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2019.01.27
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カテゴリ:短歌…だと思う
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貴女に私が必要だったと感じたことはなかったし、
       
                
私も貴女をそう意識したことはなかった。
       
                
互いにそんな資格はないと、思っていたかもしれない。       

やさしい娘でも、母でもなかった。       

私たちを邪魔をしていたのは、互いの気遣いだったかもしれない。 
      
                
なのに、貴女が召されてから私は、
生きる意味をちょっと見失った。       

貴女の遺骨を抱きしめたかった。あの人にそんな風に言われて       

貴女が晩年私に言った言葉の中に、あの人がいたのだとわかった。
       

でも、あの人が秘めた思いのままでいてくれてよかったと、娘は思う。       

そのことがどれほど難しいことかも私は理解している。       

貴女は正式なけじめをつけられなかった。       

今私が苦悩していることは、結局そこに起因しているから、       

気持ちの持って行き場がなくて途方に暮れているのよ、お母さん。       


…と、思っていたら、「
離婚した後でも相続権は消えない」って。       

けじめじゃなくて「はじめ」に起因だなんて、       

私にしかわからない冗談じゃないんだから。       

この今さらの無知からくる脱力感…。       
          

       

★ Chet Baker - Almost blue ★​​​ 


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最終更新日  2019.02.27 03:18:03
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