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カテゴリ:ツーリング/散歩日誌
夏休み前半のイベントがツーリングです。今回予約した宿は、2週間前からキャンセル料金が発生するという強気の宿でしたが、ちょうど台風10号が発生。休み前からその接近日を気にしていましたが、上陸は15日予想。13、14日のツーリングはできそう、ということで出発。目的地は富山。距離はそんなに遠くありませんが、街中の渋滞を避けるため6時に出発しました。 今回のメインカメラはトイカメラのホルガ。うまく写っているか分かりませんが、出発前に1枚撮って出発です。改めて見ると、ホルガ、前後が縮んで見えます? 出発早々給油警告灯が点灯。残り4リットル。80kmくらいは走れるので、名四のどこかで入れます。今日の行程は300kmちょっと。GSXのツーリングの燃費なら、満タンにしてちょうど警告灯が点くくらいです。満タンで今日を終えたいのでぎりぎりまで給油はせず粘ります。今回電圧計を装着しています。測定しているのはヘッドライドのロー端子間電圧。 ・・・。11.3Vくらいで安定。低すぎです。走りながら原因をあれこれ考えます。暇つぶしのいいネタだけど、これも後々なにか考えます。 メンテといえば名四にのってすぐに感じた、吹け上がりの重さ。この感じ、エアクリの詰まり始めたときのフィーリング。気にはなってましたが、フィーリングが悪くなったらメンテしようと思ってました。だいたい自分のユースでは4000km毎のスパンですが、今回もほぼ前回のメンテから4000km。メカは正直です。ツーリングから戻ったらメンテします。 名古屋市内を抜けたところの名四で給油。ここまで走ったり、エンジンのオンオフを何度かしていますが、FI警告灯は点きません。こっちはいい感じです。 今回の北上ルートは基本R157。天下の酷道は岐阜側が現在通行止め。大野あたりからR157に入りますが、福井へ超える良さそうなルートを見つけたのでそこを目指します。大垣、本巣方面へアプローチ。揖斐、長良、木曽川の中州堤防道路で北上。永谷園ライクな景色がどうも好きになれないルートですが、今日は久しぶりの晴天でいつもよりは好印象です。 いつも1回目の休憩に利用するのが、道の駅クレール平田ですが、夏場は発汗のおかげで尿意もありません。下手に休憩して時間を使うと、街中の交通量が増えるので、大垣、本巣までは一気に抜けることにします。大垣を抜けて標識には憧れのR157の案内。薄墨桜で有名な根尾以北が通行止めのようです。 ということで、途中から一度西進。県道40号に入ります。この辺りから景色が山間の色合いを深めていきます。やっとツーリングっぽくなってきました。青空が一番のごちそうです。 出発から100kmちょっと。ナビの経由地に設定していた道の駅夢さんさん谷汲に到着です。ローカル線と時間帯のせいか、停まっている車は数台ありますが、人はゼロ。入れ違いに懐かしのゼルビスが出ていきました。 お店も開いていないので道の駅貸し切り状態。あんまり喉は乾いていないけど、乾く前に水分補給。熱中症対策にミネラルでも、って買ったドリンクが失敗。見たことなくて美味しそうだったんですが、なかなかの強炭酸。時間を節約するために一気飲み!いやー、目が覚めます。 トイレもすまして再出発。次の経由地はこの先の徳山ダム。貯水量日本一ってのは聞いたことがあります。就職してこっちに来てから、その必要性云々、是非の話をよくニュースで見聞きしました。新しいダムってことには間違いないんですが、寄ったのはそういう話だけじゃなくて、徳山ダムの先に狭路だけど福井側に抜けるルートがありそうだったから。 マップルをみると色付きの国道線、R417はダム以北で途切れています。いわゆる分断国道かと思ったら、断絶しているわけじゃなくて、白抜きの嫌なくねくね道があります。 GWのキャンプ場、安徳の里を目指す迷い込んだ、廃線ライクの酷道の匂いがしますが、舗装路という文字。冠山登山を目指すクルマで混雑?ってことは案外整備されているかも、ってことでチョイスしました。 具体的にはどんな道かわかりませんが、まずは徳山ダムを目指します。まだ時間帯も早いので、交通量はほとんどなし!快走です。 徳山ダムの手前に、B級スポット?としてちょい有名な藤橋城があります。お城の形をしていますが、中はプラネタリウム。そもそも史実にはないお城のようで、そのチンドンテイストが話題。いつか来ようと思ってたけど、ここかぁー。 藤橋城の近傍の道は路面状態もよく、高速コーナー。こりゃー楽しいんですが、今履いているピレリ。交換後、数年目の夏にしてやっと炎天下のツーリング。本領発揮です。だけど、ペースが・・・。 タイヤには余力あり。アクセルはまだ開けれそうだけど、明らかにステップ擦りそう。貧乏性な自分は、これ以上は寝かせられません。はー、バックステップとか興味ないけど、初めて有用性を感じました。 トンネル手前の案内に従い右折。徳山ダムに到着です。 でけぇタイヤの展示。説明とか全く読んでないけど、建設用ダンプカーのタイヤかと。どうせならタイヤじゃなくて、本当のダンプカーを置いてほしかったです。 今日は放水なし。 展望台から見下ろしても、そんな高さは感じないけど、これだけの水量をここで止めていると思うとなんか不思議。これだけの分厚い壁が必要なんでしょうねぇ。下の川が干上がってないのも不思議です。水はどこから?? 堤防の上からダム湖面を1枚。鏡のように静かな湖面です。 クルマやほかのバイクが来始めました。9時ちょいすぎに徳山ダムを出発。北上してみます。この先どんな風になっていくか心細いです。 ダム直後はまだまだ快走路です。湖面を眺めながら北上します。 途中長いトンネルがあって、冷気でとても涼しいです。涼しすぎるのか、中は霧。ライトのビームが先々に続いてとても幻想的。いや、なんかどこかSFチックです。秘密基地のようなテイストです。 長いトンネルを抜けると工事現場のような広いスペースが開けて、 そのあと一気に狭路に。でも路面はがれてないし、こんなコンディションが続くならバイクだったら楽勝です。この辺りは草刈りの作業者の方が何人か。道路維持はされているようです。 と思ったら、だんだん酷道っぽくなってきました。路面はまー、まだましな方。コーナーもヘアピンとかは数えるほどですが、鋭い落石が多いです。ついつい注視しちゃって踏んじゃいます。ここでパンクは嫌すぎ・・・。 道を進んでいくと、木々の間に変わった山容の頂が。さきっちょが少しリーゼント?あれが冠山っぽい? さらに進むと先々で草刈り。すごい、こんな山深いところでも保全するんだなぁと感謝。すると、先に山肌に沿った道が続いていくのが見えます。酷道だけど、まるでスカイラインみたい! テンションがあがったところで、ナビは目的地の冠山峠到着を告げます。駐車場ってほどじゃないけど、ここだけ道幅が少し広くてクルマとバイクが数台停まってます。高台に上って冠山と思うものをパチリ。いやー、絶景。高所のテイスト、雲が近い!なんか、宇宙からみた地球のような空。ネイチャー。でも雲はどこか秋の雲。 石碑の奥に少し入って、山々をパチリ。この先にR157が埋もれています。そりゃー、整備も追いつかず、酷道なわけです。 いたるところ、沢水を走ったので泥で真っ白です。まるでオフ車・・・。 他の写真はダメだったけど、ホルガで撮れた一枚。強い陰影が日差しの強さを際立たせているようです。 なんとか峠には到着。福井側に降りていきます。岐阜側よりは道っぽいです。でもガードレールなしの落ちたら死にそうなところも数か所。 途中、サルの群れが道路を通過。何度再生してもGoProの動画上では確認できず。サルっているんだなー。 サルもいるけど、クルマもブラインドコーナーから出現したりします。バイクだから左の狭い空間をパスできるけど、クルマなら泣きそうです。ここもガードレールなかったし。注意力と技量が試されます。 こんな悪路を走るからフロントサス、悪くするんだろうな、って猛省。我ながらSSのブログっぽくない画が並びます。そんな酷道が終わって、やっと下界に降りてきました。 R157走破はできませんでしたが、予想以上の景観に出会うことができました。次の目的地を目指して、R476を北上しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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