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March 13, 2005
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カテゴリ:素敵な人たち




生き方と食事には、

不思議なつながりがあるって考えているの。

素材の命を生かすような料理をすれば

人も生かされるって。



おむすびもね、

お米が息ができるようにと思って握るのです。

あまりぎゅうっと握ってしまうと、

お米が息ができなくなってしまうから。



食材の命を生かそうとすれば、

それを食べる自分も生かされます。

それが食材に対しても、食べていただく人に対しても

礼儀だと思うのです。

そうでないと、

人のこころに響くものにはならないからです。



今摘んできたふきのとうを

食卓にのぼらせることで、

ふきのとうの「命」が

自分の中に生きていく。




食事は、人を変える

大きな力を持っているのです。



「共に食する」ことは

「共に在ること」を実感しあう体験。

共に食べることによって、

深い絆が結ばれていくのです。




ある線までは誰でもやること。

そこを一歩越えるか越えないかが、

人のこころを響かせるものになる。




静かに座って手を合わせる「祈り」は、

「静の祈り」。

行動することは、「動の祈り」。

静かに座って捧げることだけが祈りなのではなく、

わたしたちが生きて動いていることのすべてが、

祈りに通じているのです。



(今を生きる言葉「森のイスキア」より)







。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



ガイヤシンフォニー(地球交響曲)第二番。

心に傷をおったり、とても疲れたりして、「森のイスキア」に集まってくる人たち。
最初は食べ物も喉を通らない状態の人たちが、
少しずつ心を開き、ごはんを食べはじめる。。

どこからでもみんなの顔が見えるようにテーブルは楕円形。

まんべんなくお日様の陽があたるようにと一日に何度も面を替えて干す梅干。
漬かり具合が気になって夜でも見にいくお漬物。

そして、おむすび。
初女さんの作るおむすびが何故こんなに人の心を癒すのか・・・。

次第に、映像に言葉に釘づけになっていくわたしがいました。


人の手で作るということをマクロビオティックでもとても大切に考えます。
おむすびはお茶碗によそったご飯の何倍もエネルギーがあります。
「思い」と「握る」という陽性の力が入るからです。
頑張って!っていう気持ちで送り出し持たせてあげる
心がこもったシンプルなお母さんのおむすびは
どんな豪華なお弁当にも負けないパワーがあるのです。


ガイヤシンフォニーは一番最初にみる作品がその人に必要なメッセージをもっている。
そう聞いたことがあります。


映画を見たあとの私の顔が変わっていた!と友達が言っていました。
確かにその時、わたしの中で動き始めた何かを確信していたのでした。。


その後、仙台で初女さんの講演を聞く機会がありました。
NYのテロの後、初女さんはNYに飛びおむすびをつくったという話をききました。
お話のなかには、メッセージがたくさんありました。
講演をききながら、涙がどんどん溢れてきました。



もともと子供のころからお料理がすきでした。
実家が商売をしていたこともあり、
夕方は忙しく夕食を作るのは小学生の頃から私の役目でした。

母が自宅の畑から収穫しておいてくれた野菜を見て、
今日は何を作ろうか!と考えるのが日課でした。
母が作れる時はずっとそばに張り付いていました。
台所が大好きでした。

母はとても料理の上手な人でした。
本家の嫁として何かのたびに人が集まる時には、
何日も前からたくさんのお料理を夜遅くまで仕込んでいたものでした。
時のたまてばこ

母は忙しい中でも季節ごとに必ず作る蓬のだんごや笹だんご、
お月見のお供えなど欠かしませんでした。
雪の中で冷やした冬の水ようかんも忘れられません。

わたしには大好きなおばあちゃんがいました。
おばあちゃんは大きなすり鉢でよく和え物をつくってくれました。
床に座り込んでそれを支えるのもわたしの役目でした。
お腹すいたぁって甘えると、
いつも大きなまんまるのお味噌を付けただけのおむすびを作ってくれました。

忙しい両親に甘えきれない寂しさを受け止めてくれたのは、
おばあちゃんのおむすびでした。

農家向けの雑誌「家の光」というのをとっていて時々付録についてくるお料理の本はわたしの宝物でした。
父がとっていた「太陽」という本が好きでその写真に感性を刺激されていました。

絵を描く父は、盛り付けの時の空間や間の取り方に敏感でした。

お正月に来客があり、母が不在だったとき
小学生だった私は、
冷蔵庫をのぞき、蒲鉾を立てて切れ目を入れそこににイクラを挟み
庭から南天の一枝を折ってきてそれに添えて出し、
その後お酒に燗をつけて。。なんてとっさにしたことがありました。
(ずいぶんオマセさん・・・)

その時のことを今でも父は褒めてくれます。

業者さんから来る商品のカタログについているお料理のレシピにワクワクしました。
でも、料理本のなかにある食材は田舎の小学生には見たこともないものも多く、
ひたすらイメージだけで作っていたのでした。
オーブンがないから魚焼きのグリルを駆使してお菓子を作りました。
おやつには、寿司酢をつくり自分で海苔巻きをつくったり。

イメージで味を作り出すのが好きなのはその時があったからなのでしょう。
そしてなにより、自分が作ったものでみんなが幸せな顔になるのを見るのが好きでした。


そして、今。。
いつしかウチにごはんを食べに来る人が増えていきました。



自然界の中の自分。

植物のもつエネルギーと癒し。

「いのち」をはぐくみ「ココロ」を癒す「食」。

そして、幸せな顔を見るために作るお料理。



わたしの中ですべてが繋がってきています。。


思いのたな卸し。
自分でも予想しなかった日記の流れになっています。
今、自分の思いの原点をもう一度確かめる作業をしている気がします。





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最終更新日  June 21, 2009 03:33:43 PM
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