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2023.03.01
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カテゴリ:星屑ほどの憂鬱
 ​ ​#神宮外苑の樹木伐採に反対します​ ​  

■まだネットなどなかった昔、しばらくぶりで田舎に帰り、友達に車で送っ

てもらった時、在住の場所では見ることができない、畑に植えられた里芋や

らネギやらの様子に、子どものようにいちいち反応する私が、友の目には相

当おかしかったらしい。「なんで結みたいな人が、こんな場所に住んでいる

んだろうね」と、彼女がここへ遊びに来てくれた時に言われた。車窓に流れ

る景色に、雑草の茂る休耕田や自然の緑が途切れない景色だったり、幾重に

も重なる山の稜線の連なりだったり、カクカクと直線的に建物の形のまま狭

くなっていない空だったり、田舎では当たり前の他愛も無いことが、私には

とてつもなく嬉しく、気持ちを抑えられなかっただけなんだけど。

最近西の空が、またビルの形に削られていた。隣町のことなのに、そこがい

つ完成したのかも気づかなかった。けれど私が自然豊かな場所で暮らした時

間より、こんな自然が皆無の場所での生活の方がはるかに長くなっても、何

とか生きていられるのは、窓を開けたら狭いなりにも植えられた公園の木や、

学校を囲む木の緑が存在したお陰だと思っている。それは、町全体から見れ

ば本当にわずかでしかない、まとまった緑なのであった。そんな風だから、

日ごろから自然環境破壊や乱開発や、街の景観を無視した建築物の問題の記

事には、ついつい目が留まっていた。

この問題を知ったのは、昨年ネット署名が始まった時だったと思う。この記

事は、そのころに書き始めたのだ。それ以後、ロッシェル・カップさんが本

当にたくさんのことを教えてくれた。樹木には関係ないが、東京五輪のせい

で築地市場が解体されたとき、五輪を前に海外からの観光客が、一番行って

みたいという築地をなくすなんて、なんという愚かなことをしたんだろうと

思った。あの場所の空気、建物の風情、賑わいを形成する人々の存在。代わ

りのもの(豊洲)を造ればいいという、アホのように短絡的で絶望的な思考。

ただただ利権を求めるだけの人間には、何百年も生きている大木でさえ、た

だの雑草に過ぎないのだろうな。​​​本当に狂っています。​​​

■こちら大阪のケース。あのね、余計なところ(電通とかパソナとか)へ流す

お金があるなら、全国的にそろそろ電線の埋没化を推進したらどうです?景観

がすっきりして、木を植えるスペースも確保でき、街並みが奇麗になりますよ。

■以前アップした別件だけれど、これも本当にひどい。

■ね。電線や電柱が無いぶん街路樹を植えられる。それだけでも綺麗なのに、

街並み全体の景観を統一すると、こんなにも素敵だ。やればできるのに…。





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最終更新日  2023.03.03 01:52:00
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