カテゴリ:アッツイ映画
これは興奮する! 京都はいい場所に映画館が出来たねえ。 京都市役所から伸びる、でかい商店街の中にシネマコンプレックスがあるっていうのは最高だね。 名古屋も、大須商店街の中にシネコンが出来ればもっと面白い街になるのにねえ。 久々の京都だったけど、京都の商店街は面白さが増していて、名古屋の大須商店街が寂れて見えるくらいだった。 さて、京都へ行ってなぜか映画を見てきたワタシなんですが、見てきた作品はこれ。 神様のパズル(公式サイトへリンク) 監督は三池崇史ですよ。 さらに、プロデューサーはあの!角川春樹ですよ。 春樹氏の映画は、最近は大作続きの割にはしっ、いや不振続きですからねえ、ちょっと不安があったんですけど、三池監督というところでね、落としどころはしっかりとしてあるだろって思いまして。 あと、まあ色々と裏話を聞いていたこともあって、ぜひ観たくなったわけですよ。 ストーリーは、無から有を生み出すことは出来るのか? 宇宙を創ることは出来るのか? ロックが好きな寿司屋でバイトする青年と、飛び級で大学に在籍する17歳の天才少女のラブコメディーですな。 まあ、とにかく面白かった。 なぜか観客に女性、しかも10代が多かったんですけど、後ろの席からは 「ふぅ~。なんか疲れた。」 って台詞も聴こえてきましたが、それには理由があるんですよ。 なにせ、量子物理学の公式やら、宇宙の定義やらが学生同士のディベートのときはもちろん(学生にフットボールアワーの岩尾がいたのには笑った)、主人公同士の会話でもバンバン飛び交うわけで、その世界に約2時間浸り続けるわけだから、それはそれは頭がフル回転したせいで疲労もありますよ。 しかも、終止ハイテンション。 ラストはホント、フルパワーであり得ない感動シーンですからね。 感想も、素直に面白かったと言ったら、ちょっとおかしいんじゃないの?って思われないかと思えて、そりゃあ友達同士探り合いでしょうよ。 で、出てきた感想が、「なんか疲れた。」 そりゃあそうだ。 でもね、この感想ってこの映画を端的に表していると思うんですよね。 普通、あれだけ一般人には縁遠い量子物理の世界がスクリーンいっぱいに展開されたら、拒否反応が出て集中できないですよ。 それが、「なんか疲れた。」ってことは、それくらい脳がフル回転して完全にのめり込んでいた証拠ですよ。 角川春樹氏が、「この映画は伝説になるかもしれない」って言ったらしいけど、これホントかも。 同時期に、「ザ・マジックアワー」とか注目作も公開されているから、認知度がイマイチな感はあるけど、これは口コミでジワジワと人気が出てくるんじゃないかな。 そして、科学の世界とアクションが融合したエンターテイメントラブコメディーという、世にも珍しい作品として話題になってほしい。 あ~、学生時代に出会えていたら、勉強の面白さ、アートの面白さに気づいて、もっとアグレッシブな学生生活を送れただろうに。 というのは、言いっこなしなんだよね。 因果関係など、ホントは存在しないのだから。 ちなみに、神様のパズルのポスターで谷村美月が着ている衣装は、作品の中では一切出てきません。 ず~~っとジャージ。 でも、それがかわいい。 ワタシの中では、五つ星のオススメ作です! 【DVD】谷村美月17歳、京都着。~恋が色づくその前に~/谷村美月 そして世界に不確定性がもたらされた 対称性から見た物質・素粒子・宇宙 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.16 00:15:58
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