カテゴリ:語り系
人生は波乱万丈なにが起こるかわからない!
な~んてこともなく日々仕事に悪戦苦闘している私です。 しか~し。以外と私達の近くにものすごい人生を歩んできた先輩方が沢山いらっしゃいます。 そう。それはお年寄りの方々ですねぇ~。 おせんべー1袋もって近くにすんでる。おじいちゃんおばあちゃんのお宅に遊びにいってごらんなさいな。 おせんべ1袋じゃあまりにも安すぎるような。おもしろい話。恐ろしい話。ほろっと来るような話。などなど素敵な夢の宝箱の紐をほどいて披露してくれますよ♪ と、ゆうことで。今回は私の知ってる。ある、おじいちゃんの昔話なんかを書いてみたいと思います。 山田太郎さん(日本人)(仮)は若い頃、中国のとある町に住んでいました。 太郎さん(父)花子さん(母)と子供三人のとても仲の良い五人家族で別段裕福ではないけれど、日々食べていくのには困らないくらいの余裕はありました。 太郎さんは今でいう警察官の仕事をやっていて。周りの信頼も厚く子供達はそんなお父さんを誇りに思っていました。こんな幸せがずっと続いていくものだと誰もが思っていたのですが・・・。 しかし、そんな幸せも長くは続きませんでした。戦争が始まったのです。 太郎さんは家族五人で屋根裏部屋に隠れてひっそりと戦争が終わるのを待ちました。一ヶ月が経ち、半年が経ち、そしてちょうど一年あまりが過ぎた頃・・・。 ついに恐れていたことが起きました。 敵国の軍人に見つかってしまったのです! 太郎さんの必死の抵抗がこうをそうしたのか。それとも女子供は使えないと思ったのか。軍人に捕まったのは太郎さんだけでした。 太郎さんはあれよあれよという間に鉄道にのせれて敵の国へと送られてしまう運命になったのです。 しか~し、太郎さん伊達に家族を守ってきたわけではありません! 軍人の隙をついて鉄道から飛び降り、怪我をしながらも愛する家族のため中国という広い広い土地を何日も何ヶ月も歩き、時には蛇を食べ、時には雨水を飲みながらついには愛する家族の元へ彼はたどり着き幸せな生活を取り戻したのでした。おしまい。おしまい。 いやー家族を思う気持ちってほんっと~に素晴らしいですねでは。 さよなら、さよなら、さよなら。 っといきたいところですが太郎さんの数奇な運命はまだまだ続きます。 時が経ち、太郎さん一家は日本のK県K市に移り住みます。 太郎さんはT陽デパートという大きなデパートの宝石店売り場で宝石の鑑定の仕事をやっていたのですが。 ある日・・・。そのデパートが火事になってしまいます。 警察官をやっていたこともあるくらい正義感の強い太郎さんはお客さんを逃がしたり同僚を逃がしたりしているうちに自分が逃げられなくなってしまったことに気がつきます。 もはや逃げ場はなく。助けを待つ時間などありません。 ここで彼はあるひとつの決断をします。 「どうせ死ぬなら最後まであがいてやろうじゃないか」 決心した彼はデパートの高層から飛び降ります。 辛くも彼はアーケードの端にひっかかって一命をとりとめ両足の骨折で難を逃れました。 彼が助かったのは奇跡としかいいようがありませんが、自分の命よりも人の命を優先した彼の行動がその結果を引き寄せたじゃないかなぁ。と話を聞いて私は思いました。 なんて色々稚拙な文で書きましたけど、これ。別にその変に転がってるフィクションを混ぜたものじゃなくてほぼ100%まじりっけなしのノンフィクションなんですよ~。 しかも、どこにでもいるような普通のおじいちゃんの昔話♪ (家族の方にも聞いたりしたので嘘ってわけでもないですよ) どうです?その辺のB級映画よりもずっとずっとすごい人生でしょ? もし、この文を読んで貴方が少しでも興味をもったなら。 ほら、そこの駄菓子屋でセンベイ1袋買ってきなさいな。 暇をもてあましてる。人生の先輩が貴方の近くでまってますから♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.20 02:10:30
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