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カテゴリ:ツーリング/散歩日誌
桜が咲く時期になると行きたくなる場所があります。大井川。SLでも有名。大井川沿いに咲く桜を眺めながら寸又峡まで遡上するのが花見ツーリングのコースになりつつあります。 で、今年の目的はついでに温泉に入ってみること。荷物はミニマムで。先日取り付けたサイクル用フレームバッグだけで入浴できるか。キャンツーに備えてトライです。寸又峡温泉の公衆露天風呂は10時半から。そんな遠くないので出発時間に悩みます。それでも今日は平日。通勤ラッシュで渋滞が始まる前に山間部に入りたいので5時半くらいに出発です。 今日は日中の気温は20度を超える予想。それでも朝はまだまだ寒いです。心配だった低温時の始動。プラグ交換のおかげか、1回で始動できました。 寸又峡まで東進開始。R1なんかで行っても味気ないので、引佐、天竜、左手パンク無限酷道、川根経由で寸又峡を目指します。いつものコース。クラッチワイヤーを交換して軽くなったクラッチ。その効果も酷道で確認したいわけです。痛んだ左手を温泉で癒すのも目的です。岡崎で朝日が昇ってきました。 給油しておきたかったのでいったんR1号に出て給油です。 ここでトラブル! 給油後エンジン始動。で、よくあるFI警告灯点灯。これ、原因はわからないけど、いったんエンジンを切って再始動すると消えます。 なので、エンジンを切って、再度キーオン。 そうしたらセルが回らねぇ!なんで??つい数秒前までエンジンかかってたのにー! セルを回してもキュルキュル言わない。ジジジジ・・・、みたいな。相当電圧が低い時の音。電圧計をみると11V前半。何が起きた?? 給油塔から隅っこにバイクを押して移動。 なんか変なことしたかな?思えばちょっとキーを再オンするまでの間が早すぎたような。いつもはもう少し溜を設けるですが、慌てすぎたか?放電、蓄電、なにかそういうタイミングがあるものなのか。こんなトラブルは初めてで対処の仕方がわかりません。 そうはいってもなんとかしないと。 さて・・・。やってみるかジャンプスターター。真冬の早朝はだめだったけど、今は暖まったエンジン。いけるのか。図らずも出先でエマージェンシー対応の実地練習に。 このワニ口がでかすぎてバイクには不向き。なんとか接続。 恐る恐るセルを回すと、弱弱しいけどエンジン始動に成功。写真に撮り忘れたけど、このジャンプスターター、つなげると12V弱でした。意外に電圧が低いので心配しましたがなんとか。この前クラッチワイイヤーを交換したとき、オルタネータからのカプラを外してるので接続不良とか起きてないか心配はしてました。何度か試走して発電できてるのは電圧計で確認してたんですが。少しアクセルをあてると14V超えます。いつも通り。 怖かったけど、ここはGS内。もう一度エンジンを切って再始動。特に問題なくエンジンがかかったのでひとまず大丈夫そう・・・。 行くか、帰るか・・・。 ・・・・・・。 シンキング。あぁー、思い出すなぁ、ちょうど1年前のレギュレーターカプラ焼損遭難。またかなぁー。 帰る??? ・・・。 今は電圧計もあるし、行くか!ダメダメな遭難者になるひとの判断パターン。 GSを出発。時間をロスりました。7時前だけど豊川~新城へ抜ける間ですでに通勤ラッシュ。桜はきれい。 まあ、のんびり行きます。マシンも微妙かもしれないのでテンション下がり気味。 天気はいいんだけど。 ユアサかな、やっぱYUASAに変えようかな。彩誘因のために試したチープバッテリー。怖いなぁ。電圧計は14V示してるけどこれは充電電圧?例えばバッテリーの内部が傷んでたら充電されるの?よくわからない。とりあえず電圧が下がってきたら引き返します。 道の駅鳳来三河三石を通過。いつもは寄るけどまだ尿意なし。時間もロスしてるので先を急ぎます。 引佐へ向かう途中も桜満開です。 天竜まででるとまた渋滞かもなので、いつもの酷道で天竜北側、渋川を抜けます。渋川をぬけて、道の駅くんまでトイレ休憩かな、と思ってたら視界に公衆トイレの文字。 緊急ピットイン。多分?多くのライダー、いや、自分だけ?道端のトイレを探して走る癖があります。目ざとく発見。 で、トイレ前なんですが、向こうは桜満開並木。 ふぅ・・・。すっきり。 エンジンも無事始動。 よし、ここから酷道に。冬季の落ち葉、落ち枝で路面はあんまりだけど、タイヤもプロファイル復活でラインのトレースもスムーズ。クラッチも楽々な感じです。 軽くなったクラッチのおかげ?で難なく狭路区間をパス。いったん広々道路に出ます。次の通過点、秋葉神社方面へ。その入り口の石灯籠は高さ9mだそうです。青空最高。このあたりから少し暖かくなってきました。 看板に川根本の文字。あと44km。その間に左手キラーの延々酷道パートがあります。ツーリングマップルにも果てしなく続く、とあるのでそういうイメージなんでしょう。 春野エリアも桜満開。春以外に走るとどれが桜の木か、なんて気づきません。毎回思う、日本は桜にあふれているなぁ、と。美しい。 と、ここから狭路区間。脇の電光掲示板にも片側交互通行とか災害とか不穏な文字が。 この道も前半はまだいいんです。後半15kmくらいがきつい印象。 おわっ、結構大きなクルマも来ます。 いつだ、いつ左手の限界がくるだー、と構えていたら広々とした道に。狭路酷道パート終了してました。クラッチワイヤーの徹底注油すげー。左手が悲鳴をあげることなく、いつもの苦行区間を気づいたら抜けてました。 よーし、こっから寸又峡までは快走区間。大井川沿いの桜を眺めながら遡上です。 その前に道の駅でトイレ休憩。 フォーレなかかわね茶茗館です。大きな桜の下の東屋でひと休み。 ここで10時。寸又峡の温泉にはちょうどいい時間に着きそうなので、入浴料とか確認しようとしたら、衝撃の事実。 いや、この発想はなかった。毎日やってる、は利用者の勝手な期待というか、思い込み。確かに。 えー、じゃあ、接阻峡温泉は? う、はやりのカルテル?申し合わせたかのようにねらう温泉は木曜定休。ひとつ、水曜定休日の入浴施設を発見。でも、ここから近すぎ。開業前についちゃうので、調べてて見つけた、面白そうなレトロ駅、接阻峡温泉駅を目指します。 気を取り直して北上開始。 千頭駅を通過。お、トーマスたちがずらり。残念、目の高さでは見えたんですがGoProの設置高さからだとよく映ってないですが、人面機関車、不気味すぎ。 赤い鉄橋に桜のアーチ。 今日は寸又峡ではなく接阻峡方面にシフトです。 接阻峡方面にはあまり来たことがなく。数年前、奥大井湖上駅にはいきましたが、今回はそのひと駅先に侵入です。え、接阻峡温泉駅は左?木々の中ですが。 この先に駅なんてある? え?思ってた感じじゃない。ちょっとしたロータリースペースくらいあるかと思ったけど駅が行き止まりか?手前で止めます。駅舎の前でパチリしたかったなぁー、 したかったけどなんだ、なんだ、結構な人だかり。お?ラッキー。トロッコ列車も停まってます。 うへぇー、駅舎の前で写真なんて無理そう。ましてや駅舎の中なんて。桜、大井川、トロッコ列車。なかなかの観光資源とは思うけど、この人気はいったい。 ホームをみるとトロッコ列車。 丸目ライトがレトロでかわいらしいデザイン。アプト式という、歯車と歯車レールで急こう配を登れる列車みたいです。 この駅の真ん前にある民宿?ここ、露天風呂だけも入れるみたいだったんですが木曜日定休でした。 時間調整も完了。今から千頭駅方面に戻ります。その途中に入浴施設があるので。 戻る途中、眼下に奥大井湖上駅がちらり。こりゃあ映えるな。でも結構歩くしなぁ。今日は温泉優先。 でもせっかくなので昔の写真を一枚。 放水中のダムなんかも眺めながら目的地の入浴施設に到着です。 入浴施設もりのいずみです。定休日は水曜日。 車載してきたサイクル用フレームバッグ。大丈夫、落ちたりしてなかったけど泥でよごれてました。白文字だった部分は染めQでブラック塗装。質感アップです。 これだけで温泉にGO。 入浴料は、うへ!強気の1000円ではあります。 そこまで大きな風呂場じゃないですが、平日午前中。お客さんは少な目でゆっくり入浴できました。温泉はぬるめです。露天風呂もあったけど、外に出て断念。寒すぎ。 もういちど温泉で腰を伸ばします。左手は無事です。うー、気持ちいい、湯冷めしないようにしっかり蓄熱。 自分としては長風呂でした。小さめの温泉タオルも十分。このフレームバッグ、男のお風呂セットには十分です。 あとは折り返し。途中どこかの道の駅でお昼にしようかな、と思ったらさすが入浴施設。食事処が営業中。なかなかのテーブル数。休日はにぎわうのかな。 腹減ったので唐揚げ定食に。 いただきます。 うめぇ・・・。 B級グルメとか探訪しないツーリングなのでお昼なんてコンビニで済ませることもよくあります。それにしたら十分な食事でした。ごちそうさまでした。 ちょうど12時。外に出ると陽気。雲が近い。高所の雰囲気です。 ここから本格的に折り返し。 帰りはあんまりルートを考えていません。ひとまずガソリンを少量入れたいのでセルフがありそうな金谷まで大井川を下ります。 ところがこのエリア?バスが多い、多い、大井。大名行列。いや、それにしてもバスすら頻繁にブレーキランプ。なんだろう? なんとその先にはダンプをけん引するレッカー車。こりゃあ走らないはずだ。大型同士ですれ違えないちょっとしたカーブでも譲りあいで停止。遅々として進みません。こりゃあ、帰るの遅くなりそう。 そんなレッカー車も待避所に入って道を譲ってくれました。バスはいるもののなんとかペース回復。 あ、塩郷の吊り橋。 今日は国道上を歩いてる人影はありませんでした。これ、知らずに県外とかからやってきたドライバーは、空中に人影をみてぎょっとしそうです。 そんなバスも気づいたらいなくなってました。(実はわけがあった) 道なりに進んでいくと、道端にたくさんの歩行者、見事な桜並木が。どうも桜観光スポットらしい。そんななか目の前に桜のトンネル。 おー、すげーな。残念、ピークは過ぎちゃってるけど、不意打ちなので圧巻でした。花吹雪とかすごそうです。 そこから交通量が一気に激減。いままでの交通量はこの桜目当ての人たちだったんだな、と思っていたら、なにやら通行止めの看板が。 なんだ、そういうことか。道理で交通量がなかったみたいだ。〇〇までは行けます、なんて書いてるけど土地勘もないので悩みます。まあ、戻るかぁ。 バイクならいけるかもだけど、トラブっても嫌だし。 引き返していったらまたバスが。やっぱりう回路に入っていきます。さっきバスが消えたのは通行止めだったからなんだな、またバスと一緒か、うんざりだな、と思ってバスに続いて交差点に入ったら、 目の前を左折していったのがさっきのダンプレッカー車! げーっ、また前に入られたかぁーーー。この迷走の間に追いつかれちゃいました。ついてないです。 金谷まで我慢の走行。 ふぅ・・・、この我慢もこれまで。ここからは地味な県道を抜けるので大型バスは走ってないでしょう。帰宅前の最後の給油をしました。 ここからはあまりナビに頼らず、地名看板、おおよその県道名をたどって帰ります。 基本ルートは県道81号、40号で天竜へ向かいます。 落ち着く県道。快走です。 だけどいきなり通行止め。 いや、道なりっぽい右方面は通行止めで、直進方面は狭路区間だけど続いてるのか?一旦停止。 看板をみると、この先が81号で間違いなさそうだけど、なかなかの警告ぶり。 3トン以上禁止、道幅1.7m未満の箇所あり、などなど。 相当の難所のよう。 さっきナビを頼らず、といったのは実はどう経由地でトレースさせようとしてもこの県道81号をつないでくれなかったから。 ナビだと太い81号の区間は途切れてます。拡大すると線のような道は続いてますが、ナビ的には通れない判断なんでしょう。 ・・・。 行くか、戻るか・・・。 あとちょっと走破すれば向こうの81号に出れるんだな・・・。 侵入開始です。 うほっ! すぐ後悔。 酷道はよく走るけど、趣、毛色が違うぞ。ひとことでいうと走るな危険! 道幅が狭いとかじゃなく、R157みたいに、落ちたら死ぬ、的?バイクに相性が悪い。中央はコケや砂利で狭いキープレフトを余儀なくされ、その左側はガードレールもないし崩落気味。自由度がない。 毎度思う、GSXのページに出る画じゃない。オフ車、アドベンチャーならまだしも。 よーし、なんとか対向車にも出くわさず対岸の81号に抜けました。 先を急ぐぞ、というところで急ブレーキ。 自分の脳に機械学習されて蓄積されてる特徴に一致する建物を発見。 掘っ立て小屋、入り口2つのシンメトリーデザインは公衆トイレの匂い、臭い。嗅覚です。 駐輪。ふぅ・・・。放尿完了ですっきりです。 まだまだ先は遠いな。2時過ぎ。いつもなら帰宅してそうな時間です。 県道を進むとやっと見覚えのある地名のエリアが出てきました。 ここからは来た時と同じルートで。引佐、新城、豊川と抜けていきます。 斜陽が迫る中、お、この待避所、見覚えあり!去年遭難して退避した場所です。ここにレッカー車を呼んだなぁ。思えば今日もバッテリートラブル。呪われてる。 トラウマスポットを通過。道の駅鳳来三河三石によります。 夕方が近づき、気温も下がってきました。そういえば今日はまだ脱脂してなかった。 ガソリン給油のお釣りで小銭太り。ホット缶コーヒーで10円玉大放出。 ふぃー、うめぇ。 豊川に入って高速でジャンプするか少し迷って、下道続行。このナビ、閑散とした県道をよく教えてくれます。これなら17時前に岡崎に入れるか?帰宅ラッシュに捕まらず脱出できるか?と期待したけど、 だめだ、市内は大渋滞。 始まった帰宅ラッシュと。運悪く桜満開の岡崎城があって、臨時駐車場からも次々にクルマが割り込んできます。まーったく動かず。しかもあれかな、今年は大河効果で、岡崎城に来るひとも多いのかもです。 渋滞に1時間以上つかまって、まさかのここで左手がパンク。 水温計も108度をマーク。新記録です。またラジエターキャップが変形してるかもだなぁ。 日没です。 やっと到着しました。 なんだか満腹だけど満足じゃない感じ? 吉凶混合のツーリングとなりました。 クラッチが軽くなったのは〇。お風呂セットがこれでよかったのも〇。でもバッテリーが怪しい感じなのは×です。 それでも桜街道は満喫できたのでそれは◎。つぎはGWツーリングの行先を決めたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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