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興味が無くて見逃し配信などで、最近のドラマなど全く見なかったんだけど、

「よくあれが放送できたものだ」という評判で、TwitterのTLでやけに話題になっていたものだから、

11月の初め頃、3話目から見始めたドラマがある。ええ、例の「​エルピス​」です。

それでDr.コトー診療所が配信されているの知って、そちらも観始めたのだ。


”気になったこと”について、あれこれと加筆しました…<(_ _*)>

以下、ネタバレを含みます。














今週の放送は、たくさんの人が同じことを感じたようだったけど、

”あの部分”は伊藤詩織さんの事件に重なるし、

ドラマの中の副総理の娘婿の自宅で、岸本君が娘婿に取材するシーンでは、

娘婿が自分の中の正義感を権力によって曲げなければならなかった様子が、

私には公文書の改竄を命ぜられ、独り苦悩した赤木敏夫さんに重なって仕方なかった。


娘婿が言う。「家内はとても優しい女性で…」

赤木雅子さんは、どんな時も相手がどの立場の人であろうと、

やさしく思いやるその様子がとても印象深い女性だ。


殺された娘婿の葬儀での、副総理のインタビューを録った記者は、

それを「ちょっと泣けるんですよ」と村井さんに言った。

そう言えば、国葬の時の前首相の弔辞が感動的だったと、話題になったっけ。

村井さんはインタビューが入ったレコーダーを叩き潰した。

『そうだ、やってやれ』心の中で思った。


村井さん、滅茶苦茶カッコよかった…。

あの報道への強い憤りは、（解る人には解る）清水さんの怒りだと思った。

あれは、私自身を含む多くの人の憤りでもあろう。


今週の放送で一つ気になることがあった。私が気がついたんだから、

他にも気がついた人が居るんじゃないかとググってみた。

うーん…ヒットしないなあ…。


GYAO！だと12分過ぎ頃からなんだけど、村井さんが副総理の娘婿と岸本君を引き会せるために、

地下鉄駅の出口で岸本君と待ち合わせるシーンがあった。

12:29頃落ち合った二人が歩き出した時、画面左手奥から黒っぽいスーツにノーネクタイの男性が、

二人を追い越すように歩いてきてそのまま画面から捌ける。


一回見てアレ？っと思ったけど、そのまま内容に引き込まれ、そのことは頭から消えた。

今回なんだかセリフが聞き取れない部分が多くて、もう一度見た。

また同じ場面で「あっやっぱ似てる」と思い、今度は確かめるためにスクショを撮った​​。


髪を後ろに撫でつけた、しもぶくれの…。なんでこんなに似ているんだ、あの元首相に。

ノーネクタイ…あの銃撃の日、元首相はノーネクタイだった。


この第9話に被せたであろう現実に起こったあの事件、この事件。

現実の世界でそれらの事件に共通して関係のある重要人物にそっくりな人が、

権力に翻弄されながら、真実を白日の下に晒そうと暗中模索する者の隣を、

ストーリーに全く関係のない、何も知らない普通の通行人として通り過ぎて行く。


誰かに気づかれなければそれまでのシーンなのに、気づいたらなんてシュールなんだろう。

エキストラだと思うが似た人をつかい、特徴のある頬の部分はメイクで似せている感じがする。

第２話で本物の映像を使ったくらいだから、こんなちょっとギミック的なことも紛れさせてみたの？


スクショより動いている映像の方がより、あっ似てる！っと思いますよ。

12月26日の最終話放送まで、GYAO！にて無料配信で観られます。

そのエキストラは地下鉄駅の出口から出てきて、画面左に歩き出したが画面から見えなくなり、

再生時間12分過ぎから、岸本君の画面左側に注目して見ててください。

スッと画面左に再び入ってきますが、ただの通行人です。まるでパラレルワールドを見ているみたい。


で、このドラマがもう来週最終回だという。

え？ワンクールって、3ヵ月じゃなかったっけ？

内容が内容だけに、いろいろ勘ぐってしまうなあ…。


エルピス ―希望、あるいは災い―

良い面も悪い面も持ち合わせて人間。実にリアルだ。

バランスの取り様は、資質なのか。

「怒りは愛じゃない」昔私にそういった人間がいた。

人それぞれだろうが、人を動かし得る何らかの愛が無ければ、怒れるものか。

良い愛もそうでない愛も。


あの状況から、いったいどう最終話になるのだろう。

でも…現実世界は終わらないのよね…。


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