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ドラマがあるねえ。 最近ね、物理だとか科学だとか、学生の時は大っ嫌いだったんでまるっきり知識がない分野がアツくてたまらないですよ。 いやはや、不確定性原理がね。 何が面白いってさあ、その一つの原理を巡る科学者たちのバトル。 それも、ただ純粋に自分の信じる理論をぶつけ合うわけではないんですなあ。 もうね、嫉妬まじりだったり、新しい提案を受け入れられない人物が自分を守るために超攻撃的になっていたり、とことん人間臭いわけ。 しかもね、そのくせ我々一般人の想像する科学写像を裏切らない、一度討論を始めたら何ヶ月も歩きながら食事をしながら、病気で倒れた相手の別途の横に陣取ってまで、気が済むまで、というか相手が折れるまでとことん討論し続ける姿。 ホント、不確定性原理一つ調べたって、こんなに面白いこと学校で習ってたのかなあ?ってちょっと悔しくなったり、でもしょせん学校の先生なんかに物理学の面白さを説明することなんてできないわなあ、なんて思ってみたりするわけだけど、そこにノンフィクションでここまでドラマチックな人間群像劇をやられちゃうと、下手な小説よりも震えますよ。 そんな面白さを存分に味わえる本が、これ。 そして世界に不確定性がもたらされた この本を読むと、アインシュタインの人間くささも描かれているし、なによりも物理がどのように発展してきたかが上手く物語的にまとめられているんで、読んでいて退屈しないですよ。 そのかわり、インターネットで十分ですから不確定性原理が何かを知らない方は、調べてからの方がいいですね。 ウィキペディアへ ホント、世の中って面白いわ。 どんな物事にも、ドラマはあるんだねえ。 そして世界に不確定性がもたらされた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.25 01:35:31
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