以前記事にしたいつもの麦茶がいきなり薄くなった件、
その麦茶は結局2パックをポットに入れることにして使い、昨日
使い終わった。ちょうど一ヵ月だなぁ。1パックで済んでいたら、
2カ月持ったのか。ちょっとこれは困るな…。
美味しい麦茶なんだけど、買うのをやめることにした。スーパーの棚を探したら”昔からのあの
麦茶”と言ったら、アラウンド私の世代ならおそらく誰にでもわかる、パッケージの全体に焙煎
した大麦の写真を配したあの麦茶に、ティーバッグのものがあったので本日から使い始めた。
いやあ、なんて香ばしく懐かしい味、懐かしい風味…。私が物心ついた時に、煮出して作ってく
れたこのメーカーの麦茶に、お砂糖を入れて祖母が飲ませてくれた。だもので、私は麦茶とは甘
い飲み物だと認識していて、伊豆で初めて砂糖なしの麦茶を飲んで驚き、砂糖が入ってないと言
って笑われたのを覚えている。
昨日まで使っていた長野県に本社がある麦茶のパッケージには、「砂糖を入れても美味しい」と
書かれていた。笑われるほどのことじゃなかったわけだ。
貧しかったので、子どもには甘くして飲ませてくれたんであろう、祖母の思いやり。夫の家はわ
ざわざ麦茶を甘くしなくても、他に甘い飲み物など飲み放題だったろう。
出逢った頃の夫は筋肉質な方だったが、子どもの頃の写真では少しぽっちゃりていた。中学で体
操部に入ったことが良かったんだと思う。肩ががっしりしていてお尻が小さい、オリンピックで
見る体操や水泳選手の、あの逆三角形の骨格だったな。
話はちょいと飛びますが、昔は一般的に知識もなかったので、親が自分で咀嚼したものを離乳食
として赤ちゃんに与えるという、現代なら信じられないような事をしたようす。近所の、あの出
産時に母親が亡くなった家の子を連れてきては、義母がそれをやっているのを見ていたので、亡
夫がなぜあんなに歯が弱かったのかとても納得した。
義父もまた50代で総入れ歯になったほど歯の弱い人で、おそらくは両親から虫歯菌を移されたん
であろう夫は、二十歳くらいで歯がボロボロになって、100万円かけて治療しなければならない程
だった。
私は特別歯は強くも弱くもなかったけれど、あの夫婦の一人息子と結婚したら、つまり、あ~ん
なことやこ~んなことをするわけですから…(*´ー`*)長男が幼稚園くらいの頃、奥歯が一斉に
虫歯になって治療したのだった。
で、長男ですが、そりゃあ死守しましたよ。大きくなって虫歯治療で痛い思いをするのは本人と、
治療費を出す親ですから。その甲斐あって長男は小学校の頃、学校の歯科検診で医師に良い歯だ
と誉められたと、いつも嬉しそうに報告してくれるほど歯が丈夫だった。
ただし、うちの長男の場合は歯並びが悪かった。なぜか乳歯がなかなか抜け落ちなくて、永久歯
が乳歯を避けて曲がって生えてきてしまうため、歯列矯正を勧められた。乳歯なんてぐらぐらし
てきて、自然に抜けるものと思っていたのに、長男はほとんどの乳歯が歯科での抜歯が必要だっ
た。
その歯科で抜いた乳歯を小瓶に入れて持たせてくれたので、以後抜いてもらうたびにその小瓶に
乳歯を入れていた。その中に一本、隣り合わせた二本がくっついて、一本になっていた歯があっ
て驚いた。調べたら「癒合歯」と言うらしく、頑丈なのでなかなか永久歯が生えにくいという。
歯並びが悪いまま放置すれば、後々虫歯や、手入れが行き届かなくて歯周病などの原因になるた
め、歯列矯正をした。結果として保険が利かない歯列矯正は、100万ちょいかかかったが、歯列
矯正時に徹底的に歯磨き指導を受けた彼は、大人になった今も一本の虫歯もないのだった。
夫は、虫歯になる前は母親譲りの門歯が少し大きくて、笑うとそれがとても可愛かった。長男の
門歯は父親譲りで、笑うとそれが可愛いのだ。夫の門歯は治療で偽物になったけど、長男の門歯
はオリジナルだぞ…(o^-')b☆
私の時代は「良い歯のコンクール」というものがあったけど、ググったらまだあるのね。この辺は
自治体が実施しなかったんだろうな。残念でした。
さて、せっかくの懐かしい味なので、砂糖を入れてみた。ふふ…美味しいな、おばあちゃん味の麦
茶…。なんだかいい歳のばあさんが、ちょっとトトロのメイちゃんの気分…(〃^ー^〃)
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