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カテゴリ:ネコ
どんぐりんは何度聞いても『パパはペンギンさんにゴハンを
あげに行っている』『今日はペンギンさんと帰ってくる』と 言い張っている。 もちろんオットは会社に行っていて、ペンギンのお土産は無し。 結婚6年目に妊娠するまで、我が家の愛猫ミニーは オットと私の愛情を一身に受けて暮らしていた。 それどころか、私の両親、Maiにも可愛がられていた。 ところが私は妊娠すると、ミニーに構っていられなくなった。 (それ以来トイレ掃除からシャンプーまで、オット担当) それどころか『赤ちゃんが生まれたらネコはどうするの?』 などという声まで聞こえ始めた。 その頃の私たち夫婦は、ネコ可愛さに、ネコより自分の 子供を愛せるものだろうか?などと、真剣に案じていた。 ところが長年孫を待ち続けていた義父母や、お節介な おばサマが言うのだ。 赤ちゃんがいたらネコは飼えないよね、と。 これには猛反発した私たちだが、実際こういう理由で 捨てられたり手放されるペットは少なくないのだ。 ペットの里親募集のHPには『妊娠したため』という理由で 里親を探している人をけっこう見かける。 でもね…いくら子供の方が大事だからといって、それまで 家族同然に暮らしていた動物たちなんだよ。 そんな無責任なことで、親が務まるの?というのが、当時の 私の気持ち。(今もあまり変わってない) アレルギーの心配だって、飼いかたを間違わなければ さほど問題ないと思う。 ネコアレルギーなどと、ネコが悪者にされがちだけど 世話をする人間に原因がある場合も多いのではないか。 うちではどんぐりんにアレルギーがあるとわかってから、 ネコのせいにだけはされたくないと、掃除機だけは小まめに かけている。 完全室内飼いだし、トイレ掃除も頻繁にする。(オットが) あとは毎日ブラッシングをすればなお良いのだけど。 義母はネコが赤ちゃんに乗って窒息させるだの、引っかくだの 心配していたが、そんなこともなかった。 (世間的にもよく言われるらしい) どちらかというと臆病なミニーは、嫉妬心もあるのか、子供 には全く近寄らなかった。 今では動物大好きの娘が無理やり抱きついたり、撫でたり しているけど、迷惑顔で我慢している。 我慢し切れなくて、噛むフリをしたり、そっとネコパンチを 繰り出すことはあるけど、決して本気ではない。 最近ではどんぐりんはミニーのゴハン係を買って出て、毎晩 ネコ缶を取り出し、『みっちーちゃん、ごはんよー』と呼ぶ。 ミニー相手に絵本を読んだり、ネコベッドにオモチャを運んだり けっこういい遊び相手のようだ。(ミニーには迷惑か?) 動物を怖がらず、興味を示すのもミニーのおかげなのだろう。 そんなわけで、ネコと赤ちゃんの同居は心配するようなことは なく、我が家の場合は、かえって良い事ばかりだった。 妊娠を理由に、ペットを手放そうとする人がいたら、どうか もう一度考え直し、思いとどまって欲しいと思う。 おりしも子ネコ誕生のシーズン、里親募集の掲示を見るたび 心を痛め、幸せな出会いのあることを祈らずにはいられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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