招かざる来客があって掃除を始めたら、ちょっと本気モードにスイッチが入ってしまった。整理を始

　　　　　　めたら片付けものの中に、もうずいぶんと触っていないレポート用紙があった。中を見たらなんと、

　　　　　　夫の最後の入院の時の看護日記の箇条書きのようなものが書いてあった。

　　　　　　なんでこんなものを書いたんだろう。あの頃、日記は日記としてノートに書いていたから、日記から

　　　　　　書きだしたんだろうな。ああ、不思議だなあ… その日記自体は夫の闘病日記と一緒に、丁度１０年

　　　　　　前に捨ててしまった。

　　　　　　そう、忘れもしない２００７年の１２月の大掃除だった。なんだこの偶然は…また１０年後の１２月か…。

　　　　　　え、今日って１２月７日だぞ…(＠_＠;)１０年前に大掃除したのが１２月７日なわけではない。１０年

　　　　　　前の今日は…あれ、８日だったかな。うわ…はっきりした記憶がもうないわ。でも、あの出逢いの公

　　　　　　園の出来事は、７日だったような気がするけど、今丁度「７」に引っ掛かり易くなっているからそん

　　　　　　な気がするのかも。とにかく７・８・９日のどれかだったのだけは間違いないのだ。

　　　　　　これを書き終える頃は日付が変わっているだろうし、７日中に投稿しても、手直しで日付が何度も

　　　　　　変わってしまうだろう。まったく、余計なお世話な機能。あ、スクショでこの下書きを記録しておけば

　　　　　　いいか。

　　　　　　それにしても、悪筆の走り書きで読めんがな…|||||。ー；）

　　　　　　なぜこんなものを書き残したかわからないけど、今となっては二度と読めないはずの当時の看護

　　　　　　日記を、ほんの少しでも読めることになったのは、本当になんて偶然なんだろう。しかも、私以外誰

　　　　　　にもわからないことだけど、よりによって１０年後の１２月７日にだぞ…。いったい誰が、何が、こうい

　　　　　　うことを仕組むのだろう？不思議なことには、もう数え切れないほど遭遇したけど、二度と読めない

　　　　　　と思っていただけに驚くなあ、これは。

　　　　　　それと今日になったのは、招かざる客のおかげっていうのがなんとも。あんまり細かく書けないん

　　　　　　だけど、大家さんがあることを決めなかったら、その招かざる客は来なかった。外で吸ってから

　　　　　　来たんだろうけど、すごい煙草臭い営業マンで、帰った後で換気扇まわしたくらい。なのに夜にな

　　　　　　ってもまだ部屋の中で煙草の臭いがするのにはまいった。あの人は、禁煙しないと営業成績は伸

　　　　　　びないと思う。

　　　　　　で、レポート用紙だけども、ああ…これ、書かれていることが切なすぎる…。

　　　　　　【４月２７日】彼から最後の電話。自力で歩いての、最後のトイレ。

　　　　　　彼は二度目の手術で声を失ったんだけど、内緒話のような囁き声と言うのか音と言うのか、それは

　　　　　　残ったので会話に不自由はなかった。そうと知っていれば、電話でも聞き取れたのだった。声帯を

　　　　　　取ったのではなく、”声帯をつかさどる神経”を取ったとの医師の説明だった。

★　George Michael - Careless Whisper 　★