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June 7, 2005
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カテゴリ:素敵な人たち
「はっぴい・はっぱ」のイベントの取材で、
40年以上銅製品を作りつづけていらっしゃる職人さんに会いにいきました。


銅の鍋で小豆を煮ると甘味が増し、色もきれいだといいます。


3月24日の日記であんこのことを書いたとき、
かりんさんが入れてくれたコメントで、
昔、かりんさんのお祖母さまや伯母さまが
あんこ専用の鍋を持っていたというのを読んでから、

ずっと気になっていたのです。

きっと、それは銅鍋に違いない!と。



おりしも、笹だんごWSのため大量のあんこを仕込んでいた私。
またこのタイミングのよさはなんだろうと思いつつ、
取材にうかがう日を心待ちにしていたのです。



偶然取材の担当が400年続いている銅製品のお店だったのも、
手打ちの銅鍋がずっと気になっていたからかも!と
笹だんごを手土産に、ワクワクしながら出かけました。


社長さんに案内されて事務所の奥の扉をあけると。。

まるでそこはタイムスリップでもしたような空間が現われました。


職人さんが、銅の板を金槌で叩き立ち上げて鍋やいろんなものを作る技術は、
見ているとまるで魔法のようでした。

銅職人さん


大判焼きの型を日本で始めて開発したのもこのお店だという話も、
仙台の老舗の和菓子屋さんが餡を練っていいる鍋もすべて作ったという話も、
仙台の花火屋さんが火薬を丸めるために使う壺もすべて作っているという話も、
仙台のあちこちにある職人さんの作品の数々の話も、

すべて、「へぇ~。。」の連続でした。



大判焼きの穴を開ける型↓

大判焼きの型



職人さんが話してくださる話に引き込まれ、
あっという間に2時間がたっていました。



でも、なにより見せてくださったマメが固まった手の指に、
寝ていても腕が金槌を叩いているように動いていると話す笑顔の奥に、

15歳の時からずっとここで銅を叩き続けてきた誇りを感じました。

それでも、1ヶ月叩かないと感覚が鈍るとおっしゃいます。

手


一番よい状態でいいものが作れるようにするための道具を作る。
そこに対する思いは、純粋で確かな強さがあり、圧倒されるほどでした。

それは「道具」であってすでに「芸術品」でした。



昔から使われている日本の暮らしの「道具」の素晴らしさに
最近とても惹かれています。

道具を作る職人さんの思い、
それを大切に代々使う物への思い、
そしてそれを使って作るお料理への思い、
家族への思い。

みんな繋がっているから、

こうして大切に作り使われた道具には
きっと魂が宿る気がするのです。




もう手打ちで銅の製品を作れる職人さんは彼以外いないといいます。

彼がやめたら。。

一緒に行った大学院生の若いスタッフも、
同じ気持ちでいるのがわかりました。



帰りにショールームに並んでいるおおきな鍋や銅の製品を

来た時とはまったく違う気持ちで見つめる二人でした。

銅の鍋


彼が手で打ったあんこ専用のお鍋がほしい!

近いうちきっとまたここで鍋を抱えているだろう自分の姿が見えて。。

その鍋であんこを幸せそうに炊いている姿も見えて。。










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最終更新日  June 9, 2005 09:25:53 PM
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