私が好んでそう活けたかのように、ちょっといい感じに台所の窓辺で伸びていく人参の葉を、今パソコ

　　　　　　　　　　　ンの横へ持ってきた。もう土に植えてあげた方がいい頃までになったけど、部屋の中では葉が徒長し

　　　　　　　　　　　て形が崩れるだけなので、この後伸びすぎた葉は切り取り～の、水替えしてもヘタがぬるぬるして来

　　　　　　　　　　　たらそれまでってことにしよう。

　　　　　　　　　　　うっかりして放置してしまった人参。もう二株が小さな芽を伸ばし始めた。人参の葉ってちょっと繊細で、

　　　　　　　　　　　観賞向きでしょ 。

　　　　　　　　　　　家庭菜園をしている人のブログを読んでいるんだけど、本当に楽しそう。人工物が写っていない畑や

　　　　　　　　　　　野菜の画像を見ているだけでいい。あ～黙々と草むしりとか、畑仕事して過ごしたいなあ…。もう死ぬ

　　　　　　　　　　　までやりたいことができそうになく、仕方がないので人参のヘタ… (^-^)

　　　　　　　　　　　このヘタを入れているリンゴを半分に切った形のガラスの器が、ここへ越してきて間もなくたぶん駅の

　　　　　　　　　　　方で買ったケーキの容器だったと思う。もう何年もそういうしっかりした器に入ったケーキを買ったこと

　　　　　　　　　　　がない。こんなちゃんとした物、ケーキの代金の半分は容器代だったりしそう。和ものの小鉢でもないし

　　　　　　　　　　　何かに使えそうで使えないけど、なんだかもったいないわ可愛いわで捨てられなくて今日に至る。ババ

　　　　　　　　　　　ロアかムースでも入っていたんだろう。

　　　　　　　　　　　そうそう、峠の釜めしのあの釜みたいな感じ。お弁当にそんなしっかりした入れ物要りませんから、もう

　　　　　　　　　　　少し安くしてちょうだい…。でもあの容器は本当にご飯が炊けるので、子どもの頃隣のM枝ちゃんと、庭

　　　　　　　　　　　でお醤油を入れただけの簡単な炊き込みを焚いて食べたっけ。底のおこげがね…んまいのっ o(^-^)o

　　　　　　　　　　　子どもなりに工夫して石を積んで竈を作り、薪代わりの小枝なんてそこいらへんにたくさん落ちてるし、

　　　　　　　　　　　見よう見まねで子どもがガスでも電器でもなく、薪でご飯が炊けた時代。

　　　　　　　　　　　今思えばすごいことよね…。子どもが庭先で火を使って煮炊きしても、誰にも注意されない田舎、そして

　　　　　　　　　　　時代。とてもささやかだけど、なんて豊かな経験だったろうかと、思い出すたびに心から思う。

​★　Youssou N'Dour - 7 Seconds ft. Neneh Cherry　★​