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2018.10.14
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カテゴリ:とりとめのない話


                                                                                                                 ​​Photo by PAKUTASO​​


           13日朝、ゴミを出しに行ったら、よく見かける野良の白猫が集積所の隅にいた。距離が近かったので

           逃げちゃうかなと思ったけど、そぶりを見せただけで逃げなかった。手を伸ばせば届く距離。

           私の方を向いて「アン」と小さい声で鳴くので、「ごめんごめん」というと「アン」。エサやりさんはコンビ

           ニ袋にエサを入れてくる人が多いので、野良猫はコンビ二袋のガサガサする音に敏感だ。

           「エサじゃないんだよ」「アン」「可愛いね」「アン」。まるで返事をするように鳴くので、たまらなく可愛い。

           思わず撫でたくなったけど、これ以上は情が湧くのでやめておく。でも、ああ、この子を飼えたらいい

           のに。そうしたら私は幸せだけど、この子にとってはどうなんだろう。不妊・去勢手術を受けてこのま

           ま地域猫として、外で自由気ままに暮らすのと、雨風をしのげるけど狭い屋内で一生暮らすのと。安

           全や健康を考えたら、やっぱり後者になるな。

           あ、そうだ。この白猫、たぶんほんの小さなころに見ている。その時のことを記事に書いた記憶があ

           るけど、削除したかもしれない。黄昏時に買い物へ出たら、道路に何か白いふわふわしたものがあ

           った話。逃げないから触りたかったけど、飼えないからやめたこと。

           この辺りになんだか野良ネコが増えたなあと私が思ったのは、ここ7、8年前のこと。その頃宵闇が

           迫ると、建物の横で何かゴソゴソ音がしていることに気が付いて、なんだろな~と思っていた。

           ある日の夕方買い物に出た時、中年の女性が建物の横で猫をかまっているところに遭遇。段差を

           降りるために下にやった視界の隅に猫のカリカリの粒が映り、少し通り過ぎてから『あっ、この人エ

           サやり?』と思ったので、振り返ってじーっと見ていたらビンゴだったらしく、バツが悪くなったのか

           「バイバイ」と猫に言いながら、自転車でそそくさと走り去った。

           この人はその後、ゴミ出しの時などに遭遇。その度に隠れるように自転車で走り去ると、次は来る

           時間やエサをやる場所を変えていた。同じ猫好きなので、気持ちが全くわからないわけではないけ

           ど、一度薄暗がりの公園で猫に囲まれて公園のベンチに座り、満足そうに伸びをしているのを見た

           時は、ちょっと違うんじゃない?と思った。こういう人がきちんとした保護活動のボランティアさんと

           繋がれば、本当にいいんだけど。

​           屋上に糞をされ続けたうちの建物もそうだったけど、糞だらけで使えない公園の砂場。だから使わ

           ない時はシートをかぶせている小学校の砂場。野良猫が迷惑がられていることや、これ以上野良

           猫を増やさないことも考えず、​自己満足だけなら止めてほしいなぁ。

           「私がエサをあげなかったら、この子は死んでしまうかもしれない」そんな勘違いでエサやりさんは誕

           生するんだろう。今やこの辺りには他の地域から巡回して来るらしい数人のエサやりさんと、この近

           所在住で軒先やドアの横にエサを置く人たちがいる。

           他所から来る人も軒先にエサを置く人も、互いに存在を知らないだろう。でも、ちょっと猫たちを観察

           すれば、この近所の猫にやせ細った個体がいないって判ると思うんだけど、それは自分がエサをあ

           げているからだと、それぞれのエサやりさんが思っているのかもしれない。


           その人たちが保護活動をしているわけじゃないのは、いつまで経っても不妊、去勢手術済みの地域猫

           であることを示す耳のカットがある猫が現れないことでわかる。

           そんな状況なのでエサはもう十分足りていて、猫が食べ残したものを鳥がついばむようになり、カラス

           やハトの数が増えた。去年はすぐ近くの木でカラスが営巣し、親カラスが近づく人や猫を威嚇して、深

           夜だろうが早朝だろうがうるさいのなんの。カラスは毎年同じ巣を使う習性があるとのことなので、今年

           カラスの繁殖期前に巣を撤去してもらったが、カラス自体の数が減らないのはどうしようもない。栄養が

           十分足りて繁殖能力があるため、野良猫も悪戯に数が増えるだけ。

           野良猫が増えると糞の害が増えるので、猫が恨まれる。けれどきちんとした保護活動ではないエサやり

           さんは、みつかればエサやりに来る時間や場所を変えるし、当然のことながら彼らが糞を片付けるわけ

           もなく、身勝手で日本中で起きている困った問題のようだ。

           一つだけ、この辺ではもしかしたらエサやりさんのお陰かな?と思うことがある。ゴミの集積所で生ゴミ

           を荒らされなくなった。それは野良猫もカラスもそう。けれど、世の中には凶暴な人間もいることだし、そ

           のことと可哀想な野良猫が増えてしまうことは、天秤にかけられないと思うけれど。



★ Sam Smith - Too Good At Goodbyes ★






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最終更新日  2018.10.16 22:26:23
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