ののじの田舎の散歩道

　うひゃ！うひゃ！ひゃひゃひゃひゃひゃ・・・・・・・・あじぃぃぃぃ～～

　　　　　暑中お見舞い申し上げます

　車のドアを開けると・・・・・・・

　なんじゃぁ　こりゃあ～～～！！

熱気がムワァ～～　というか　ドバァ～～！！って感じで襲ってくる

うっ　　死　死んでしまうわ

ハンドルは焼けているし　ドアまで熱い　むき出しのうでなんか触れたりしたら

ジュッ なんていって焼けど確実だわなぁ

こんな状態でシートに座れなんて まさに拷問だ

ごうもん　ゴウモン　拷問　　拷問・・・・・・・・・

といえば

ちょっと前に右目にゴミが入ったのですよ

間が悪く振り返ったとたんにね

その時はさほど気にならなかったのですが　

まあ 痛くもないし知らないうちに取れてしまうでしょ と高をくくっていたのです

その夜　横になってTVを見て大笑いをしていたときに「ゴロ」っと異物感がきた

ウッ！　咄嗟に目を押さえた　擦ってはいけない

涙が流れる　異物感に目を開けてられない

う～～～～たまらん

涙で流れてしまえとがんばるも出るのは涙ばかりか鼻水まで出てきた

たまらず洗面所で洗い流すも成果なし

次の日病院の待合室で

顔を抑えてシクシク 鼻をすするいいオッサンがいましたとさ

オイラだよぉ～～～ん

　どおしましたか？

むっ　女医さんだ　しかも若い！！

あのぉ～目にゴミが入って　そりゃあ痛いのなんのってなんとかしてください先生！

あらあら真っ赤　いたかったでしょ？

目が開けられないんです

しげしげと覗き込む　やたらと顔が近い　なんか恥ずかしくなってきて

目をそらしたいけど目が痛くて逸らせない

あら！？　一つ見えるわねと手に持ったものは

細筆描き用マジックペンのキャップほどの大きさの綿棒

先生そ、そんな大きいものでゴミが取れるわけ　　あっ！・・・・・ひどい

案の定目の中の水分を全部吸い取ってくれたようで、ひええぇぇぇ～

な、なに？なに？なんなんだこのヒト

もう痛いとか目が開けてられないとかそんなこと吹っ飛んでしまった

じゃぁ麻酔の目薬を点しますよー

と麻酔目薬を点されるも乾いた目には刺激が強すぎるのか

あまりの沁みる痛さにうつむいてしまった

コイツ毒でも盛ったか！

本気で疑った

おかげで両目から涙があふれ滲んで前が見えない

（潤い補充はOKだよね）

じゃあコチラの診察室で治療しますのでと誘われるも

涙で滲んで見えませんというと手を取ってくれた

やさしぃー　

わぁーやわらかい細い手　いいなぁー

今思うと女医さんの手だったのだろうか？　

年配の看護婦さんもそういえばいたよなぁ～　まあ いいや

通された部屋は暗くこんな状況でなければドキドキしてしまうところなのですが

つっかかりつっかかりながらも椅子に座り

ハイここにあごを乗せてください　言われるままあごを乗せた

レンズ越しにオイラの目を診る機械だ

暗い部屋で青いライトを目に当てられレンズ越しにオイラの目を診ている

お互いの顔と顔の距離が近づきすぎる

このままチュウが出来そう　イヤ出来る距離だけど機械が邪魔で

ただ見つめ合っているだけ

麻酔が効いてきたのかそんな余裕がでてきた

へぇーカワイイ目をしているんだこのヒト（女医さん）

先生これでいいですか？

看護婦さんが聞いてきた

イヤこういうヘラじゃぁなくて　　カギ状になっているハリのような

たぶんこんな会話だったと思う

ハ、ハリで目を突くの？

ビビッてしまった

えっと　目を強制的に開かせる器具をつけさせていただきます

なんか目を閉じさせないようにする拘束具のようだ

ハリと拘束具って　SM　・・・どんなプレイだよ！

もうまな板の鯉　好きにして

やはり目にいくつか刺さってますねー

ゴリゴリゴリ

ああああ　ごむたいな

他人の目の中をゴリゴリ擦っている

ずぅ～～っと目を開きっぱなしのオイラ

なぜか両目で開きっぱなし　

片方閉じればいいのになんかワケわかんなくなっちゃって開きぱなし

その目からまるで巨人の星の明子姉ちゃんのように涙が出てる

あの涙はウソじゃない！

ホントに出るものなのだ

涙で滲む女医さんの顔

　はい刺さっているのは取れました　まだ目に異物感を感じますか？

目を閉じてグルグルしてください

んーーなんか良くわかんないや

じゃぁ　目を洗い流してみましょう

受け皿のようなものを持たされ　目の下の頬にあてる

　ハーイ 洗いますよー

洗浄水が目の中に・・・・・・・・・・・・・

つ、つめたっ！　あまりの冷たさにびっくらこいた

ちょちょ　なにも冷やさなくたって！

常温で充分じゃぁないですか！

冷たさが異常にしみるぅぅぅーーっ！

右むいて　はい左　上ー 下

うううううううう言われるまま目を動かす従順なオイラ

もぉいい？・・・・・・　先生もぉいい？　　　　お仕舞い？

もぉいいってば先生

長い長い　もーおぼれるような気持ちのうちで終わった　

やれやれヒドイメニアッタ・・・・

ハイどうですか？　まだ異物感はありますか？

・・・・・・・んーーなんか良くわかんないや

・・じゃぁもう一回洗いましょうね

　えぇぇぇぇ～～！

　もういいよ先生

さあもう一回・・・・・

イヤイヤをするオイラ

受け皿を渡され泣く泣く頬にあてると　ジョボジョボ洗いはじめた

ひぃぃぃぃー

冷たいよー　もーいいよー　先生もういいってば

たまらず逃げ腰のオイラの足を両足ではさみ逃がすまいとする先生

こんな状況でなければ天国のはず

オイラにはこの女医さんが

「オラァオラァ　目を動かせ！　右！　左！　上！　下！そうー そうだ！！」

と見えた

もうSM　

あなたは女王さま？

　気分転換に一枚

これってアザミ？

トゲがあるだけに女王さまに良く似合う感じ