2019年から、YouTubeのアカウントで再生リストをこつこつ作り始め、
年代別やジャンル別で合計33の再生リストになった。
好みの曲は増えていくので、そのうちいくつかは未完。
一つのリストにあまりたくさんの曲があると、一度に最後まで聴き切れないので、
55曲に達したら新しいリストを作ることにしていて、現在全1750曲くらい。
意外と少ないのね…。
昨年夏頃から作り始めた、最高のお気に入りの再生リストがある。
あまりに良い曲が集まったものだから、この記事はその8月の下旬に書き始めた。
他のリストでは特定のアーティストの曲が続かないように配慮しているのだが、
どうしても例外にせずにはおけなくなった、2010年代で4つ目のリスト。
リストの曲を増やすために、他のアーティストでもそうするように、
気に入った一曲から探り始めたら、どどどっと琴線に触れる曲が増えてしまった。
年若い彼女の曲に、ここまで心をがっちり掴まれたことに自分で驚いているおばさん。
特に私は、女性アーティストが滅茶苦茶気に入ることが、滅多にないものだから。
去年の初夏、「Bad guy」で彼女を初めて知った時は想像もできなかった。
あまり多くのものは辿ってこない、心の奥深い場所に入り込んできたビリー・アイリッシュ。
先日リリースされた「007」のテーマを含めて、現在25曲がそのリストに…。
和訳を見ると、その瑞々しい感性に感嘆する。あの長いつけ爪は邪魔そうだけど、
ティーンエイジャーにありがちな、ちょっと背伸びしているような印象はないし、
どこかのアイドルのように可愛い子ぶることなどはさらに無く。
お兄ちゃんと一緒に作る彼女の曲に、癒しという言葉はあまり使いたくない。
彼女の完璧な声と、曲に忍ばせた様々なノイズに耳をくすぐられながら、
ピリピリしてしわくちゃになった心のなんやかんやをゆっくり浸す。
スチームアイロンをかけたみたいに、それがす~っとフラットになっていく感触を、
ぼ~っと味わっているのはなかなか悪くないのだった。
最初に私の琴線に触れた曲が「 listen before i go」だった。
イヤフォンなしでは聴こえないかもしれないが、曲の中に遠雷に似た音が入っていて、
これが私を、なんだかとても懐かしい思いにさせたもんだから、
一気に好きになってしまい、あとはもうのめり込むように…。
★ Billie Eilish - listen before i go ★
これがこの記事に書いた中村医師のお別れ会のTweetに入った時に偶然流れた曲。
★ Billie Eilish - goodbye ★
★ Billie Eilish - I Love You ★
★ Billie Eilish - wish you were gay ★
音楽療法なるものが実際にあるくらいなので、
音楽には何らかの効用があることは間違いないだろう。
最近になって判ったのだけど、私はビリーの曲を聴いていると、
なんと血圧が下がる。
数年前から、降圧剤を一日一回服用するようになった。医師曰くその薬は、
一日中効く薬とのこと。効能が切れる次の服用時間に近づくと、
血圧は体を横たえて安静にしても上が130~140台、下が80台くらいになる。
その服用前の一番血圧が上がっている時間帯に、ビリーの曲にしんみりと聴き入っていた時、
ふと自分の心のフラットな加減が自覚出来たので、血圧を測ってみた。
体を起こしたまま測定したのにも関わらず、降圧剤を服用後に体を横たえて
安静状態で測った時と、同レベルまで下がっていたものだから、びっくり…(@_@;)
この曲など…油断してると涙が出てしまう。
曲に合わせるように鼓動が、ことり…ことりとゆっくりになっていく。
★ Billie Eilish - fingers crossed ★
★ Billie Eilish - my boy ★
はあ…かっちょい~~~~(*´ー`*)
★ Billie Eilish - bitches broken hearts ★
これが彼女の曲の中で、私が今一番好きな曲。
トレーニングされた完璧な音程。歌い方がJazzっぽいと思うんだけど、
私はたいしてJazzを知らないから、違うかもしれない。
曲も最高だけど思わずため息が出るほどクールなMVで、
ティーン・エイジャ—とは思えないこの貫禄に、おばさんは惚れ惚れするのだ。
★ Billie Eilish - idontwannabeyouanymore ★
ああ、選曲が難しいというか、全曲載せたいくらいだからもう…。
英語が理解できたら、きっともう少しちゃんとした感想が書けると思うんだけど、
面目ない…|||||。ー;)
あ、いやそれは違うなあ。音楽は「聴いてなんぼ」だから、
一言の能書きもなく、動画だけ貼っておいたっていいんだ。
ただ、そういうブログがあったとして、
自分はその動画を視聴しないだろうなあと思うので…って言う程度かな。