターベーションって何ですか？」と、息子の前で問い直す。・・・ほらね、こんな母だもの。息子はやってられないよ。少年の夜尿症よりも、母子関係のほうが私はとても心配だ。こんな母親はもちたくない。私ですらそう思う。耐えられない。

  2004.03.19

• まさか。

  朝は雨。９時半すぎるころには、みぞれ。１０時ごろには雪。昨日の暖かさから、今日のこんな天気は予想もつかなかった。おどろいた。駐車場の車の上も、家の屋根の上も、畑にも、雪が積もっている。今日はチャリ通勤は無理。義母に送迎してもらった。明日はどうしようか。夫の車を横取りしようか。（笑）

  2004.03.18

• 悪いことばかりじゃないね。

  今日はチャリ通勤。朝、天気もよく暖かかった。「よし、これなら気分良く出かけられる」ところが・・・スゴイ風。しかも向かい風。重すぎて動かないペダル。高校生に抜かされていく。一人、二人、三人。トホホ。息が苦しくなって、ついに自転車を降りた。隣を通り過ぎる車。なんだか妙に気恥ずかしくなって、バッグからケイタイを出した。ケイタイが鳴ったから自転車を降りた・・・風に。深呼吸と溜息をいくつかついて、また自転車をこぎ出す。車で７分の距離なのに、３０分近くもかかってしまった。着いてからも、息切れ＆足ががくがく。仕事にならないじゃん！・・・こんなはずでは・・・。帰りは追い風。そして気づいたのは、行きは上り坂だったということ。帰りのペダルの軽いこと、軽いこと。見た目じゃ気づかないけれど、だらだらとゆるい坂道だったらしい。あっという間。１５分足らずで自宅に到着。自宅前で、近所のおばちゃんに会った。「どうしたの、自転車で。」事情を説明した。あ、そう言えば、このおばちゃんの勤め先のスーパーだった。と思ったらおばちゃんが、「私もやられたことあるのよ。駐車場、狭いのかな。見回りしてもらったほうがいいよね。私、言っておくわ。」と言ってくれた。いい人だなぁ。今回の当て逃げでは嫌な気持ちになることが多かったけど、交番のお巡りさんも親切だったし、おばちゃんみたいに親身になってくれる人もいるし。悪いことばかりじゃないね。よかったぁ。

  2004.03.17

• 別れの季節。

  春は出会いの季節でもあるけれど、別れの季節でもある。私の大切な友も、ついに引っ越すことになった。一人は関西へ。私の住む所と関西は、近くはない。一緒にカウンセリングを学んだ友だった。心穏やかな日々ばかりを過ごせなかった彼女。どうか新しい場所では幸多かれと願うばかりだ。もう一人は隣町へ。私の住む所と隣町とは、車で３０分ぐらいの距離だ。会えないわけじゃない。でも寂しい。彼女にはいろいろな場面で勇気づけられた。私が私のペースで進んでいくために、彼女はいつもサポートしてくれた。彼女のそばにいるときは、飾らない自分でよかった。そんな彼女が遠くなる。彼女は新しい生き方を選んでのスタートなのだから、私は心から応援するしかない。寂しいけれど。

  2004.03.16

• 早く治そう。

  車、明日の午後から修理に出します。スーパーに行ったついでに、一応聞くだけでも・・・と思って店員さんに聞いてみました。「水曜日に車をぶつけられちゃったのですが、どなたか申し出はありませんでしたか？」と。すると店員さんは「あー、当て逃げですね。よくあるんですよね。」だって。・・・。客に対してする返事がそれ？　と、悲しくなってしまいました。「お気の毒でしたね。残念ながら申し出はありませんが、もし今後何か申し出があったらご連絡しますので、連絡先を教えていただけますか？」ぐらい言えそうなものだと思うのだが。当て逃げは当たりまえ。見られてもいないのに、わざわざ相手に言う方がヘンだ。そんな風潮を店員さんの言葉から感じてしまって、寂しい気持ちに拍車がかかってしまった。車のキズを見るたびに、当て逃げされたことを思い出し悲しい気持ちになる。だから早く治そう！月末でないと代車がないと言われたが、そこまで待ってはいられない。修理の間の約４日間、自転車通勤で頑張るぞ！雨が降りませんように・・・。

  2004.03.15

• ・・・。

  やられました。納車して、たった５日なのに。スーパーで「当て逃げ」されました。どうして「当て逃げ」なんて、なんでできるんでしょう。車に乗っている人ならば、誰だって自分の車が大切な気持ちはわかるはず。なのに他人の車を傷つけておいて、知らん顔できるなんて。修理代うんぬんよりも、人の大切な物を傷つけてしまったことに対して、申し訳ないという気持ちになれないことが寂しい。「ごめんなさい」と相手に言うことが、なぜできないのでしょう。車を運転してる人というのは大人でしょ。大人が自分の罪を謝れないというのは、どういうことなんでしょう。「見つからなければいい」なんて。そんな・・・。とても残念です。悲しいです。

  2004.03.12

• 今日のＢＧＭは・・・。

  ビートルズ。アルバム“ＮＡＫＥＤ”から“ＦＯＲ　ＹＯＵ　ＢＬＵＥ”をリピートで。ポカポカと暖かい陽気のせいか、心の中もポカポカ気分。こんなふんわりしたワクワク感に沿うのは、やっぱり恋愛ニュアンスの曲。春は恋の季節。なんだか恋したいなぁ・・・なんて。

  2004.03.10

• BGM

  今　春が来て　君はきれいになった。去年より　ずっと　きれいになった。

  2004.03.09

• 春の足音。

  朝おきたら、屋根の上は雪。庭も雪。犬小屋も雪。夜の間に積もるほど降っていたなんて、全然しらなかった。でも昼間は太陽がぽかぽかと。すっかりすっきり溶けました。これは春の雪なんだなぁ、きっと。お友達の家の庭に、クロッカスが咲いていたっけ。そろそろ春なのねぇ。

  2004.03.05

• 一夜飾り。

  子どもの頃、親に「一夜飾りはいけない」と教えられた。例えばお正月の“しめ飾り”。これを１２月３１日から飾るのは、いけないことだと。もしも３０日までに飾ることができなければ、元旦になってから飾るほうが良いのだと。どうしてこんなことを思い出したかというと、明日が３月３日の桃の節句だからだ。先週中に飾る予定だった“雛飾り”。週の始めは棚卸表の作成で、帰宅後も仕事仕事の日々。週の後半は、土・日の遠征（息子のサッカー）のための準備に追われた。そして気づいたら今日になっていた。でも時既に遅し。今日は前日。今日飾ってしまうと、親が忌み嫌った「一夜飾り」になってしまう。しかたないが、明日の当日に飾ろう。「一夜飾り」を言い訳にして、明日のばしにしている気もしないではないが・・・。

  2004.03.02

• 二面性。

  友人からのメールに「女性は天使と悪魔の両方が存在している」と書いてありました。なるほど、そうかも知れません。でも物事や人には、多少の二面性というのはつきものでしょう。それに私は二面性のある人に対してこそ、興味が尽きないと思うのです。見たまんまの人というのは、確かにわかりやすいという利点はありますが、退屈な気もします。「あれ？　この人ってこんな人だったんだ。」そう思えるときは、わくわくドキドキ。新しく宝物を手に入れたような気持ちになります。「二面性がある」というと悪い意味に聞こえてしまうけれど、私はそればかりではないなぁと思います。結構好きかも、二面性。

  2004.02.25

• おーばーひーと。

  職場のパソコンがボロいので、ウチに仕事を持ち帰ってしまった。そのせいで、土・日はパソコンに数時間向かって頑張った。思った以上に手間取る。思うように進まない。イライラ。そんなこんなで、脳みそはオーバーヒート。嫌だなぁ、こんな休日は。

  2004.02.22

• 命日が近づくと。

  一月後の３月２１日は、友人の命日だ。彼は２３歳のときに山で亡くなった。共通の友人から「遭難したらしい」と連絡が来た翌々日、新聞に顔写真付きで記事になった。会うことはなくても、全く別の場所で別の生き方をしていても、それでも彼は彼らしく存在していてくれる。そう思っていたのに。人が亡くなるということは、残された人にいろいろなものを与えてくれる。私は彼が亡くなってから、自分の生き方が変わったと思う。いい加減に生きることが怖くなった。私の目から見れば、私よりも彼のほうが生きるにふさわしい人間だと思えたから。そんな彼が亡くなり、私は生きている。そう思ったら、それまで自分をごまかしながら生きてきたことが恥に感じられた。自分で自分をごまかして生きる。そんな阿呆なことはできない。強くそう思った。あれから何年もの年月が流れ、今の私はどんな生き方をしているだろうか。自分をごまかしてはいないか。自分に嘘をついてはいないか。本当に求めるものを、ちゃんと追いかけているだろうか。自分が望む自分でいるだろうか。彼に恥ずかしくない生き方をしているだろうか。毎年彼の命日が近づくと、私は自分を振り返る。そして、彼に会うために、報告するために、お墓参りに行こうと思うのだ。

  2004.02.20

• 焦らず原点にもどって。

  不登校の子どもを持つお父さんと、「お友達」という立場でお話を聞かせてもらっている。カウンセリングというと構えてしまうので、あくまで「お友達」として。だんだんと内面に踏み込んだお話ができるようになって、お父さん自身が自分の問題点に気づいてきた。私から見ると、だいぶ変わってきた（変化してきた）ように思える。あと一歩。もう一歩で息子さんは学校に行かれるようになる気がする。そんな手応えを感じていた。ところが・・・。なんとお兄ちゃんのほうまで登校拒否になってしまった。２年ぐらい前にも行かれなくなった経験のあるお兄ちゃん。息子が二人も登校拒否になってしまって、お父さんは落胆している。私もちょっと焦る。こんなはずでは・・・と思う。お父さん自身は変化し、確実に子どももエネルギーが増えてきている。それなのに、どうして・・・と思う。いけない、いけない。私が「どうにかしてあげないと」なんて思うことがいけない。焦るのがいけない。人は自分であるべき姿になろうとする。カウンセラーはその歩みを見守り、信じるだけ。そうだ。原点にもどらないと。今、この一瞬ごとを精一杯。結果なんて、方向性なんて、勝手についてくるものなんだっけ。反省。反省。

  2004.02.16

• 春の雪。

  今朝、目が覚めたら雪が積もっていた。積もるといっても、屋根の上や土の部分にほんの少しだったけれど。道路には全く積もってなかったので、交通には何ら影響はなかったみたい。その雪も昼になる前には、日の当たるところは溶けていた。春の雪かなぁ。今年はこのまま雪かきもなく、無事に冬が終わるのだろうか。嬉しいけれど、いいの？　と思う気持ちも少しある。雪が降るはずの土地に雪が降らなくて、それでも大丈夫なんだろうか。いつもと違うとちょっと不安。でも雪のない冬はありがたいし、２月なかばからじわじわと春を感じる日々は嬉しい。でも少しだけ心配。異常気象？　なんてね。

  2004.02.15

• いつ？

  今日はバレンタイン。土曜日が休みの我が夫は、毎年恒例の「義理チョコ」をもらえなくて残念そう。（たぶん）娘からの“愛”のこもったチョコレートを手にして、目尻を下げている。「ホワイトデーには何がほしい？」とニコニコ。よかったね♪もうすぐ１０歳になる我が息子。今年も可愛らしいレディの訪問はなかったようす。いくつになるとバレンタインでビューだろうか？その日が待ち遠しいような、少し寂しいような・・・。複雑な母心である。娘が父に、母が息子に。そんなバレンタインデーはいつまで続くのかな？

  2004.02.14

• 桜の頃の気温。

  今朝の天気予報で「今日は桜の頃の気温になるでしょう」と言っていた。でもその頃外はまだマイナス４℃。車のフロントガラスが霜で真っ白だった。「まさか～」と思っていた。２時頃仕事を終えて外に出たら、本当に暖かい。確かに天気予報の通りだった。暖かいと家に入るのがもったいない気持ちになってしまう。犬を連れて、いつもより長いお散歩コースを歩いた。「暖かいねぇ。つくしが出てきそうだね。」と犬に話しかけながら。そういえば昨日はスケートリンクの氷が溶けていた。暖かくて見てる私は楽だけど、リンク整備のお兄さんは忙しそうだったっけ。このまま春になるのかなぁ。

  2004.02.12

• ムーミン

  子どもの頃、テレビでムーミンのアニメを見た。とても好きだったが、少しコワイと思うこともあった。それから随分年月は過ぎてしまった。今更ながら、ムーミンがとても気になった。たまたま本屋で手にした一冊の本。そこにムーミンの登場人物が載っていた。その中に「透明になってしまった友達」というのがいた。気になる。とても気になる。というわけで、急にムーミンの本を読みたくなった。ところが探しても探しても本屋には置いてない。少し前には本屋の棚に見かけた気がするのに。仕方がないので、インターネットで取り寄せた。そのうちの一冊を読み始めた。うん、うん。これはハマるかもしれない。

  2004.02.08

• 寒かった・・・。

  子どもたちにせがまれて、スケート場へ。去年も書いた気がするけれど、私はまったく滑れない。だから子どもに教えるどろこか、単なる付き添い。スケート靴さえ履かない。それでも子ども達は元気に二人でスケートを楽しむ。上の子はやっと少し滑れるようになり、今日はカーブが曲がれたと喜ぶ。下の子は滑るというより氷の上を走っているように見える。それでも二人とも上機嫌。「今度はいつ来てくれる？」と言われて、あまりの嬉しそうな様子につい「じゃあ１１日に」と言ってしまった。私はとっても寒いんだけどねぇ。

  2004.02.07

• 遠征。

  息子がサッカーで初遠征に行くことになった。県外、車で３時間ぐらいかな。初めて行く場所。現地に一泊で、二日間の試合だ。「もしかしたら、お母さんは行かれないかも。」と息子に伝えた。行くのを渋るかな・・・と思いながら。返事はなんと、「別にいいよ。」、だって。スゴイなぁ。ちゃんと自立できてるんだ。感心感心。

  2004.02.03

• まさか・・・。

  まさか亡くなるとは・・・。その人はとてもおしゃべりな人だった。縁結びが好きな人で、いままでにまとめたカップルは１０組以上あると言っていた。「私が間にはいると、必ずまとまる。おめでたい話だから、なんともやりがいがあるんだ。」そう元気にお話してくれた。そして、毎月いらっしゃる度にその話をし、「今はこういう人を頼まれているんだけどねぇ」と、私にまでお見合いさせようとしてくださった。（私は既婚なのに・・・。笑）ガンが見つかって、手術よりも放射線療法が良いだろうということで、他の病院に紹介された。放射線療法を終えて、またウチの医院に通い始めた。でも、そのときには、あの元気はすっかり失われていた。毎回くるたびに、とてもつらそうな様子で、「胸のあたりが痛いんだよ」とか「からだかだるくてしかたない」とか、暗い表情で訴えていた。その目には、あの時の輝きは失われ、生きる気力さえも失い始めているかのように見えた。あんなに快活で、楽しい人だったのに・・・。心よりご冥福をお祈りします。

  2004.02.01

• 同伴。

  うちの医院に性病で来る男性の中で、彼女同伴の人がいる。１週間に２～３人だけれども、どうして同伴で来るのだろうといつも不思議に思う。彼女も診察を受ける、というのなら話はわかる。でもたいていの場合、彼女は単なる付き添いとしてやってくる。待合室で膝をつき合わせ、ニコニコと嬉しそうにしゃべっている二人。それでいいの？　と思ってしまう。彼が性病なら、彼女と性的な関係にある場合には、彼女にも感染していることが十分に考えられる。彼女から病気をもらったとも考えられる。それなのに、ニコニコと・・・。彼が性病だとわかっているのだろうか。わかっていてもなお付き添ってくるという気持ちがよくわからない。恥ずかしくはないのだろうか？少しでも長く一緒にいたい、という気持ちなのだろうか。わからないなぁ。

  2004.01.30

• 寄り道。

  今日は仕事が早く終わったので、帰りに本屋さんに寄り道。大好きな作家の江國香織さんの「号泣する準備はできていた」を購入。今回の直木賞の受賞作品だ。「きらきらひかる」～アル中の女性とホモの男性の結婚生活を描いた小説～を読んで以来、江國香織さんが大好き。どの作品を読んでも、心の奥底が揺さぶられる感じがする。いろんな思いがどんどんあふれてくる気がする。それがたまらなく気持ちよい。本っていいなぁと、そんなときにつくづく思う。ぶらぶらと本屋の中を歩き回っていたら、ときどき買う「こころの科学」という雑誌があった。特別企画は「カウンセリングと心理療法　その微妙な関係」だ。これも購入した。カウンセリングを否定的に捉える精神科医の言葉は、心をザワつかせたけれども、勉強にもなる。自分がしようと思っていることを表からも裏からも眺めるためには、賛否両論を知ることは有意義だと思う。

  2004.01.29

• 新車。

  友人（と言ってよいかどうか・・・）が、新車の契約をしたらしい。子ども３人いる父なので、今までのようなスポーツタイプの車はやめて、今度はファミリーカーにした、と。イプサムのシルバーにしたらしい。「最後までオデッセイと迷ったけど」とのこと。あらら～。新しいオデッセイ、いいなぁ・・・と、最近夫と言っていただけに、他人事ながら残念な気持ち。（我が家はオデッセイを買う予定がなかったので、身近な人が買ってくれると嬉しかったなぁ。）「最近のイプサムは、なかなか良いよね。」と言うしかなかった私。言いながらも心の中は「あ～もったいない！」の気分。ところで、私も車をそろそろ考えないとならない時期。３月始めで車検が切れる。１１年も走ってくれたけれど、そろそろエンジン音にご老体の響きが・・・。車種のねらいは決まっているのだけど、カラーが決まらない。新車にしたら気持ちいいだろうなぁと思いながらも、今の愛車をポイするのがなんとも哀しい。まだ走れるんだけどなぁ。でも、車検に出すと直すところがいろいろありそうだしなぁ。あと２年持つかどうかもわからないしなぁ。うじうじと考える今日この頃なのだ。

  2004.01.28

• 偽睾丸。

  今日、ひとつの手術があった。それは、睾丸が片側しかない男性に、偽物の睾丸を入れるという手術だった。所要時間は１時間足らずの、比較的簡単なものだったようだ。ただし、保険適応外なので全額自費。７万円ほどのお支払い。この男性、６０代であるのだが、理由はよくわからないが片側の睾丸を数年前に摘出したらしい。その後、睾丸が片側しかないということが心の傷となって、銭湯や温泉など、裸になる場所に行くことを嫌っていたらしい。でもこのたび同窓会が温泉旅館で催されることになり、懐かしさもあって、どうしても参加したいという気持ちになったそうだ。それにあたって心配なのが、片側が空っぽのフクロ。・・・というわけで、うちの医院に相談に来たのだ。先生は以前にも同じ手術をしたことがあったらしい。なので、偽睾丸の手配もわりとスムーズにいった。睾丸も人によって大きさが違うので、受注生産となっているらしい。注文して２週間ほどで偽睾丸はやってきた。材質はよくわからないがシリコンか何かなのだろう。鶏卵とウズラ卵の中間ぐらいの大きさの、白い丸い物だった。形は卵によく似ている。球もしくは少し楕円のような球形を想像していたが、まるで卵のような形だった。手術自体がそんなに大変なものではないせいもあるのか、術後の患者さんは極めて元気で、晴れやかな顔をしてかえっていった。たぶん同窓会旅行に参加できることも、嬉しかったのだろう。睾丸が片側だけしかないということを気に病んで、心が後ろ向きになっているぐらいなら、７万円払って偽睾丸を入れてもらうことは大したことではないと思う。良かったなぁと思う。これからあの患者さんは、温泉をたっぷり楽しめるだろうから。後ろ向きの心が、前向きになっただろうから。

  2004.01.27

• 青い空。

  この冬は、青い空の日が多いと思う。今日もやっぱり真っ青な青い空。どんな青い空かというと、「天気の良い日のスキー場」の青い空なのだ。本当に青い。美しい。気持ちよい。こんな青い空を見ていると、自分の偽善が嫌になる。そして出会う人ひとりひとりに、自分の偽善ぶりを懺悔したくなる。こんなにも青い空のもとに、私は存在していてもよいのだろうか。そんな疑問すら湧いてしまう。人はだれだって１００％の善人なんかじゃない。誰だって大なり小なりの偽善や悪を含んでいる存在なのだ。それでもこの美しい青い空を見ていると、懺悔せずにはいられない。この青い空のように、私も透き通ることができたなら・・・。そんなことを考える。

  2004.01.26

• （独り言）あれもこれも。

  年が明けて、早くも１０日が過ぎた。温かいお正月に続いて、天気の良い日が続いている。毎日、晴れた空に、雪を載せた山々が美しく映えている。こんなキレイな山たちを写真に撮って、ここの日記に載せることができたらなぁ。どこかの日記を拝見すると、素敵な言葉が並んでいた。気取らず、それでいて毎回心を打たれる言葉がある。いいなぁ。自分の感動を素直に表して、その言葉が誰かの心に響いてくくれたら。いいなぁ。素敵だなぁ。インテリア系の雑誌を立ち読みする。大好きなアジアンコーディネイトされた、くつろげそうな部屋を見つけた。ウチだってもう少し工夫をすれば、こんなにまではいかなくても、もう少しイイ感じになるのではないだろうか。うっとりと写真を見入る。いいなぁ。子どもの同級生が、お母さんとクッキー作りをしたことを作文に書いていた。作るのも楽しい。食べてもおいしい。子どもにとって、とても嬉しい体験ができたようだ。うちの子もこんなことをやらせれば、喜ぶんだろうなぁ。子どもと一緒どころか、一人でクッキー作ったのだってもう○十年以上たつけれど、やってやれないことはないだろう。いいなぁ。楽しいだろうなぁ。あれもこれもと欲張る気持ちが、今年もやっぱり湧いてくる。一年たったとしても、この中のどれだけが実現できるのか。そんなこともわからないけれど、やりたいことばかりは浮かんでくる。まぁ、今年も『同じ、変わらない私』ということなのかもしれない。

  2004.01.11

• ご挨拶。

  ここに言葉を書いている私がいて、それを読んでくださる人がいる。これはとても幸せなこと。この幸せな時間が少しでも長く続きますように。そう願って、今年の締めくくりとさせていただきます。どうもありがとうございました。こんな私を、来年もぜひよろしくお願いいたします。

  2003.12.31

• （医院）いろんな人がいるけれど。

  職員「こんにちは。おかげんはいかがですか？」患者「・・・（診察券を出す）」職員「お変わりないでしょうか。」患者「・・・（うなづく）」職員「今日はお薬をもらいに来たのですよね。」患者「・・・（予約表を差し出す）」職員「わかりました。お座りになってお待ちください。」患者「・・・（立ち去る）」一言ぐらい言葉を発してくれてもいいのになぁ。職員「○○さん、お薬ができました。８５０円です。」患者「君は、新しく入った人？」職員「えーっと（カルテを見る）、○○さんが初めていらしたときからここにいますよ。」患者「そうかい？　見かけない気がしたけど。」職員「受付にいないこともあるので、そうかもしれませんね。もうすぐ３年ぐらいですが、この中では一番下っ端です。」患者「あー、そー。年はいってるみたいだけど、下っ端なんだねぇ。」職員「（苦笑い）気持ちは２０歳なんですけどねぇ。」患者「ははは・・・。私なんかその倍、いや３倍以上生きてるけどねぇ。」職員「・・・・」笑顔で答えるのにも難しいときがあるんですよね。職員「こんにちは。おかげんはいかがですか。」患者「いやー、混んでるかなぁと思って見に来たんだよ。」職員「お急ぎですか？」患者「うん、そうなんだよね。混んでるようなら１２時頃に来ようかと思って。」職員「何時までなら待てますか？　確認してきますけれど。」患者「えーっと（時計を見る）、ああ全然ダメだ。」職員「・・・。どんなに空いていても２～３分で終わることは無理かと思うので、ご用事を済ませてから出直していただいたほうがよろしいようですけれど。」患者「あー、そうだよね。じゃあそうするか。」何しに来たの？　いろんな患者さんが来ました。今年もいろんな人とお会いしました。そして今年は今日が仕事納めとなりました。ふぅ。また１週間後には新たな出会いが始まることでしょう。

  2003.12.27

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