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カテゴリ:おいおい老い
季節が涼しくなったので、湯船にゆっくり浸かることができるようになった。昨夜、湯船で ぼーっと伊豆の亡夫の実家で飼っていた犬のことを考えていた。その頃はもう本格的にで はなかったけれど、柴犬のブリーダーをしていた彼の実家の棚の上には、ドッグショーの 時のトロフィーと、本棚には犬に関する本が並んでいたのだった。
付けてほしいというくらいだから、義父はもう思い着かないほど名付けてきたんだろう。
どうかは不明)産まれた子犬は最初からそういう運命。あの家で犬を飼う目的が、愛玩だ けでなかったせいなんだと思うが、私がいる間は成犬を死ぬまで飼ったことがなかった事 に、後になってそう言えば…と思ったものだった。
だか、いつの間にかいなくなるのだ。亡夫とドライブ中に、あの犬はあの辺りの家にもらわ れて、一度会いに行ったという話をしていたので、どこかへ放置してきたわけではないらし いことだけはわかり、悪徳ブリーダーではないようだった。
て、生後2ヵ月にしては私がそれまで名づけた子犬達よりも、体がだいぶ小さかった。柴に してはなんだかふわっとした感触の、抱き上げるとひょいっとあっけないほど軽い子だっ た。もちろん繁殖させるので、メス。けれどこの豆柴は、義父が亡くなったので飼いきれな いからと、義母がどこかへ引き取ってもらったようだった。
が思い出せない。最後に名付けたのであるから、一番新しい記憶。それ以前の犬の名は 皆覚えているのに、豆柴はまるでスポッ!と抜けたように思い出せない。それは、「ああ、 喉まで出かかっているのにぃ…」というようなものじゃなく、ダルマ落としでスコンッ!と 一つの積み木を叩き抜いたかのような忘れ方だった。 ああ…またか…(-_-;)
れることの質」がちょっと違う感じがする妙な物忘れは久しぶりだった。いくら考えても掻き 消えたように思い出せないので、私が名付けたことさえが、なんだか記憶違いのような気 がしてきたのだった。嫌だなぁと思いながらも、犬の名が思い出せなくて困ることは無いの で、体を洗って風呂を上がった。
『犬の名前を思い出してみよう』と唐突に思った。 『あ、モモだ』 すぐ思い出した。なんだこの、忘れていたことが嘘のような思い出し方は。いったいどこ へ、どこへ行っていたんだ記憶…。まるで接触が悪かった回路が、突然繋がったかのよう な…。
出す前に何を考えていて、何を思い出したのかをすっかり忘れてしまったぞ。つまり、私の 脳はもう満杯で、何かを新たに覚えるためには、記憶を一つ忘れないといけないみたい な、トコロテン状態なのかも。
のだ…( ̄▽ ̄;)ハハ…ハハ…ハハ
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