伊豆ツーリング1日目・その2
はじめの計画ではちょっとだけ海岸線を走ってすぐに内陸にシフト、と思ったんですが、予想以上に海がきれで、あと、クルマのペースも交通量も思ったよりは悪くなかったので、予定変更。海岸線をしばらく進むことにしました。 ただ、目的地に近づくにつれ海岸線はマップル的にはお勧め色じゃなくなるので、途中で内陸にシフトです。 戸田まで海岸線で降りて、内陸に向かいます。海岸線を左に曲がると目の前にいきなり大きな山脈・・・。(うわぁ・・・。伊豆って結構高い山があるんだ・・・。上のほう、木が生えてないなー。まさか森林限界?そんな高いの?) 突然向き合った山の高さにちょっと面食らいました。いまからあれにぶつかる?結構近いぞ? とー、段々ヘアピンが増えてきて、ぐんぐん標高を稼いでいきます。この感じー、あれだ。噴火後いけてないけど、御岳山頂を目指すルートの雰囲気に似てます。 でも、路面状態はよくてグイグイいけます。こりゃー面白えー!とー、ここで分岐。右に折れます。 あー、なんだー?さらに高速ワインディングルートっぽい?ガシガシ、フロントを突き刺していきます。あー、ブーツできたほうがよかったなー、と思っていると段々分かってきた。ここ、尾根筋のスカイラインなんだ。下からみて森林限界エリアにみえたところを走ってるんだなー。 雰囲気はいいぞー。どこか写真撮れる所はー、あった!緊急停車。 パーキングから山頂に歩いていけるハイキングコースがありました。そんな予定は無かったんですが、時間もあるので、ハイキングコースを登っていきます。 でー、振り返ると・・・。 いいねー・・・。この雰囲気は志賀草津高原道路とか、ビーナスラインに似てるなー。コース全景も確認できたし、山頂ハイク終了。戻ろうと振り返ると・・・、 マウント・フージー!おー、絵に描いたようなお姿。建物が写ってないし、かすれ具合がなんか、幻想的?こりゃー蓬莱山だ。仙人いるな。へー、きれいなもんだ。伝説の蓬莱山に数えられるのも納得。 そう、ここは、 スカイラインだったようです。普通はここを目当てにくるライダーが多数だと思うのに、まったく認識してなかったので・・・。こんな良質なロード、伊豆にあったんですね。知らなかった・・・。全体的に伊豆の路面状態はいい気がします?紀伊半島とは大違いです・・・。 さあー、再出発です。 再出発ですがここで誤算。あまりにロードがよくてペースが速すぎ!ちょーっと宿に早く着いちゃいそう?ってことで、途中から得意の1.5車線舗装林道に入ります・・・。 落石、落ち枝なんかかわしながらクネクネ行きます。死に掛けた左手に悪いです・・・。 なんとか麓に降りてきました。再び快走路に復活です。で、何回か見かける「わさび」スポット? 伊豆って、わさびが有名?ちょっとインプットされました。より道のおかげでチェックインできる時間にはなりましたが、目的地手前の道の駅で寄り道するとー、たまに出かける愛知近傍スポット、明治村、大正村みたいな道の駅でした。 伊豆、というかこの辺からは明治文明開化のころ活躍した偉人が多そうで、その方たちゆかりの建築物っぽいです。 へぇ・・・、と歩いていると道の駅を出ちゃいました。いやー、のどかだなー、と歩いていると、建物が・・・。 建物の壁に書かれた文字がー、 っとー、今回の宿を図らずも発見です!あー、結構な佇まいですねー。もうチェックインする?いやいや、これは中に売店とか期待できないので、途中にあったコンビニに戻って夜食を買い込みました。 空腹だと眠れないので・・・。 で、4時過ぎになったのでチェックイン!バイク乗り歓迎宿ホームページに乗っている宿なので?駐輪場には先客のハーレーが。 さてさて・・・、玄関をくぐると・・・。誰もいない?早かった?「すみませーん!」 呼んだら奥から女将さん?が登場。(お?きれいな、いや、かわいらしいひとだなー。) 予約した○○です、っていうと、宿帳とか書かないんですね!お風呂場の説明と夕食の時間の確認くらいで部屋の鍵をもらえました。 お風呂は、小さいので?入浴時は「入ってます」掛札をして、中から鍵をかけて入るスタイルのよう。ま、いいけどね。 さー、部屋にはいって、とりあえず、寝転びます!まー、部屋はこんなもんでいいかねー、ひとりだし。 ご飯はお腹が空いていたので一番早い6時にしてもらいました。その前にお風呂にいったら、「入ってます」掛札・・・。残念、ご飯後です。 で、ニュースをみていたら、女将さんが大きな木のトレイにのったご飯を運んできてくれました。「食べ終わったら、食器はこの中にいれて部屋の外に出して置いてください。」 という、部屋食のスタイル。あ、こりゃあ何回も入ってこられないので、気楽な方法。これはこれで悪くない。悪くないんですがー、並べられていく量をみているとー、(結構多いぞ・・・。) いや、宴会でもこれくらい食べるんだっけ?よく分からなくなってきました。「このお刺身、ひとり分ですか!」「えぇ、たくさん食べてくださいね。」 おー・・・。って、気になるものが卓上に・・・。「これは・・・、なんですか?」「わさびです。ご自分ですってお召し上がりください。茎がついているのは珍しいですよ。ここは早く悪くなりますからー。」 マップルを見ていたるところにわさびの文字。実際に走ってきた所にもわさびスポットが多数。伊豆ってわさびが有名なんでしょうね。 で、すってみましたが、意外に辛くないやさしい風味でした。 さてー、これをひとりで食べるにはスピード勝負。脳内が満たされるまでの2、30分が勝負です。でも、煮魚も、刺身も、てんぷらもごはんと合うなー。空腹もあって、おかわり4、5杯。おひつも空になりました。 ふぅ・・・。死にそうなくらい満腹・・・。完食! で、このあとふらふらお風呂に行くと、「あいてます」の掛札。 お風呂は入れて2人くらい。確かに大きくないけど、湯は温泉だ!熱めのお湯がー、痛んだ身体に効くー・・・。あー・・・、お風呂から出たくない・・・、くらい気持ちいい・・・。 いやいや、満腹、さっぱりです。 部屋に戻って、明日のルートなんかを検討して、ナビに入力していきます。いつもなら小腹が空いてくるころですが、さすがに空腹感を覚えません。コンビニで用意した非常食?は不要でした。 って、敷いた布団の上で気づいたら11時前には寝てました。いやー、疲れてたんでしょうね、やっぱり。満腹御膳でした。