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カテゴリ:とりとめのない話
ただ今23日の23時20分。ほんの数分前、こんな場所で聴けるはずのない鳥の声が聞こえた。 「キョッキョ…」鶯かと思ったら、「 キョッキョ、キョキョキョキョ、特許許可局…」 ええーーーーっ!信じられない…これ、ホトトギスだけど…(@_@;) 鶯も寄り付かないような場所に、ホトトギスだなんて。
人間の足音に注意が及ばなかった。 そう考えると、たぶん着信音だろうなと言う気がとてもしてきた。 もし本物だとしたら、無事に山へ戻れるだろうか…なんて。いや…着信音に心配なんぞ要らないのよ、私。
3回聴いたのだが、そのうちの一回は一昨日の朝方で、あとは夕方から夜にかけてだった。 「 ケロケロケロ…」どう聞いてもカエルの声にしか聞こえない。 この辺りに、水辺などない。「水辺」と呼べるものは、「排水溝」くらいだろう。 あ、学校にプールもあるか。 けれどカエルは両生類だし、排水溝の水や朝露程度でも生きられはするだろう。
これは私自身に経験があった。子どもがキャンプへ行った時、八ヶ岳の川でオタマジャクシ を捕ってきた。私が世話をして、何匹かはカエルになって水槽から脱走し、そのまま行方不明になった。 鳴き声は聞いていないので、メスだったか部屋のどこかでミイラになってしまったか。 そんなわけで、同じように近所の子どもが休み中に捕まえて持ち帰ったオタマジャクシが、 カエルになって上手く家から逃げ出した可能性は十分ある。
その頃カエルの鳴き声は、数年の間初夏になると毎年聞こえたのだった。 今回同様に、こんな場所にカエルの鳴き声がすることが信じられなかったが、 当時は小学校に小さな池があったので、子どもがオタマジャクシを放したかもしれない。 鳴き声はいつも公園の木の上辺りから聞こえた。 もちろん合唱なんかじゃなく、独唱。 あの頃、ああまた今年も鳴いているなあと思いながら過ごし、 その声が途絶えた時は寂しかったものだった。
何回かの鳴き声は、移動はせずに同じ付近から聞こえたので、歩いていた人の携帯とは考えにくいけど、 うーん、生き物の声を好んで着信音にする人は、きっといるよね。
人の姿は見えなかった。 続けて鳴かないのは、弱っているのかな…。 餌には困らないと思うものの、環境としてはろくなもんじゃない。 最近カラスが増えた。カラスにとってカエルは餌になる。 またカエルの身を心配している。こんなところで可哀想に…同情している。 鳴いているのはオスだけど、他にメスがいる可能性はないだろう。 嫁の心配までしなくてもいっか…。
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