|
カテゴリ:ツーリング/散歩日誌
でも、習い事もこの2、3週間は春休みです。なんですが、自分は余っているポイント消化のため春休みもレッスンをぶち込んで、休みがありません。 なので今日の日曜日、桜も満開だし、晴れたらツーリングに出かけようと決めていました。ただ嫁さんの条件は3時には帰ってくること、というもの。 走り初めはプラネタリウムを見に出かけましたが、長距離的には、実質今年の走り初め。ここである程度走っておかないと、GWが長距離ぶっつけ本番になります。それは気力、安全面からも避けたいところ。 ・・・。 ということで、ブランクを一気に解消するために酷道をつないで、無心に走る、あのコースをチョイスです。行き先は静岡県の南アルプス境?寸又峡方面です。 前回のツーリング記事を参考にします。行きに下道で4時間半。3時に戻ってくるにはやっぱり前回と同じ5時にはでないといけません。 前回は9月。今回は4月1日。外は真っ暗。月が出ています。木星か火星っぽいものも明るく輝いています。はっきり言ってまだ夜?早朝なのでジャケットは古い3シーズン用にしました。それが正解。走り出したら寒いのなんの。 気を取り直して、街が目覚める前に離脱開始です。今日のカメラのお供は中古のLUMIXです。 1時間くらい走っていると、6時。地平線からやっと太陽が昇ってきました。このとき、道路わきの標識の気温が1℃・・・。標高500mオーバーの地点ってのもあるかもです。 シールドもミラーも結露。リアもぬるぬる流れる感じでとっても怖いです。あと寒さのためか、歳のせいか、それとも久しぶりに乗ったせいか、もう腰が割れそうに痛くなりました。まだ1時間も乗ってないのに!いままでずーっとセパハンを乗ってきましたが、あんまり腰の違和感を感じたことなかったんですが、今日は早々に腰痛。こんなんでたどり着けるんでしょうか。 寸又峡方面に行くには新東名で島田まで行って北上すればすぐですが、今回は酷道だけつなぎます。3桁国道、3桁県道がメインです。 特に3桁県道を探すのがやっかい。ナビは積んでますが、ヘルメットスピーカーを止めているので基本目視。もっというと、基本暗記です。あくまでナビはたまに確認するくらい。 その第1回目の県道への分岐の近くにある道の駅に到着。「くんま水車の里」に7時に到着です。 これは梅でしょうか。満開でした。 トイレのためにも寄ったんですが・・・、ない。シンボルの水車はありますが、前回みかけたあれがないです。 この前来た時にあった、ナウシカ。先を急ぐので、さっと見回ったくらいですが、なかったです。撤去されたなら残念です。 さて、ここから3桁酷道にシフトしていきます。本当にここから数十キロ、ほとんど信号に出くわさないんですが、今回はちょっとトラウマになりました。 冬が終わってすぐのためか、落石、落ち枝、落ち葉、穴ぼこが多い気がしました。もう、クラッチを握る握力がすぐに限界に・・・。左手が悲鳴をあげたままの往復になりました。 3桁県道はほんとうに、半林道。苔も中央にあったりで、最悪ですが、3桁国道はとっても開放的!たまに現れる3桁国道に感謝。 このころから少し暖かく感じてきました。道路わきの桜も満開!視界のいたるところがピンク。こんなに桜って生えているんだな、って再認識です。 夜明け前の桜はぼんやり発光しているような、幻想的な感じでしたが、やっぱり青空の下の桜が一番いいです。快晴の天気にも感謝です。 で、このハッピー区間が終わって、再び3桁国道の酷道パートに入ります。 ちょっと楽になった左手もあっという間にパンク。無間コーナー地獄と、マシな路面部分をトレースする作業で、ほとほと疲れてきましたが、そんな中、前に4つ足の生き物が現れました! よく見る猿かなー、と思って近づくと、しっかりした獣でした。近寄ってもなかなか逃げません。おかげで姿をよく確認することができました。 鹿じゃなくて、角、顔かたちからカモシカって思いましたがどうでしょう?初めて野生のカモシカを見たかもです。今回のツーリングのハイライト?でした。 で、やっと苦しい酷道パートが終了!開放的な寸又峡への遡上ルートに入りました。このR362は路面もなかなかきれいで見通しもよく、走りやすいです。 気分は晴れましたが、身体は限界。出てきた道の駅にエスケープしました。道の駅フォーレなかかわね茶茗舘です。 まだ9時前なので施設は開いていません。スタッフさんが開店準備をしていました。ここも桜が満開です。 いつも休憩はトイレくらいですが、左手の回復を図って、長めに休むことにします。本当は別のところでエネルギー補強したかったので持参したんですが、我慢できずにパンをいただきます。 これが大誤算。道の駅なので自販機くらいあると思ったんですが、川根はお茶が有名なせいか、他の飲料が見当たりません。缶コーヒーといえど、敵国語扱いでしょうか。 飲み物はないですが、空腹なので美味しく飲むように完食です。 気力が戻ったところで目的地に向かいます。今までは寸又峡でしたが、今回はもうひとつの峡谷、接岨峡方面。その奥にはクルマが通れる吊り橋があるようですが、今回はそこまで行きません。 そこに赤い橋と桜、パーフェクト! で、ここで第2のハイライト?ナビに目的地をセットしてその通りに進んで行ったんですが・・・、とんでもない酷道!いままで走った中でワースト。正直、立ちゴケなんかも覚悟しました。 ところが、この先まさかの行き止まり!というか一般車両通行止めでした。しかも完全ダート。幸いちょっとスペースがあって、無事取り回してUターンできました。これ、ガソリンがかなり減っていて、車重が軽いのでよかったですが、満タンだとどうなっていたか・・・。 とりあえず、ここは間違い。じゃあ、あそこか?来るときナビになんか、ロータリーっぽい道が見えました。戻ります。 戻って、その道に分岐して下りていきます。その先も少し分岐。曲がってみると・・・、 オー、ノー!!まさかの鉄柵、行き止まり。 ・・・。この狭い中また、取り回しです。今回は舗装面なだけマシです。でも、気温も上がってきて暑いです。 で、もうひとつの道を降りていくと駐車場が。停めて気づく、前下がり・・・。今日は取り回してばかり。このあと向きを変えておきました。 ここまでしてやってきたのが、寸又峡の夢の吊橋と並ぶ観光スポット、奥大井湖上駅です。 でも、駅に行くにも眺めるにも、階段を登らないといけません。観光ユースの階段ならいいけど、本当に都度使う人がこれを上り下りするなら、雨の日、雪の日とか大丈夫なんでしょうか。まあ、ここで乗り降りするなら、接岨峡温泉の駅で乗り降りするからいいんでしょうか。 階段を登るとT字。まずは右に登っていくと、撮影スポットに。 で、湖上に駅がー。おー、なんかすげーです。湖上に突き出した尾根の上に駅がありそうです。 望遠すると、なるほど、ホームがあります。 じゃあ、今度は駅に向かいます。さっきのT字まで戻って、今度は左に進むとタラップが。 降りていくと、線路に併設された通路があります。ここを歩いていけます。 途中の湖上にて。なんで、こんなに水がエメラルドグリーンなんでしょう!不思議です。 で、駅に到着。ここはカップルに人気のスポットのようです。湖上から、恋錠、っていうことで、なんかそれっぽい錠がぶら下がっています。もちろん鐘も。 道に迷ったりで、結構時間を浪費しました。3時には帰りたいですがすでに折り返さないといけない、10時半が近いです。戻ろうとすると、急に振動が響いてきました。 向こうを見ると、なんと列車が入ってきました。道理で先に来ていたお客さんが、ホームからなかなか去らなかったはずです。列車が到着するのを知っていて、待っていたんだと思います。 架線がないから電車ではない?ホームのひとも、中のひともいろいろ停車中に写真を撮っています。 列車の前をみると・・・。鉄道むすめ、ってありました。艦これすらあるんだから、鉄道が擬人化されるのは当然? ということで、今日のミッションは終了。急いで折り返しに入ります。ただ同じ酷道は心が折れるので、帰りはせめて違う酷道で・・・。 まずは給油しないといけません。これまたお目当ての県道分岐点の近くにあるGSと道の駅を目指します。 先にGS給油。ここのお姉さんが、リアル良かった・・・。酷道とかで生きた心地がしなかったので、より萌えたんだと思います。 スタンドの向かいの道の駅に入ります。道の駅川根温泉です。 今回、温泉に入る予定はなかったんですが、あまりに身体が痛いので入りたい誘惑に駆られます。でも入っちゃうと家に着く時間が遅れます。 なので、無料の足湯があるって、昨日調べたら書いてあったので、その足湯に。 このお湯が熱いー。ジンジン効きます。10分くらい浸かります。ついでに両手も・・・。 はー、目が覚めました。少し手も楽になりました。 ってことで、再度酷道に入ります。県道R63号です。これで天竜川、浜松、三ケ日方面に向かいます。残り時間から逆算して、どこかのICから高速に乗ることにします。 気温が暖かい分、まだ身体は楽です。狭い道ですが、交通量がないので快適です。桜のアーチも貸切です。 「森」のあたりは道もよくて、今日一番気持ちいいエリアでした。そこで珍しいバイク、アグスタに遭遇。走って分かった、リアの落ち着きなさ。タイヤを換えたからでしょうか、今のタイヤにリアサスも調整しなおしたほうが安定するかもです。GW中にセッティングするかもです。 道も良くなったってことは下界です。コンビニもちらほら出てきました。12時半にセブンによります。ここで軽く昼食にしました。 30分くらい休んで、再出発。逆算すると・・・、三ケ日から岡崎まで高速を使えばちょうど3時に着きそうです。 三ケ日から高速に。酷道も大変でしたが、高速もそれはそれで退屈です。 お金の節約のため岡崎で降りました。心配した岡崎の花見渋滞。やっぱりありましたが、IC付近は混んでいなかったので、無事回避できました。3時5分前に到着。 そのまま休んでしまうと、絶対に眠ってしまうので、その足で待っていた家族と買い物に。クルマを運転して分かる、クルマの楽ちんさ。 うーん・・・、GW前のリハビリとしては十分すぎる酷道鍛錬でした。行く先々で桜が満開!早出したおかげで渋滞皆無。トラブルはありましたが、パーフェクトな桜めぐりツーリングとなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ツーリング/散歩日誌] カテゴリの最新記事
|
|