4/28その1 久しぶりの関東方面へ
4/28日曜日。予定より1,2日早くGWのツーリングに出発することになりました。行先は4月の自分の恵方の北東へ。北東が出たらずーっと行きたかった場所があります。今年そこが出たのラッキー。絶対行きたい、でもGW前半の天気は月曜夕方から雨の予報。なので急遽日曜出発になりました。 キャンプ場も土曜日に急遽予約したところ。なんかホームページでみてもイージーなキャンプ場じゃなさそう。地図にもナビにも出てこない。航空写真でみても施設が確認できないという不穏さ。現地でドタバタがあると困るので早めに出ます。ということで4時半スタートです。月明かりがきれいです。さすがにここはスマホで撮影。 今回の目的地はそんなに遠くないです。急遽キャンプ場も手前側にシフトしたので、走っても300kmちょい。 まずは山梨に向かいますが、諏訪、茅野あたりから南下するか、静岡側から北上するか。 帰りはR299メルヘン街道で帰りたいです。そこは快走したいので交通量が少ない午前中に通過したい、ならそっちは2日目。行きは静岡方面からにします マイルールは基本、高速を使わないってことですが、静岡を横断する手ごろなくねくね3桁国道がありません。ちょい酷道、遠回りすればなんとかつなげられか。 ということで今回はいままで走ってなかった県道63と川根本より東サイドのR362を使って清水方面に抜けてみます。ここを走破するのが今回ツーリングの目的。通行止めがあるためかわからないけど、ナビがどうしてもつなげてくれません。万が一の通行止め等に備えての早めの出発でもあります。 関東圏へ下道で行こう、それも酷道をなるべくつなげて。ほんと頭おかしいです。だんだん感覚がマヒしてきてます。 今日は場所によっては真夏日。だけど・・・、2日目も考えて3シーズンジャケットで出発。 朝はまだまだ寒い。ちょうどいい。交通量が増え始める前に郊外へ逃げ込みたいです。 1か月前に給油して放置してました。2日目の早朝、R299を走ることになるので、GSがない区間。逆算すると、今日ガソリン満タンで終わっておきたいです。キャンプ場までたぶん給油タイミングギリギリ。できるだけ余裕をもって近づきたいので、郊外パートに入る手前のR1号で給油してから山間に入ります。1か月で揮発したのか、結構給油できてしまいました。でも逆に言えば、しっかり満タンに。これで安心して静岡横断に入れます。 新城、引佐、天竜と進みますが、いつもの第一休憩ポイント、道の駅鳳来三河三石付近は濃霧でした。 尿意はあまりないけど、この先は酷道。トイレがないので排尿は済ませておきます。ここで今回のツーリングのお供ホルガでパチリ。うまく撮れてるかは家に戻ってからのお楽しみです。 すぐにピットアウト。引佐方面へ。ダム沿いのいい道なんですが、早朝の東進の悪いところ、朝日の逆光。ほんと目がくらみます。実際はこの光の中にクルマがいます。怖いです。 今回の走破したいルート、まずは県道63号。なんですが、ナビ任せで走っていったんですが、どうも思ってるルートと違って南寄りのルートを選定してるみたい。ナビには経由地を10か所しか入れられないので、前半部分を少し間引きました。そのせいで街よりに流されてしまい、信号につかまります。出てきた標識をみると県道40号か。やっぱりずれてる。 それでも森、川根本町なんていう見知った地名が出てくるので、だんだん大井川、寸又峡方面へシフトして行っているのは間違いなし。 今回ナビのおかげで初めて走った県道パートだけど、川沿いは気持ちいいな。これはこれで快走です。 やっと三倉地域から想定の県道63に合流。川根本まで39kmか。地味に距離があります。クネクネしてるからかな、距離だとそこまで離れていないように思えますが。 いつも東進に使うR362西サイドよりは比較的走りやすいかな?あっちは左手パンクするので。 うっ、県道63号は集落を貫いているのか。こういう道か。たまにある。飛び出しに注意。 集落を抜けると、微妙に路面が荒れてきた感じがします。なんかペースがあがりません。 川根まで14km。これは応援かな、それか慣れてない人には絶望なのか。個人的には交通量がない貸し切りロードのほうが楽しいと思えます。 ふぅ・・・、街に降りてきました。ここで尿意。どこかに寄らないと。この辺には道の駅が何個かあるので寄るにして、それにしても寸又峡に近づいているのが不本意というか。たまにツーリングでくる寸又峡。そんなに近いイメージはないし、今日は駿河湾方面に近づきたいのに南アルプスの山麓に向かってるという。まあ、R1号とか高速使うのも面白味はないけど・・・、なんだかなぁ。 お、塩郷の吊橋を通過。ほんとパンツ丸見え橋。いいのか、これ。もっともスカートなんかで渡る人はいないと思います。てか、低いな。クルマによってはヒットしないのかな。 ここで大井川を少し遡上。快晴!最高のごちそうです。 トイレ休憩はやっぱりいつもの道の駅で。 道の駅なんとか茶茗館に到着です。 ここ、自分が来る時間帯がいつも早いってのもあると思うですが、人にあったことがないという。お茶推しなので自販機もなし。缶コーヒーで一服、ってのができないポイント。ま、トイレだけです、いつも。 トイレで排尿中、すぐ後ろから鳥の鳴き声。近っ!振り向くと大の個室の間仕切りの上に燕が。あれか、トイレの中に巣を作ってしまってるんだな。 よし、ホルガで撮ろう。 撮った、撮った。燕の接写。これは面白いに違いない。 家で確認したら真っ暗。ありゃー、レンズカバーしたままシャッターを押してたか。素人あるある。ま、こんな失敗も彩りです。 そろそろ出発するかな。 ゆるキャン発見。パチリ。見たことないけど、たぶん面白いんだろうな。そういえば、英語のネイティブの先生もこのGW、箱根でキャンプする、って言ってたな。 ずーっと「YURU CAM,YURU CAM」って言ってた。2次元、ゲーム大好き先生。自分より日本のサブカル史に詳しい。ま、いつか見てみようかな。 道の駅を出発です。 寸又峡方面に少し北上。そして今日の第2走破ルート、R362東サイド。こっちは走ったことないです。とあるひとから聞いたら、ナビで寸又峡を入力すると、大井川遡上ルートじゃなくて、こっちが出るんだそう。東京方面から来るなら、島田、金谷まで引っ張るより早々に北上させるんだろうな、とは思います。どんな道か確認です。 ガレてはいない、けど観光客がたくさん通行するにはよくないなぁ。ブラインドも多いし離合も大変そうです。 この道の特徴は、ツーリングマップルにもコメントあるけど勾配か。自分は下り側だけど、なるほど結構な勾配。上りヘアピンで停車とか、バイクなら嫌なシチュです。 そんなR362も無事通過。今日の酷道パートは終了です。まずは山梨方面に行くので、R52で富士川を遡上します。ここから清水付近まではバイパスで移動です。静岡市をパスします。高速不要。ナイスです。 お、はるか彼方に富士山の山頂が見える。GoProには映ってないかー。 雪解け中の山頂。青白のストライプ模様がとっても浮世絵ライクで、なんていうのかな、個人的に好きじゃないビジュアルの富士山なんです。どこか禍々しいというか。とがり気味?? バイパスの宿命。終点の交差点では渋滞です。ファンがガンガン回ります。さすが30℃に迫る予報の日。暑い。 こっちも熱いな。ひさしぶりに見た、ゾッキー仕様。時代感はあれだけど、各パーツ、ボディ足回りはピカピカ。自分なんかよりきれいに乗ってる。負けました。 なんかついさっきまで寸又峡付近にいたのに、今が海沿いってのがわけわかりませんが、こっからR52号を遡上。甲府方面に上がっていきます。 富士川を遡上開始。大井川もそうだけど大きな川沿いを遡上するのは開放的で、道も適度にくねくね。信号も少ないし快走エリアです。 道を走っていると、しまった!GoPro撮ってなかったけど、大きなタケノコを竹籠に入れて背負った人を発見。 なんだぁ。あのバカでかいタケノコ。あんなのあるだぁ。 お、道の駅が出てきた。10時半近く。レストランとかやってるかも。家を出て6時間。お腹も空いてきたので道の駅とみざわに入ります。 結構混んでるな。一番奥に駐輪です。お、あれは・・・、 なんとタケノコがシンボルの道の駅か。たけのこの里なのか、来るとき竹林もよく見たような。たけのこの里派のひとは狂喜。残念、自分はきのこの山派です。そういえば、マップルか何かでこの辺のエリアで竹取物語云々、って見た気も。竹が多いからそういう縁の地なのかな。 トイレをすませて、中をのぞくとレストランは営業中。よかった、ご飯を食べられる。空腹だとろくなことないので。 じゃあ、これにします。牛丼たけのこ盛り。いただきます。 ホルガ、映りが悪いねぇ。牛丼にも見えないし、たけのこも見えない。 あぁ、空腹。牛丼は飲み物、なんて聞きますが、なるほど。シャカシャカ飲み込める。 ぶっ、鼻に米粒入った。最近あるなぁ。歳かな。後でトイレで鼻をかんだら、無事米粒摘出。やれやれです。 ふぃー、今日一発目のコーヒーブレイク。 よし、リフレッシュ完了。出発です。富士川を右に、 左に快走です。 うわ、この堤防沿い、キレイだな。なんか部活の生徒さんとか走りそう。絵に描いたような青春?いや、最近はスポコンとかNGだろうからやらないのかな、ロードワークは必要な気もするけど。 と、ここでスマホのゲームのイベント開催時間。しっかり遊ばないと。出てきた道の駅に寄ります。 スマホゲームを消化。あと、キャンプ場まで残りわずか。予定より相当早く着きそう。ガソリンも減ってる。いつ給油警告灯が点いてもおかしくないです。 近場のガソリンスタンドやキャンプ場近くの入浴施設なんかをチェック。そうだ、今日はどこのスポットにも寄らないけど、あそこを通過してみよう。 ナビの経由地に追加。行ってみます。 道の駅を出発です。少しだけR20号を走ります。 なんか前方にスライムみたいなオブジェが見えてきました。アラジンに出てきそうなお城の屋根というか。 ゆっくり通過しながらちらり。とってもBスポ臭。ここは石和温泉にあった旧秘宝館です。当然ですがとっくに閉鎖。その後ドン・キホーテに。そのドンキも閉鎖みたい。今はなんの商業施設が入っているのか。 今回のツーリングはバタバタ出発してきたので完全にリサーチ不足です。キャンプ場も当初の目的地よりかなり手前になり、散策もしないので早めにキャンプ場に着きそうです。 さて、今日のキャンプ場、明日の目的地である秩父方面に通じるR140に入ります。笛吹市を北上。笛吹・・・、ほの暗いハーメルンの笛吹き男の話を思い出します。看板も日本一長い一般国道トンネル、雁坂トンネルの案内が出始めました。今日はその手前までです。 キャンプ場まで残りあとわずか。ガソリン警告灯も少し前から点き始めたので、ここで給油です。溢れるギリギリ給油。明日に備えます。 いつもより早いけどキャンプ場を目指して出発。白い路面が夏を感じさせます。 面白い郵便局。結構雪が降るのかな、雪国で見かけるシルエット。自分の母方の実家が豪雪地帯。川沿いの谷筋、こんな屋根の家。子供のころ、いつかみたような景色です。 と、ここでナビはキャンプ場到着を知らせます。しかし、看板とか出てないし。一応それっぽい方に曲がってみます。なにか看板、管理棟、駐車場とかあるかも・・・。 低速で進入。チェック、チェック。 ・・・。目立った施設はなさそう。クルマは停まってるけど、土っぽいし傾斜地。これ、大型バイクを停めるのは怖いな。ほかのクルマの邪魔にもなりそうだし。てか、ここがキャンプ場でいいのか? チラッとみるとテントが見え隠れ。キャンプしてるな。ってことはここがキャンプ場でOK?アスファルト、もしくは整地された平面駐車場がないのは結構痛い。 ぱっと見入口案内とか出てこなかったので素通り。 下って行ったらUターンできそうなスペースがもうなさそう。空き地を見つけてなんとかUターン。いったん国道沿いの路側に戻ってきました。 エンジン停止、思考停止。やべぇ、なんかやべぇ。人はいるけどキャンプ場というより、ただの林の中、って感じ。確かにホームページにはサバイバル感を味わう、なんて謳ってたけど。そんな遠くないから、ここにバイクを停めたほうが転倒とかのリスクからしたら安心。だけど、防犯のリスクからしたら放置もなんだか。 とりあえずバイクをここに停めて歩いてキャンプ場に向かってみます。管理棟、受付で聞いてみようかな。林間をうろうろしていたら男性から声をかけられました。 受付どこですか、って聞いたら、「これです。」みたいな回答。管理人さんか。とりあえず、そうだ、使用料を払って、バイクですけど、停めれそうなところがなくて・・・、と確認。「どこでもいいですよ。」 いや、傾斜面はちょっと・・・。 ならここに、って案内されたところも土の面。恐る恐るスタンドをかけたら、めり込む、めり込む!怖っ!おー、やべぇー、止まった。危ないな、ここ。 石の埋まっているところを見つけて駐輪しようとしたら、後からまだクルマが来るかもしれないので、もう少し奥に停めてほしいとのこと。奥って言われても、良さげな石が埋まったそうな場所はもうなくて。 近くに落ちてた空き缶をつぶして、小さな石の上に敷きました。かんじきを急造。よし、安定していそう。 急いで荷物を降ろして軽量化。あ、そうだ、クルマが来るなら、朝出しやすいように転回しておこう。不整地のなか、苦労して転回。ラッキー、ここにもなんとか石が。ここならいいか。 困ったな、まだあとからクルマが来るのか。入浴施設にバイクで出かけようと思ったけど、戻ってきてクルマがいたら、もう石がありそうなところに停められない恐れ大。転回もできないか。ジ・エンドです。この場所を死守かな。 いきなり不穏。 荷物を持って設営場所を探します。幸い場所はそこそこ。だけど、見渡して募る不安。(なんかトイレとかなさそう。物置小屋みたいなのがあるけど、あれなのか??炊事場もないな。水道もなしか。水がないのは参るな、家からは500mlしか持ってきてない。最低限、水くらいは現調できると思ったけど、甘かった。) 管理人に聞く?なんか苦手。ご自由にどうぞ、っていう体。駐輪問題もバイクに乗らないから詳しくないのはあっても、親身とは思えない。聞くだけ野暮だな。なんとかするか。 とりあえずテントを設営。 心の動揺が写真にも。フライシート、表裏逆。慌てて掛け直し。 とりあえず荷物を放り込んで、テントの中で軽く着替え。軽装に。とにかく暑い!新調したインナーシュラフ。薄くて寒いかも、って心配したけどこの気温なら大丈夫かな。 14時半か。いつもよりキャンプ場入りはめちゃくちゃ早いです。でもバイクは出さないほうが無難。それなら歩いて入浴施設に行く?まぁ、時間はたっぷりあるから問題はないけど、ナビで調べると片道3kmちょっと。うへ、この天候のなか往復6kmオーバーは嫌だな。それより飲用水の確保をどうしよう。 土地勘のないところで、いろいろ確保しないといけないことが多数。しかもよりによってザ・山中。使えるソース、インフラがそもそもない。思いがけない初日の第2パートが始まりました。