新米介護士奮闘（のんびり）記

今回は映画「クレヨンしんちゃん。モーレツ大人帝国の野望」について語りたいと思います。

微妙にネタばれなので映画をこれから見る人は気をつけて下さい。
（もう見た人はぜひ感想をＢＢＳにでも書き込んでください。語り合いましょう♪）　

　映画クレヨンしんちゃんシリーズは元々見るきはなかったんですが友達の彼女に絶対見たがいい。見ないと呪う（嘘）と言われて乗り気じゃないのに見せられたのがこのシリーズを見始めたきっかけでした。

　初めて見たのがこの「大人帝国の野望」なんですが。泣きました。びっくりするほど涙がでました。もろ油断してた分鼻水まで出ました。
あらすじは「悪の組織Yesterday once more（昨日をもう一度）」が大人を子供に戻す電波（正確には過去の世界の住人になる）を出し。春日部市の大人が一斉に子供の頃の世界（70～80年代くらいかな）をモチーフに作られた巨大なドームの住人になってしまう。それをしんのすけ率いる春日部防衛隊（しんちゃん。まさお君。ねねちゃん。ぼーちゃん。かざま君+シロ（犬）が助け出し敵をやっつける。と、言うお話なんですが。
　これがまた、よくできてます。友情。家族愛。そして誰もがもっている昔をなつかしむ気持ちそれがとても美しく描かれているなと感じました。
　そして、この映画にでてくる敵がまた味がある！ケン（だったはず）とチャコの二人が親玉なのですが、ケンの言葉には深みがありますよー。
「昔は、時代、時代の匂いがあった、今の時代には匂いがない」とか映画を見た人にしかこの気持ちは伝わらないかもしれませんが、とにかくイイ！
　それにこれまた心にくるのが野原一家（しんちゃん家族）の家族愛です。
野原ヒロシ（しんちゃんの父親）の記憶を戻すためにしんのすけはヒロシの靴下の臭いを嗅がせるのですが。この後にある回想シーン・・・秀逸です。
そして記憶が戻ったときのヒロシの第一声がまた･･･。


さて、まぁ大方のあらすじ（めちゃくちゃ省いてますが）をみていただいたわけですが。
結局私が言いたいことは「ぜひ！見てみてください」の一言だけです。
絶対損はさせません！大人の方もぜひぜひ。むしろ大人の方（今30～50歳）くらいの方にお勧めします。昔を懐かしむ心、もう戻れない過去だからこそ美しいというのを実感させてくれる映画でもありました。

余談ですが映画に使われている曲がその年代の古い曲が多く、時代の匂いってのを感じさせてくれますよ♪　

さらに余談ですが。時代時代の臭いと人情ってのは深く関係ありますねぇ。
今はスーパーなんかで買い物する人が多いですけど、昔は野菜は八百屋。肉は肉屋。魚は鮮魚店って感じで買い物してたんですよね。金のない学生なんかが来るとあまり物の惣菜をくれたりとかして、「兄ちゃん頑張ってるからオマケ」とか言ってくれるわけですよ。そんな人とのコミュニケーションが不足してきてる今、私達の時代には匂いはないってのもあながち間違いじゃないですね。