昨日午後、銀行からの帰りにいつものスーパーへ行った。おおおお、なんと隣の
薬局の棚に、やっと平常通りの紙製品が並んでて、ちょっと感動。
あの記事を書いてから、実に2カ月ぶりのこと。皆さんの地元ではどうでしょうね。でもマスクや
消毒ジェルと言ったものは、うちの近所ではまだまだ品薄です。
食料品の棚も、空いているところは無くなってきたので、一見すると元通りになったかのように見えるけど、
食品によっては「お一人2品まで」というような制約が書かれているので、その効果によるところが大きい
のだろう。それらもそう時間を空けずに、元通りになるかもしれないが、是非とも今回の一連の品薄と回
復の過程を忘れることなく、やがて来るかもしれない食糧危機に備えておかなければと、自分に言い聞か
せることにしよう。
「転売屋」という混乱に乗じて人の弱みに付け込む、悪しき輩が多数いることを踏まえ、そんな奴らに踊
らされ慌てないために、とにかく落ち着いて情報と状況の把握をすることと、買い溜めする必要が極力無
いように、日頃から適度な備蓄をしておくのがいいように思う。
今回学んだことは、備蓄というのはたくさんあればいいというものじゃなく、状況にもよるかもしれないが
やっぱり「適量」ってあるなあと。物というのは普段通りの数、量がそこにないと不安な気持ちに駆られる
というのは、品物がない店舗の棚を見た時のインパクト通りだ。
普段からたくさん買い溜めておくと、視覚的にもそれが減っていくのが不安になって、そこを埋めるために
結局買い溜めを繰り返すことになるんだろうが、その量がもし買えなければこれまた不安は解消しない。
今回経験したように、雨の日は買い物客の出足が鈍ることが解っているだけでも、ずいぶん余裕が持て
た。
備蓄分を使うことなく、普段の買い物のペースで充分間に合ったのも、いくつかの店を目で見たり店員
さんに訊いて情報を仕入れ、慌てることも買い溜める必要もなさそうだと判断したので、一軒の店で買え
なかったら、同じ日に次の店に行くのではなく、別な日に時間を変えて同じ店や別な店へ行くことで買え
た。もちろん、一度の買い物で二つ買うことも、開店前から並ぶこともなく、本当に平常時のままの買い
物で用は足りている。
それくらい余裕をもって減り具合を確認しておけばOKだったのは、ただのラッキーだったのかもしれない
が。「多くの人の考えそうなこと」とは違う行動をとると言うのも、濃厚接触の機会をできるだけ減らすとい
う点でいいのかも。小さい子どもがいるとか、親を介護しているとか家族が多いなど、そうしたくてもでき
ない人の方が多いのだろうから。
ほんと、もうわかっていることだけど、私は田舎では暮らせないというダメ出しをされた感じだな。
疫病禍で人間の行動が制限され、早朝いつもは聞いたことのない鳥の声が聞こえるようになった。普段は
見えないので気にもしないのだが、世界的に大気汚染が減ってきた話題に、4月半ばに屋上で富士山を見
た。何年振りで見ただろう。あんなに大きかったかなあと思ったのは、たぶん富士山の裾の方や手前の山
まではっきり見えたせいだと思う。ってことは、今までお正月などに見ていたのは、富士山の上の方だけだ
ったのね。うわあ、どんだけ空気が綺麗になったんだ~。複雑だなあ、コロナ騒ぎが落ち着いたら、いつも
通りに人が動き出す…。
本日小鳥の声も聞かず、EGO-WRAPPIN'の良恵ちゃんの声で脳を満たす朝。まずは浮世を忘れるための、
深い深い深呼吸ひとつ。そして現実をまた受け止めるために、深く深く深呼吸をもうひとつ…。
★ EGO-WRAPPIN' - Mother Ship ★
|