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芸人もサラリーマンも、若手は一緒か? 27時間テレビ、面白かったっすね~。 さんまさんは相変わらず元気だったけど、それよりも驚いたのがたけしさんがあそこまで弾けるとはねえ。 今回は「北野武」ではなく「ビートたけし」だったね。 それにしてもさあ、観ていて情けないったらなかったでしょ。 若手芸人連中 番組冒頭からたけしさんは海に飛び込んでいるっていうのに、若手芸人は何とか委員会か知らんけど、さんまさんの前に仮装して中途半端な笑い顔をしながら座っているだけで、全然焦りの色も見せない。 若手芸人が、まるで中途半端な大きさの企業の役員連中みたいだったでしょ。 年齢から行けば、たけしさんやさんまさんの方が役員やってる連中の年齢に近いっていうのに、やっていることはアツくてどん欲な若手社員みたい。 最初ね、たけしさんやさんまさんだけでなく、ひょうきん族をやっていたテレビマンたちが集まって昔の笑いを引っ張り出している姿を観たときに、 あ~、これはテレビの断末魔だ。 って思ってね、なにか老人の最後の青春を観ているかのようでちょっと切なかったんですよ。 それが、たけしさんがさんまさんのペイントカーで今田耕司さんを敷きそうになったあのシーンで気づいたんですよ。 あ、これって若手への苛立ちだって。 あとね、現代社会に対する閉塞感と不満。 それが、岡村隆さんが車のキーを抜こうとしたけど抜き方がわからなくて、思わず「抜き方がわかりません!」って素直に言っちゃったときに、たけしさんがすぐキーを投げつけたでしょ。 あれほど苛立ちを感じたシーンはなかったですよ。 さらに言えばね、たけしさんが運転する車の前から逃げずに立ちはだかったのは、今田さんだけだったんですよね。 それだけでなく、ペンキのかけ合いの場面でも、あそここそ若手がどんどんからんでいける絶好の場面だったはずなのに、誰一人絡めず(岡村さんのは絡めてないでしょ、あれ。)大物二人を棒立ちにさせたのは、もうねハッキリ言って罪ですよ なんか、しれっとした感じでペンキ缶を渡していた武田信治さんだけが場の空気をわかってた感じすらしますよね。 でも、その場でもう行かなきゃって出て行ったのはやっぱり今田耕司さんだった。 これはやっぱり、ごっつええ感じで相当な無茶をやってきたからなのか、なんとかしなきゃって言うプレッシャーだけで出来る行動ではなかった感じがしますよ。 むしろ芸人としてのプライドを感じたっていうかね。 そんな空気は、エンディングまで延々と続きましたよね。 たけしさんが見せた、ポン菓子の機械を使ったパフォーマンスだって、芸人の良心というかね、芸人のあるべき姿を見せようとしていた感じがしませんでした? なんて言うのかなあ、芸人という存在に本来求められる行動のナンセンスさと、だけどのナンセンスな行動には求める人を無償の笑顔にする優しさがあるっていうかね。 それを若手芸人に行動で見せたと思いました。 でもそれは、裏方のテレビマンも同じ気持ちであったと思うんですよ。 若い奴ら、なに澄ましてやがるってね。 時代が閉塞してきている今、若いヤツがチャレンジしなくて世の中何が変わるんだ!って。 なんかね、今回の27時間テレビは、今まで夢中で駆けてきた人たちが後ろを振り返ったときにバトンを渡せるヤツらがいないのに気づいて、このままではマズいと思って送ってきたメッセージだと思ったんですよ。 もっと面白いと思うことを思いっきりやってみろよ、って。 考え過ぎという人もいるだろうね。 でも、少なくともワタシは自分がカッコいいと思える生き方をしたいと、体の中から震えるくらい思ったね。 すべてはこの楽器の誕生からはじまりました。BEGINによる夢の新楽器『一五一会』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.28 01:19:26
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