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カテゴリ:GSX-R1000・排気系
自分のGSXの持病、FI警告灯の点灯。冷間時からの始動時には結構点灯します。暖まってからエンジンを再始動すると消えることがほとんどです。 バッテリーを交換直後、冷間時からの始動でもほぼ点灯することがなくなりました。バッテリーの劣化とも影響あるのかな、なんて思ってました。 バッテリー交換から数か月。1年未満といっても寒い季節になったらやっぱり点灯し始めました。 この症状が出始めた当初はもっと点灯頻度が高かったです。 自分の記事を読み返すと、2019年6月。このころは再始動をしても消えなくなってた、とあります。ちょうどそのころ、自作のオイルミストキャッチ用に、ブローバイ還流ホースの中間にスポンジを追加したタイミングでした。 ショップにも、それが原因ですか?と相談したんですが、多分、それじゃないですよ、との見立て。おそらくはアクチュエーター内の歯車が欠けてるかも、というものでした。樹脂の歯車なので、よく欠けるようです。 確かにネットで調べると、同じ不具合の事例で、アクチュエーターを分解して確認すると歯車が欠けてるものがヒットします。 もうひとつは中間パイプの排気デバイス、バタフライバルブがカーボンで固着して動かなくなってる場合。 中間パイプは手元にひとつあります。今マシンについているのは、中古。中古で取り寄せて、バタフライバルブの動きをチェック。問題なさそうだったので、耐熱ブラックで再塗装して取りつけました。 取り付け後は、症状が改善。だましだまし今日に至ってます。 当時も解決できてませんでした。 ということで中間パイプ、1本手元に余ってます。そのときも、バタフライバルブ周りの動き具合に、取り寄せたものと現状品で差がないことは確認していますが、もう一度排気デバイスの動き、固さをチェックしてみます。 のぞくとバタフライバルブがあります。中は煤で真っ黒。 スプリングがあって、基本的にはバルブ全開になるようになってます。 手で回してみると結構スプリングが固いです。固いけど、動きはスムーズ。カーボンで固着している、ようなことはなさそうです。 固着してる感じはないけど、この固さ、重さはスプリング込みでの固さ。素のバルブの動き自体を確認してみることに。 スプリングの片方を引っ掛け部から外して、フリーに。テンションを抜きます。 その状態でバルブを回して、その固さ、重さをチェック。とくに途中で引っかかることもなし。ゆるゆる、ではないけど一様な固さ。スムーズです。 これはあくまでも手元の中間パイプでの話。今装着してるやつも同じかどうかは別問題。別問題だけど、中古パイプを取り寄せて動きを比較した際は、特段目につく差はありませんでした。あれから4年。カーボン等の堆積は進んでるかもですが、きっとサチってます。頻繁に動くところだから固着はない、と希望的観測をしておきます。 すると気になるのはやっぱりアクチュエーターの歯車の欠け。欠けてると動きが変になるもんなのか。動きをみて判断できるかどうかわからないけど、キーをオンにして排気デバイスの動きをチェックしてみます。 いつもの内視鏡で接写。YouTubeアップとかじゃなくて、gif化してるのが貧乏くさいです。 全開、全閉、初期位置。とりあえず変な感じはない?音がすごい静か。こんなレベルだったかな?以前はヘルメット越しでも動作音が聞こえた気も。ショップも、以前症状を探った際に、音がしないんですよねぇ、って言ってたのを思い出しました。静かじゃダメなのか?? あとできることはワイヤーに注油とか。 注油するにしてもアクチュエーター側は真横なので、いったんフリーにしないとだめそう。ここ、作業性が悪かった覚えがあります。 このアクチュエーターを分解したページを見ると、歯車のほかに電極の接点があるようでした。動きながら接触する電極部分。あのスプリングの固さに負けないトルクを発生させる電流はいかほど?動接点だからスパークが飛んで焼損が進んでたり。ヘッドライトのディマースイッチがそれでやられてました。 そういうところの劣化が積もり積もってのエラーの気もしてきました。新品でもまだ手に入るけど、ヒロチーで4万オーバー。消耗品とわかってるので中古は論外。だけど交換して個体差を知るのも、今後の判断には有効の気もしてます。外れ品でもばらして遊ぶのは自由。まあ、しばらくはキーオン時に排気デバイスの音に耳を澄ませて、デバイスが生きているか確認してみます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.04.15 02:40:13
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