|
カテゴリ:ツーリング/散歩日誌
峠を降りてきて、大まかに大野方面に進みます。途中で分岐して次の目的地に到着です。 着いたのは、この唐門がトレードマークの一乗谷朝倉氏遺跡。なんか好きな朝倉。どことなく雅な苗字に感じます。4年前にVTRでも訪れました。そのときは夕方近かったので、唐門はガラガラ。写真撮り放題でしたが、今日はすでに観光客でいっぱい。唐門の写真は諦めます。 今回は、逆に前回諦めた復元町並のほうを見学です。見学料210円。発掘調査に基づき復元された町並みは、ネットで日本のポンペイと表現しているサイトも。 中に入って行くと、おー、なんかシンプル。土壁と茅葺じゃない板の屋根の色合いがモノトーンで、簡素。華やかさはないけど、江戸時代の建築とも違う、ザ・中世な感じがプンプンします。よくわかりませんが・・・。 塀も漆喰なんかで白く塗られてなく、瓦屋根じゃありません。工業製品を微塵も感じない各所の造りに、本当に当時の町にタイムスリップしたかのような雰囲気です。 ストリート。クルマとか走ることを考えなければ、十分広い印象です。くねくねした狭い路地とかじゃないので、計画性をもって整備された印象です。 中をのぞくこともできます。 例えば、この二人は何してるんでしょう?料理?魚のさばき方が、どことなく解剖実習みたいな手付き。板間。引き戸も板。ここには畳、ふすま、障子のテイストがありません。 じゃあ、武家屋敷は、というと、まず庭があります。愛でる用のシンボルツリー?松。枝ぶりがー、とかいう日本庭園の美とはまた異なる、シンプルな美しさ。いや、そんなテイストまで意図して復元しているのか、ノーケアの結果なのか分かりませんが、ザ・松、というのは戦国時代にマッチしそうではあります。 武家屋敷の中は、畳に障子で、どこか落ち着いた雰囲気。これなら今住んでも良さそうです。 ストリートの各所には門があるんですが、その奥に見事な大木。門と正対しています。これも意図した配置?門をビューのフレームにしてるなんて、出来すぎとも感じちゃいますが奥の大木を見ると、 すげー立派。このー木なんの木みたい。見事な樹勢。ワイルド。トリミングされて作られた美しさとはまったくの別物です。 ひと通り歩いて、汗だくだく。さすが37℃くらいはあります。休憩所に戻ってきて、涼を兼ねて早めのお昼。今回のツーリングで、福井に行ったらぜひ食べたいと思っていたおろしそば。大根おろしの辛みと出汁、かつお節が絶妙。誰が考えたかわかりませんが、こうやったら美味しそう、それがやっぱりうまかった!っていう典型に思えます。満足。 まだ11時半。締めの缶コーヒーを飲みながらルートを再考。R158で九頭竜湖を抜けて、岐阜白鳥からR156で富山まで北上するか、R157で金沢方面から向かうか・・・。 ガソリンが少々心配になってきたので、山間が続く九頭竜、白川郷ルートを避けることに。入れたいときにジャストで給油できるように金沢方面に向かうことにしました。 R157を北上開始。天気はいいけど、まー、単調でしょうか。白山スーパー林道、現白山ホワイトロードがバイク通行可なら是非走りたいんですが、なにしろ通行禁止なのでいつも我慢です。 小一時間走ったところで、喉の渇きを覚えて目に入ってきた自販機にダイブ。 ここで見つけた、真夏のツーリング時にあったら必ず飲むドリンク、梅よろし。すっぱすぎず、甘すぎず喉越しすっきり。多分ミネラルが入っていそうで、熱中症にも効きそう、って勝手に信じて飲んでます。今年もゲットです。頭の芯まで冷える冷たさ。すっきりしました。 その先の道の駅瀬女、で念のためトイレ休憩。金沢の市内は直接抜けませんが、外環も信号が多くて流れが悪かった印象があります。なので、渋滞対策で排尿。 まだ13時。金沢で多少ペースが落ちても、その先はもう今回の宿があります。まだ早いです。宿は通り過ぎるけど、あそこに行こうか・・・。急遽マップルを出して目的地を確認。 長らくねらっていた場所があるんですが、オカルトチックすぎるのと、道が険しそうなのでパスしていました。今回は時間もあるので、今のガソリンで無給油で行けそうならアタックすることにしました。ナビに入れて距離を確認すると、今のガソリンでギリギリ行って宿に戻ってこれそうです。 新たに目的地をナビにインプットして出発です。金沢が近づくと交通量と信号が増えて、一気に流れが悪くなりました。県道27号に分岐すると金沢大学キャンパスに。 前も走りましたが、なんともさわやかなエリアです。今回も走りましたが、大学施設が点在するなか、緑輝く鮮やかな並木の中を快走するのは、やっぱり気持ちよかったです。なんだろう、エリア全体が若さを放ってます。うらやましい・・・。 この道をまっすぐ行くと、今回の宿に出ます。 ・・・。 宿の前を一度パス。少し南下してしまいますが、五箇山方面に進みます。この時点でガソリン警告灯はまだ点いていません。ここで点灯しても、ここから往復40kmくらいなので街には戻ってこれます。安心して山中に向かいます。 宿を過ぎて少し走ったところでさすがに警光灯点灯。まあ、ガソリンタンクを空に近づけておきたい理由はあります。多分酷道だから。駐車場が悪路なら取り回しが必要になるから、とかいろいろネガティブな理由からです。 しばらく進んで残り4キロくらい。ナビに従い左折です。 すると、拍子抜けするほどきれいな道路。つぎはぎのような補修じゃなくて、アスファルトで全面舗装し直したような路面。それもつい最近のような感じです。 いわゆるトンデモオカルトスポットですが、もし語られていることが本当なら、第一級のスポット。そりゃー、国も整備するはずだぁ、と勘繰っていたら、 やっぱりただの勘違い。途中のたいらクロスカントリー場を超えたら立派な酷道に・・・。商業スポットは利便性確保のため誰かが投資しますが、オカルトスポットはこの見捨てられた感。 ・・・。 マジGSXのスクリーン越しに映る光景じゃありません。落石、落ち枝を慎重に避けて登っていきます。 すると急に前が開けて駐車場が。よかったー、これならバイクも転回自由です。そこそこ有名スポットなので他にも探訪者がいるかと思ったら、当然?誰もいません。 到着して、一枚パチリ。もう、ブンブン、虫が飛び回ります。虫はそんな苦手じゃありませんが、こんなにまとわりつかれると、さすがに逃げたくなります。 たどり着いたのは、天柱石。知らなかった、公には名勝・天然記念物なんですね。 木の奥に隠れていますが、ドーンと大岩がそそり立っています。いろんなサイトには駐車場から天柱石までの距離が書かれていませんでした。こんな暑い中、ハイキングになったら最悪、って心配してたんですが、写真の通り、視界の範囲だったので楽なものでした。 岩の下から見上げます。デカい・・・。高さ50メートルはあるとのこと。 通り過ぎて、登り口逆より全景をパチリ。 この天柱石、オカルト的には竹内文書に登場。なにしろ世界の中心は富山であり、そのため大聖人たちがこの地を訪れた、とあります。そんななかで、天柱石は天と地をつなぐ入り口なんだそうです。 そういう話は別にしても、こんな巨石、先史人の巨石信仰と関係がないはずがないと思います。そういったことから、特別な場所とされてきたのは納得できます。この巨石の上には祠や神代文字なんかも刻まてあり、今でも祭祀が行われているようです。 これに触れるとひとによっては覚醒しちゃったりする?らしいですが、教祖様になったりすると大変なので見るだけにします。 帰りのR304は下り。眼下の街を眺めながらガソリンセーブのためグラビティ走行。エコランします。 街に入ったところで給油。16時過ぎ、宿に到着です。曇りのためかむしろ汗がひどいです。 今回2回目の利用。中はなんとなく見覚えがあります。部屋に入ると、冷房マックス!キンキンに冷えた部屋がまるで冷蔵庫。ありがたいです。 さっそくシャワーを浴びて、生き返りました。 前回泊ったときは、ほかの宿泊客の気配はありませんでしたが、19時に夕食のため下に降りると下駄箱に靴がたくさん。盛況のようです。 本日の夕食。 これに煮物、熱々の鰻の柳川風鍋。 料理もうまいが、オーダーしたビールのうまいこと!今まで飲んだビールで一番うまいと感じたかもしれません。台風情報のニュースを見ながら、優雅に据膳。あー・・・、プチ贅沢。 ほんと満腹になりました。 さすがにいつもより早く眠気が来ましたが、頑張って明日の準備。激落ちくんでヘルメットのシールドを清掃。着いた虫の死骸を除去。グローブと吸汗スパッツもザブザブ水洗い。厚手のグローブはエアコンの送風口に干しておきます。 こうすると次の日の朝までには乾きます。 明日は台風接近で、愛知県は夕方から雨の予報。当初の計画通り巡るか、今回は早めの帰宅に徹するか・・・。とりあえずナビにはフルコースをセット。早朝の最新台風情報で決めることにしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ツーリング/散歩日誌] カテゴリの最新記事
|
|