Ｈａｐｐｙ　Ｓｍｉｌｅ～ノンとチェリーの英語育児日記～

ある日、学校から帰ってきたノンが「今度の朝礼で皆の前でスピーチすることになったんだよ。夏休みに頑張ったことを話すんだって。」と興奮した様子で話してくれました。
せかせかと一枚のプリントをランドセルから取り出し、「おうちで清書してきてくださいって
先生言っていたよ。」
それは先生が書いてくれたノンのスピーチ原稿でした。
夏休みに頑張った計算カードで新記録をだしたことが先生の目にとまり、そのことを朝礼で話すことになったようです。ノンからインタビューして先生が書きあげたスピーチ原稿を見て、夏休みに親がかりで仕上げた読書感想文みたいとおかしくなりました。

乗り気では全くないけれど、弱気でもないノンがちょっと意外。
ついこの間やった読書感想文の清書疲れが残っていて、また「清書～」と嫌がってはいましたが。
何でも、一度断ったようなんですが、先生に説得されてやる気になったようです。


後日、スピーチ原稿のことで先生からお電話があり、少しお話が出来ました。
今回の朝礼でのスピーチは、自分から前に出ようとしないノンに自信を持たすためのいい
チャンスと先生が思われ、ノンを選んでくれたようです。
「背中を押してあげれば、ちゃんとできる子ですから」とおっしゃっていました。
先生には、淡々とサクサクした印象を持ってたんですが、結構見てくれてるんですね。
30人を超えるクラスの中からノンを選んでもらい、気にかけてもらえたことが嬉しいです。


当日は私もこっそりビデオ持参で見に行きたかったんですが、体育館でやると聞きあきらめました。
てっきり、校庭でやるんだと思い、朝礼は朝早いので、チェリーの幼稚園の送りはどうしようかと私がぐるぐる頭を悩ませている横で、「出張で朝早いから俺は無理だよ」とまるで他人事の主人。
一緒に悩んで、残念がってくれてもいいのに。
あとで場所が体育館と知って、「ほら、初めから見れなかったんだよ」ってしたり顔。


肝心のスピーチは、先生から連絡帳に「落ち着いていて、とても上手でした」と褒めてありました。ノンに聞くと、「緊張して、一度つっかえちゃった」と少ししょぼんとしてました。
いやいや、ママでも全校生徒の前でスピーチなんてしたら、きっととちってるよ。

地域の運動会で、足が早くもないのに、人数調整でリレーに出たり、人前に出る試練が増えてきました。
もうすぐ、ピアノの発表会もあるしね。
小学生になって、ますます人前に出ることを嫌がり、目だたないでいようとしているノンですが、こうして思いもかけない機会をもらい、いい経験になったと思います。