手ごわすぎるカウルリペア・・・、の途中経過
誕生日にゲットしたGSXの中古テールカウル。結局10月の連休のツーリングはキャンプじゃなくて宿をとってしまいました。 行こうと思っていた伊豆方面のキャンプ場が結構高いのであきらめた、ってのもありますが、一番は対サイドバッグ傷対策にしようと思っていた中古カウルのリペアが間に合いそうもないからです。 途中経過を記事にするのも嫌なくらい悪戦苦闘。3日に届いたからほぼひと月かけてデカールを除去できました。 想像通り?デカールの糊の除去が最悪でした。細かくみればまだまだ糊残りがあるけど、今までの苦労を考えたら、残るは残党処理くらいなので一応完了報告です。 本当は、どうせ傷がつくのを前提としたリプレイスなのでデカールは剥がさないつもりでした。 ただ、擦り傷どころか地が見えるほどのガリ傷。それくらいは目立たなくできないか、試してみました。イストのタッチアップに使ったブルー塗料。 なんとなく色合いが似てそうだったので、これをちょっと塗ってみることにしました。 マスキングを剥がしてみると・・・。うーん・・・、やっぱり地の黒を隠ぺい出来ず、目立ちそうです。コンパウンドで平たんに慣らしても、この色味の差は何ともならない気がします。こういうのが1か所くらいなら構わないけど、結構至るところにガリ傷。この方法じゃあきれいになりそうもないです。 では、悪夢への第一歩を・・・。デカール張り替え&再塗装を決意。デカールの端を爪でがりがりしてみます。 お?ちょっと剥がれた? あー、欠けちゃった・・・。 鋭角部のほうが剥がしやすいです。失敗は許されません。思ったよりは硬化してないけど、なんとかデカールを摘まめたら、破れないように慎重に剥がしていきます。何度もちぎれて、その都度慎重に摘まみなおして。まるで火おこしのような慎重さです。 で・・・最悪の結果に。一番苦労する糊の部分が全部本体側に残ってしまうという事態。これを剥がすのはやっぱり大変。ネットでみても市販のシール剥がしなんか効かないみたい。自分も効いた試しがありません。 でも、その分みんないろんなものを試してて情報はいろいろあります。その中で、あるサイトで次点でよく効いたのが液体ワックスとのこと。安いし量も多いので買ってみました。 あとスクレーパーは必須。これも200円くらいから各種あるので一緒に買ってきました。液体ワックスを噴霧してスクレーパーでガリガリしてみます。 ・・・。 してみますが、さすがワックス?はじかれちゃって流れ落ちてしまいます。浸透する気配ナッシング。うー、じゃあ一番効いたというシリコンオフ。これ、昔直塗装した際の残りが少し余ってました。ただ、安くないので液体ワックスにしたんですが、本命はどうでしょう? シュッと吹きかけてしばらく放置。臭いはきついけどまだしみ込んでくれてそうな雰囲気。そこをスクレーパーでガリガリ。すると、糊の部分がメロっと剥がれ始めました。 これで少しはペースが上がりました。ただシリコンオフは残量がなかったので途中から灯油に換えました。刷毛で塗ってはスクレーパーでガリガリ。 ただこれも曲面の具合によっては、そもそもスクレーパーが空いて、剥がせないところもありました。なので、ある所から紙やすりで落としに入りました。磨いてみるとわかる残っている糊の部分の多さ・・・。ダークグレー部が糊残りの部分。 紙やすりじゃあ終わりが見えません。また灯油をかけては、小さめのスクレーパーでガリガリ・・・。少し糊を落としては紙やすりで磨いてみて、あまり変わってないことに愕然。 この不毛な作業を2週間くらい続けました。 その後、ある秘密道具を投入。作業ははかどり、あらかた残った糊を除去することができました。それはまた気分がいい時に記事にしてみます。それでも約1月かかりました。大きなデカールが4か所あったので、死闘4回です。 ただ、残った糊の部分を集中的にガリガリしたので、面が歪んでないか心配です。やっぱり薄付けパテをもって、深いガリ傷とひずみを埋めてみることにします。 いやー、長かったです。貴重なテスト勉強期間だったはずなのに、まったくやれてなくて焦ってます。まあ、現実逃避で没頭してたのもあります。ひとまず、地獄はぬけました・・・。