７時前になんとか帰宅。やるのは昨日買って来た望遠鏡のファインダーの調整。ファインダーにはスイッチがあって、スイッチを入れると赤い光源のポインターが見えます。　１ｋｍ以上離れた対象物を望遠鏡で捕らえ、その対象物とファインダー内の光源のポインターをあわせるように調整します。
　外に出るのは暑いので嫌なので、部屋の中からのぞきます。
　唯一ねらえる窓から、遠くに見えるのは、マンションのマーク？それが望遠鏡の真ん中に来るようにして・・・、　ファインダーを上下左右アジャストして、ポインターの光源がのぞいている対象物と一致するように調整します。大体こんなところでしょうか？　で、日没までにみんなでご飯を食べて待ちます。昨日みたいに曇ってこないといいんですが。
　８時前に望遠鏡を庭に出します。
　空を見ると、東の空にオレンジの明るい星。瞬かないので惑星。色からして火星だと思います。本当に、倍率の高いレンズで、空の中の小さな対象物を簡単に視野に収めることが出来るんでしょうか。
　ファインダー内のポインターを火星に合わせて、接眼レンズをのぞくとピンボケですが、何か光点があります。すげー、簡単に対象物を捕らえました。
　設定は良かったようです。
　ピントを合わせていくと・・・、お、惑星特有の輪郭を捉えることが出来ました。恒星だとどこまで高倍率にしても、ただのぎらぎらした点ですが、惑星はシェイプを認識できます。
　おー、オレンジで、ちょっと濃い部分がわかります。火星。
　所詮、小さな点ですが肉眼でわかるのが画期的。捉えるのに時間がかかると思って、呼んでませんでしたが、下の子を呼びます。
　庭に出てきて、今日の星空に大喜び。東に火星、家の前に、多分木星。他、１等星クラスがちらほら。にぎやかです。抱っこして接眼レンズをのぞかせます。
「かせい？かせい！、かせい？」
　イメージとリアルが混在でやや混乱気味。そりゃあ、多分天動説の中に生きていて、宇宙も図鑑もごっちゃだと思います。
　スマホでパチリしてみました。うーん、ただの明るい丸にしか見えません。本当はオレンジです。　すると、下の子が目の前、南の空にある木星が見たいっていうので、そちらに合わせると、おー、すげー。スマホの写真にしちゃうとただの白丸ですが、衛星がわかる！木星の縞模様が見える！　子供も、また混乱気味。木星はバカみたいに大きいと思ってるんですが、それが小さく見えているのが納得いかないみたいです。すごく遠くにあるから、って言ってもまだだまされたような感じでした。
　木星はあまりにもきれいだったので、嫁さんと、嫁さんの両親も出てきて観察。
　初めて肉眼で惑星をみたようで、それぞれ感動してくれました。いや、ほんと木星は王者です。今日は近所の家の裏に隠れでダメでしたけど、後は土星をねらいたいです。月でもいいかも。
　いやー、おもちゃみたいな望遠鏡ですけど、存外楽しめました。今年の一大イベント、クリアできました。