3月下旬頃のことだった。
自分のことのようにうれしいニュースがあった。
これはそのニュースを知った3月に書き始めたので、
ちょっと今用に直そう。「見えない話」のままですみませんが。
Aさんの奥さんが…。
Aさんの奥さんが退院して、入院してたよおおおおおおおおおおおおおお…。
ん?
何か変ですか?
いえいえ、この通りなんです。
去年12月から3カ月以上もブログの更新がないことが、
どんなに過酷な状況なのかとハラハラさせた。
もうあらゆる手立ては尽くしたと、何か良い方法があったら教えてほしいと、
ブログにしたためてあった去年。
じりじりと焦燥に身をよじるかのような日々を、過ごしていたのだろう。
ただただ妻を助け出すことだけを願って、最善を尽くしていたと思う。
あれは、今年一番うれしいニュースだった。
最初の頃のAさんの怒りは、人としても父親としても無理からぬこと。
善人の仮面を被った鬼畜のような人間が、医師の立場を利用した酷いハラスメント三昧。
いや、ハラスメントではない。Aさんのお子さんと奥さんに対する犯罪行為だと思う。
お子さんやAさんのへの心配から、持病を悪化させた奥さんが入院させられ、
夫のAさんが出入り禁止にされた。
なのに通院扱いにされていて保険の請求もできなかったそうだ。
家族や親族で知恵を絞って、手分けをして安否確認するが、
奥さんの様子が少しずつおかしくなっていき、連絡も取れなくなる。
Aさんは心配で心配で眠れないと。
あんなことは入院治療では無くて、監禁に近いと思うし、
治療などきちんとした医療行為じゃなくて、傷害じゃないの?
それはまさにAさんが「奪還」と表現するにふさわしく、
久し振りのブログ記事を読んだ時はもう、
安堵で嗚咽が漏れるほど泣けて泣けて泣けて仕方がなかった。
裁判をして勝ったのかな?経緯の具体的な詳細はわからない。
でもとにかく、あのにわかには信じられないような、
とんでもない医師が経営する病院から、
やっと奥さんを取り戻し、まともな病院へ入院させることができたのだ。
ブログはリアルタイムで書かれていないので、
奪還まで1年近くかかっているんじゃないだろうか。
よくぞAさん自身が潰れてしまわなかったこと…。
ああ良かった…本当に良かった…。
進んだ。とにかく前へ進んだんだ。すごいぞ、Aさん!
びえ~~~~なんか涙腺がマジで壊れたっぽい~~~~(T-T)
と、その日一日は、記事を思い出してはうるうるしてしょうがなかった。
それから1カ月、奥さんはみるみると回復し、もうすぐ退院できるとのこと。
なんというか…あんなに責任感の強い夫、あんなに頼もしい父親がいたら、
安心して病気になれるなあなんて思うけど、ご本人は死ぬような思いだから…。
それにしても、まともな病院での治療なら一カ月で回復へ向かうのに、
奥さんはいったい何カ月幽閉させられていたのか。
専門の病院へ行った方がよいと言われるほど、奥さんには酷い褥瘡ができていたそうだ。
どうするんだろう。奥さんが退院して落ち着いたら、本格的に例のことを訴える?
でも…それもまた一筋縄ではいきそうにないのと、時間的に金銭的にもったいないような。
お子さんが今落ち着いているなら、またそれを思い出させて鬱やパニックになったらと、
Aさんなら考えるだろう。
あの医師のしたことは社会的に許されるものではなく、法の裁きは受けるべきだろうと思うものの、
あの状況で立件が可能なのか等考えると、医師の方が立場上断然有利のように思える。
家族みんなの平穏を取り戻し、いつも通りの時間をいつものペースで過ごす方が、
この後の人生においてはどれだけ有意義だろうかと考えるかもしれない。
でもそれは、決して泣き寝入りとは違うと思う。
どんなに苦しい内容でも、最後は必ずポジティブに締めくくったAさんなら、
きっとその辺を上手くランディングさせるんじゃないかと思っている。
私達の身近には、反社会勢力のような比較的判りやすいものでなく、
堅気で常人面してはいるが、とんでもない悪人が存在することをAさんが教えてくれた。
今や政治の世界では珍しくもないんだが、日常生活の中となると、これは怖い。
それが一時は家族で心から信頼を寄せていた医師なのだから、悪夢では済まされない。
実名こそ伏せているが、Aさんご本人がネット上に書いているので、もっと解るように書くなり、
そのブログを紹介するなりしたらいいのかもしれないが、それはしたくない。
出会える人だけが出会えばいいのだ。
はあ…それにしても、良かった。本当に…。
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