25日(木)
未曾有の大震災を思い知らされる石巻市の訪問でした。今夜も泊まっている仙台で、夕食時ドドッと揺れ、震度5弱でした。皆さん、結構慣れておられるのか、普通に食事を続けて注文しておられました。 石巻市では地元の森山行輝議員さんのご案内で、まず車中で説明をしていただき、JVで建設された瓦礫のものすごい処理施設を見学。死者行方不明者合わせて4千名近く、桁外れの被災ということもあり、広い地域でのダメージを。瓦礫の量も昨日の亘理町での処理よりはるかに多く、地元の雇用を含め一日の施設でお仕事をされる方が約700名くらいとのことでした。その瓦礫の分別や処理方法について見せていただいてから、近くの小学校に避難されたことや、その上の日和山神社などから燃え続けた様子などお話をしてくださいました。議員さんご自身も移動中に津波が襲ってきて、ご自分の運転する車の数台後ろの方はそのまま波に連れて行かれた事などお話してくださり、運命を分けた、九死に一生だったとのこと。いただいた本の79ページからもリーダーシップを取って、生き延びられた様子が良く分かりました。おびただしい車の置き場もあちこちに。1500軒のマンモス仮設住宅地なども巡らせていただき、同じ形で見分けがつきにくいことから仮設を棟毎に絵でペイントされるなどの工夫、生活での孤立化対策や子どもたちへトラウマ対策など、いろいろと気になることもお尋ねしました。森山議員さんの事務所建物には、今もボランティアさんが10名程度ステイされ活動を継続しておられました。ピンク色の市役所(石巻駅すぐそばのデパートを一億つけて譲り受けたそうで)で、そこでお別れしました。一人一人が震災の事をずっと忘れず、もっともっと息の長い支援が必要だなと。被災地へ行けない方は、関連の本などからそこで起こったこと、自分なら・・・と思いを馳せ対応を常日頃から準備する必要性を感じています。携帯の照明はすぐ用意して、バックなどに持ち始めました。