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カテゴリ:ツーリング/散歩日誌
今日はお盆休み最後の土曜日。本当は木・金曜日とツーリングに出る予定でしたが雨の予報のため、宿もキャンセル。新たに宿をとり直して、土・日でツーリングに出発することにしました。その次の日から労働なので、なかなかハードです。 朝6時にガソリンを満タンにして出発です。 長雨の前線が空気を入れ替えたのか、GWのように空気も引き締まって心地いいです。空はすっかり秋の気配。ブローバイガスのブリーザーホース間に装着したオイルミストキャッチ装置がとってもいい感じ。エンジンも好調。すごーく伸びます。ますますマルチな感じです。ただ、前日に左手の腱を痛めてクラッチを握るとズキズキと痛みます。マシン、天気とも良好なのに走りは楽しめないかも・・・。少しもやもやした気分でしたが、出発して早々、いつもの通勤経路の自動車専用道路の入り口で事故。 この光景をみたお陰ですっかり安全運転志向になりました。まあ、せっかくのツーリング日和。ゆっくり行きます。 京都エリアをいかに渋滞に捕まらず抜けるかが毎度のミッションですが、琵琶湖大橋を通って、険しい大原・鞍馬エリアを山越えします。なので、まずは琵琶湖方面へ。 国道23号を通って、桑名に。桑名から国道258号にシフト。さらに国道421号で湖東近江エリアに抜けます。 湖東エリアはすっかり稲穂が黄金色に色づいてました。もうすっかり秋です。それにしても肥沃なエリアです。このエリアで買うお弁当がめちゃくちゃうまいんですが、お米だと思います。浅井長政の肖像がぽっちゃりなのは、琵琶湖、近江エリアがうまいものの産地だったからふくよかだったといわれてます。納得です。 琵琶湖大橋に近づくにはちょいと市街地を走るので交通量、信号が多くペースは落ちます。ここまで来たら隣のピエリ守山にも寄ってみたいですが、今は復活してしまったようなので寄る価値なし?先を急ぎます。 国道477号に出て琵琶湖大橋の料金所です。来年?やっとETC化されるそうです。無料化は先延ばしになりましたが、値下げもされて今はバイクは100円。ワンコインです。 タンクバックを装着してきたお陰でスムーズに通過することができました。琵琶湖大橋を渡ります。眼下もブルー、目の前もスカイブルー。爽快です。 橋を渡りきったところに道の駅があります。9時すぎ。ここでトイレ休憩。 正直、涼しかったので喉も渇いていませんが、この先の酷道ゾーンに備えて、缶コーヒーで糖類をチャージ。気力を回復させます。むかしあった観覧車の遺構は撤去されてしまったようで陰も形もなくなっていました。少し寂しいです。前に来たのは5年前です。月日が経つのは早いです。 ここから京都越え。国道477号の酷道パート、大原・鞍馬エリアを抜けます。琵琶湖側の国道477号はまだ広くて走りやすいです。 ここで異常。FI警告灯が点きました。うーん、やっぱり増設したオイルミストキャッチ装置が原因でしょうか。エンジンフィールは別に変化なし。むしろ好調。今まで点灯していなかったのでしばらく様子見です。次にエンジンを切って始動したら消えていて欲しいです。センサー的にギリギリのしきい値近傍なのかもしれません。 しばらく進むと、大型車通行禁止と書かれた大好きな酷道パートにシフトします。段々3桁国道とは思えない様相になってきます。いよいよ酷道、って辺りで地図を眺めるライダーに遭遇。 本当にこの道でいいのか、ってはじめて通る人は不安になると思います。自分は、突入開始です。 おー、杉林が美しいです。この辺りは路面も荒れてなく序の口です。 これが段々路面が荒れてきます。ひび割れ、陥没、落石。ガードレールがない区間もちらほら。ビギナー、アメリカン、重量級の大型ツアラーなんかにはタフなロードです。あまりにガタガタで動画もピンボケ気味です。マシンに悪いんだろうな・・・、って通過するたびに思います。 で、酷道477号の最難関。超絶鋭角分岐点。分岐点で、視界も悪いので一旦停止しなければなりませんが、道も狭く、ほぼUターン。しかもその先は蓋のない側溝があるので、ついつい視線は側溝に・・・。ほんと苦手な分岐点。マップルにも注意書きがあるほどです。頷けます。 ここを抜けたら、後は普通の酷道です。交通量も信号もこんな道なので皆無。マイペースで流せるから選んだんですが、まさかのタクシーに遭遇。しかもお客を乗せてます。お客を乗せたクルマにプレッシャーをかけるわけにもいかず、距離を保って我慢、我慢のライディングです。 やっと酷道パートを抜け快走エリアに出ました。京都の北部はほんとに美しいエリアです。川と並走。周囲の光景は日本の原風景。茅葺屋根の原型を留めた旧家が並び、ジャパン!な感じです。路面も良好です。 美しい京北エリアを抜けて、国道9号に。次の分岐点、福知山を目指しますが、その前に道の駅で2回目の休憩。ここもVTRで来たことがあります。あの時は雨で、ここで雨宿りした記憶があります。懐かしの道の駅丹波マーケス。道の駅ってありますが、中身は大型スーパーです。 11時過ぎですが、フードコートで早めの昼食。牛筋カレー580円。信州ツーリングのときは冷やし蕎麦を食べましたが、全然カレーがいけます。それだけ涼しいです。 自分としては少し長めの休憩をとって、再出発。幸い、再始動したらFIの警告灯は消えました。気を良くして福知山を目指します。福知山も思い出の場所。結婚後初めてテントとサイドバッグを買いなおして、キャンプしたのが福知山でした。雨だったなぁ・・・。天空の城、竹田城、姫路城を見に行った記憶があります。 到着した福知山。今回は通過だけですが、いきなり街が広がります。 今回の目的地に向かうルートにシフトします。その場所へはいろんな道から行けますが、自分が通りたいルートをナビに選ばせるために設定した通過点。ある峠なんですが、そこへ近づくにつれ、またしてもこの先大型車通行禁止の看板。うーん、ガソリンもそろそろ不安。いつもなら給油の警告灯が点くころです。道端に止まって、マップルを確認。近くにスタンドは出てきません。まあ、警告灯が点いても数十キロは走れるので、先に進むことに決定です。 ルート選定のために選んだのが、国道429号の榎峠。マップルではお勧めルートの色が塗られていたのでチョイスしたんですが、これが、酷道477号にも匹敵するタフロードです。いや、急カーブをのぞけば、アベレージではこちらのほうがタフかもです。 ナビにだまされたのか、結構大きなクルマともすれ違います。早期榎トンネルの実現!なんて看板がちらほらありましたが、確かに悪天候、降雪時は大変な道です。 ここもマシンが傷みそうな振動を受けながらクリア。すでに痛んでいる左手も休めるため、下界に下りたところで道の駅にエスケープしました。すでに兵庫県のようです。道の駅あおがきです。 この道の駅に入る手前にパラグライダーの施設がありました。道の駅のシンボルにもパラグライダーのオブジェ。メッカでしょうか。 お土産屋さんが、あったので家人に漬物を購入。自分のビールのつまみにもなります。 お土産も買ったので、ミッションは達成。近くにガソリンスタンドがあったので給油。燃費は最近の中では良さそうでした。リターンブローバイガスの良質化、効果アリかもです。 ガソリンも満タン。本日の目的地へ急ぎます。ここものどかでいい風景、いい道です。 ここから目的地までは上質なクネクネ道。少しだけ遊びます。ただ、フロントタイヤ、クイックだなー。明らかにプロファイルのラウンドがなくなってきている感じです。 クネクネコーナーを堪能していると今回の目的地の看板がでてきたので慌ててターン。ナビでは見ていましたが、看板が小さくスルーしそうでした。本日の目的地に到着です。 着いたのは、生野銀山跡です。 銀山に興味がある、というより暑いので涼しい坑道に入ってみたかった、というのが理由のひとつだったんですが、今日は31度くらい。今年の夏の前半の暑さからしたら、薄ら寒い感じです。完全に狂ってます。入場料900円払って、いざ坑道跡に向かいます。 中は年間通じて13度。しかも見学コースが1000mとはしっかり楽しめそうです。 ここの鉱山跡の売りはマネキン?他の鉱山跡にもいるかもですが、ここはちょっと特異です。それはあとからにして、まずはしっかりお勉強。 なんと、坑内に空気を送風する換気係もいたようです。他に揚水ポンプで排水する係りも。掘るだけじゃなく、かなり支援の間接ジョブも多かったようです。 手彫りの跡なんかも生々しく、中は秘密基地の様相です。 観光パートとしても結構広いことがわかります。アップダウンは観光ルート上にはありません。平坦です。 昭和48年まで採掘が行なわれていたので、近代の採掘方法の説明展示、マネキンも多数ありました。 全坑道距離は300キロを越えるんだとか・・・。地中深さも800m以上。いやー、すげーです。 マネキンはほどよくリアル。江戸時代くらいのマネキン女性が、妙に艶かしいんですが、幸薄い感じでもあり・・・。女性や子供も働いていたようです。 坑道の外には各展示資料館が。ここは精錬工程の説明。5工程かけて、銀に変えていったようです。ここの女性マネキンも幸薄美人系です。 たっぷり1時間かけていろいろ見て回れました。ここ、生野銀山はマネキン多数。で、ここのマネキン達は実はアイドル活動をしているという件。 某投票方式で、人気投票も行なわれ歌手デビューまでしているよう。今回は彼らに会いに来た訳です。 資料館外には唐突に、「の足洗い場」の看板。素直に文字にすればいいのに、なぜあえて絵文字・・・。逆に雑な扱いに感じてしまうのは自分だけでしょうか。 お土産コーナーでは栄冠を手にしたマネキンたちが何体か。うーん・・・、正面から写真を撮る度胸はありませんでした。ブロマイドも売られていて驚愕。誰得?レベルが高すぎでした。 しっかり見て回って3時。ここから宿に向かえば16時過ぎにチェックインできそうです。ちょうどいい時間です。今日の宿に向かいます。 来る前に調べたら、立地はコンビニがほぼ敷地内、のようなことが書かれてましたが納得。ほんとコンビニが隣でした。チェックインの前に夜食を少し買い込みました。 16時過ぎで少し早いですがチェックイン。はー・・・、身体が痛いです。腰もだるいですが、一番ジンジンするのが左手。ここのホテルは温泉らしいので、手の痛みも減るといいんですが。 フロントが若い女性スタッフで少しドキドキ。猛暑ではなかったとは言え、こんな暑苦しいライダーが押しかけて申し訳ない感じです。 お風呂は17時半から。夕食は19時から。 まずは温泉にゆっくり浸かって疲労を取り除きます。あと、左手の腱もマッサージします。ふぃー・・・、生き返ります。お風呂から上がって、食堂へ。今回の宿泊プランはワンドリンクサービスプラン。夕食に好きな飲み物を付けられます。 「なんにしますか。」 なんて愚問を聞いてくるから、 「グラスビールで。」 とビールをオーダーです。 チキン南蛮をいただきながら、火照った身体にビールを流し込みます。 うへー!!!うめーーー!風呂上り、肉体疲労のあとのビールは美味い! ご飯も程よい量で、美味しいうちに完食。満腹でした。 そのあと部屋に戻って、体力があるうちに翌日の基本ルートを固めました。明日は寄りたい所が1箇所ありますが、嫁さんは3時前には家に戻ってきてほしいといいます。3時には帰る約束なので、明日はスポット散策が出来るでしょうか。出来れば、二日目も散策をしたいですが。とりあえず天気は良さそうです。二日目もスカッとツーリングになって欲しいです。 二日目につづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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