|
カテゴリ:ツーリング/散歩日誌
2023年のGW、ツーリングの行き先を前日に急遽変更というバタバタの出発になりました。日本全国おおむね晴天、なんですが上空に入りこんだ寒気の影響で東北、北陸は天気が不安定予報。 本当は能登を目指していたんですが、雷雨の予報で急遽快晴確定エリアに行き先を変更しました。去年のGWに行こうとして遭難した四国を目指します。快走区間を伸ばそうと阪神エリアは極力通らないようにして、京都をパス、篠山から三木、明石に南下して淡路島を抜けるルートにしました。キャンプ場まで400kmオーバー。管理棟とかない、チェックイン不要の無料のキャンプ場を選定しましたが、もろもろ手間がかかるキャンプ。午後4時には着きたいので、下道メインを考えて、4時50分、早めの出発です。 GWだけど一応平日。この前の桜花見ツーリングでは朝の渋滞ラッシュに巻き込まれて時間をロスしました。みんなが起き始める前に郊外パートに飛び込みたいです。 今日は西進。朝日を背中に浴びて逆光と無縁の快適走行です。まずは名四で四日市まで進みます。 京都をパスするとき、琵琶湖大橋を使うことが多いです。琵琶湖に抜けるには鈴鹿山脈を越えないといけません。タイヤも新しいし鈴鹿スカイラインを使おうか悩んでましたが、目の前に険しそうな鈴鹿山脈がみえてきて、凍える寒さから気持ちが折れました。楽ないつものR421で近江へ抜けることにします。 いつもの休憩ポイント、道の駅菰野に到着です。 ダメだ、寒すぎ。お、まだホットコーヒーがあります。 コーヒーを飲むと利尿作用からの尿意は気になりますが、次は琵琶湖大橋の道の駅で休憩予定なので、安心して蓄熱。指先あったか。 先を急ぎます。R421は気温6℃。こっちのルートのほうが展望が開けていて開放的です。 近江から守山へ湖岸を南下。ほんと今日は雲一つない青空。快晴です。 いままで気づかなかったけど、琵琶湖大橋に行くのにピエリ守山の横を通過していたらしい。昔、空き店舗が多くて、閑散とした廃墟ムードが話題になったけど今は普通に店舗も入っていそうな看板群です。 ETC化されて楽になった琵琶湖大橋。久しぶりに使います。 湖上を快走です。 この先京都越えがあるので、トイレ休憩。トイレだけじゃなく、マップルを取り出してちょっとだけルートを再考します。 京都に入らず、R477でパスするか、京都北部を抜けるか。市街地を抜けないR477は渋滞はないですが、酷道パートがあります。路面が悪いだけなら問題ないですが、1か所、いやな急カーブというか、ヘアピンがあります。これが、来るとわかっていると備えられるですが、不意をつかれるともう曲がり切れない具合。 ・・・。 最近、運が悪いから酷道はやめておとなしく街路を抜けます。 金閣寺を通りながら南下して、R9号に合流です。R9で快走エリアとして選んだ丹波方面、亀岡に向かいます。 今日、山間を走って気づいたのが、藤の花の多さ。桜の季節に思う、日本は桜にあふれている、と同じことを藤の花にも思います。こんなに藤の木って多いんだな、と。桜も藤も、花が咲かないと認識できません。 R9はまだまだ交通量が多くて、快走とは言えなかったけど、最高の天気。個人的に来るときはいつも天気が悪い印象の道の駅ガレリアかめおかに到着です。 天気がいい亀岡、変な感じです。大雨だったり、濃霧だったり、くらーい印象が植え付けられてます。10時20分。先はまだまだ長いです。ここから丹波、淡路島を抜けないといけないので、ここでもトイレだけ。先を急ぎます。 亀岡から篠山方面へR372で。とっても開放的なエリア。元茅葺屋根のような家々も点在するエリア。日本の原風景っぽいと勝手に思っているので好きなエリアのひとつです。 この辺で走行距離が満タンにしてから260キロに近づいてきました。いつもならこの辺で給油ランプが転送するころ。260キロが健康のバロメーター。 それより早いとエアクリが汚れてるとかメンテ時期が近いときもあるし、酷道、極寒コンディションとか、心当たりがあること多数。 今日も260キロくらいで給油警告灯が点灯しました。プラグは変えたばかりだから、やっぱりエアクリをちゃんとメンテしないとだめかもです。今回のツーリング、エンジンのフィールは決してよくないです。アイドリングも弱弱しい。高めに設定しなおしたのにダメダメです。 セルフのGSを探しながら走行していると、東経135度子午線付近の看板が。明石北方に到着です。 三木付近で給油。マシンは満タンになったけど、時間は12時過ぎ。ちょうど看板が出てきた道の駅みきに緊急ピットインしました。 混んでる。昼時ってのもあるか。自分もレストランをのぞいてみますが、 平気で2千円弱。 食べてもいいかな、という値段のものはお子様ランチでした・・・。レストランもおひとり様ライダーが入る雰囲気じゃないかな。トイレだけ済ませて出発です。 さて、いよいよ淡路島へ。垂水から乗ります。 明石海峡大橋。20年ぶりくらいでしょうか。 淡路島に到着です。お金をケチって下道で縦断します。出てきた大きな道の駅をのぞくと、すげー満車。もう入るまでもなくパスします。 そこを抜けると海沿いの区間に。おー、豪快な景色です。 そろそろ14時近く。さっと寄れそうな食事処も出てこない感じです。そんな空腹ってわけじゃないけど、これ以上遅くなると夕飯の時間に影響してきそうです。 お店の看板やらを見ながら走っていると、予想していなかった看板の文字。静の里公園。これ、明日の帰りに寄ろうと思ってました。テントのなかでルートに入れようと思っていたので、具体的な場所はわからなかったけど・・・、ここだったか。 明日早い時間に通過しちゃうと、開いてない時間帯になるかも。 急遽寄り道することに。もう少しR28で南下しようと思ってたけど、県道にルート変更です。公園が近づくとナビにセブンイレブンのマークが。 ちょうどいい、がっつり食べるほどお腹も空いてないのでコンビニでお昼を済ませます。 これこれ、地べたリアンで昼飯。地熱岩盤浴。お尻がいい感じで気持ちいい。明日の朝食も調達です。 飲むようにお昼を済ませて、行き過ぎた公園に戻ります。 なんか金色の塔。Bスポの香り。 思ったより小さいな。昔はちょい有名スポットだったと聞いてます。あのベッカム選手も2002年に来たことがあるというのに! 公園内の立派な木。青空に映える緑。GW特有の輝く緑。いいコントラストです。 ところが、休館日かー。中の展示物、みたかったなー、バスガイドさんの「私もこの手でさわりました。」写真。いかがわしすぎ。いや、今も掲示されてるのかわかりませんが。 でも、自分が寄ってみたかった理由はこっち。 静御前の墓。 ちょっと何言ってるかわからない。 静御前、源義経のあれなんですね、妾さんだったんですね。正室さんはまた別に。彼女の最期の地は各所に伝説がありますが、ここにも。 ここの公園には、あれです。彼女を憐れんでか義経の墓碑も。もちろん義経の最期は平泉だと思います。 歴史探訪の欲求を満たして、休憩しようと東屋に移動して目に入ってきたのが世界一の大金塊の文字。 そう、ここがBスポの地として有名だったのは1億円の本物金塊があったから。それに触れる場所として有名だったそうです。 それが「私もこの手でさわりました。」なんですが、いまじゃ換金され、名残は池に? 確かに金色の鯉が泳いでます。高級鯉は固定資産なのかな。 この公園で休もうと思ってたから、コンビニで未脱脂。よかった、思ったより小さな公園で何もなさそうだったし、休館日でもあったけど自販機発見。 100円。静御前様、ありがとうございます。 やっと一息。ふぅ・・・。 スマホで先をみると、淡路島の下道縦断、なかなか大変です。沿岸沿いは遠回りそうだし、R28は交通量が多そうだし。 ちょっと心配になったけど、脇道にそれたこの県道66号は当たり。淡路島快走縦断路でした。南下中、五色町を通過。20数年前、五色町のあちこちで強い石鹸のような芳香を嗅いだ、なんて日誌に書いてました。今回はルートも違うのでその香りに出くわさないかな、と思ってたんですが、とある交差点で強い芳香。やっぱりなにかあるんだな。 県道66号のおかげでスムーズに淡路島の南端に到着。ここから有料道で四国に渡ります。 鳴門海峡を通過。 あれ?その昔はヘルメット越しにも聞こえた渦潮の轟音。今日は聞こえない。耳が悪くなったか、バイクのマフラーの騒音?いやいや、前の9Rの時のベビーフェイスマフラーのほうが轟音と思います。 潮の時間の関係かな、残念。物足りないです。 渦潮は感じれませんでしたが、久しぶりの四国上陸です。今日の目的はキャンプ場に早く着くこと。寄り道せず目的地の香川県を目指します。 だんだん斜陽に。キャンプ場を目指して沿岸を進みます。 東かがわ市の海沿いのキャンプ場に到着です。そのまま海に出るかと思ったら、ちょい寂しい山道の向こうにキャンプ場はありました。 無料キャンプ場、田の浦野営場です。遅めの到着でテントサイトは結構にぎわってます。駐車場も満車。ぎりぎり整地されていそうなところに駐輪です。 いい場所は取られちゃってます。なるべくほかのテントと離して設置したかったけど、やや近めの設置になりました。 (これが大失敗。奥に写ってるオレンジのテントのキャンパーにやられる羽目になりました。) テントも設営し終わって、最寄りの入浴施設に向かうことにします。 バイクに向かうと・・・、後から来たバイカーに囲まれてしまっていて、バイクを出せそうもない。困った。ナビで見ると3キロ以上。歩くと30分弱?どうすっかなー、と悩んでいると買い出しにでるのか、囲んでいたバイクの一団が走っていきました。 今ならバイクを出せる。 出せるけど、帰ってきたらこの狭いキャンプ場。整地されたスペースを取られるかも。それも嫌だな。ぎりぎり整地されている端っこにバイクを移動。ここなら再度囲まれる可能性はないでしょう。 だけどこの場所もとられたら嫌だな、ってことでまさかの3キロウォークに出てみることにしました。 日が沈みます。 よし、日没までにキャンプ場に戻ってくるミッションを設定。出発です。 風が強い。これ、今はいいけど帰りは湯冷めするかも。 いや、3キロはなかなかの距離でした。速足で20数分で温泉に到着しました。 ここの温泉、400円だったのはラッキーでした。温泉とはなってるけど銭湯みたいな感じです。ま、ツーリング先での入浴なのでenough。 入浴を終えてキャンプ場に戻ります。 夕日を浴びて輝く白い雲がどこか夏の終わりの雰囲気。ひぐらしの鳴き声でも聞こえてきそうです。 キャンプ場に到着。ぎりぎり日没に間に合いました。 足に違和感。靴擦れかな?怖いので現認しないことにします。往復6キロオーバーはやりすぎでした。 眠くなっちゃう前に夕食の準備。屋外でバーナーを焚きますが、消えそう。 夕方の海風か、陸風か、強風です。フライシートも煽られるくらい。 テント内でもビュービュー。換気十分ということで?テント内でぐつぐつ。 夕食は問題なく終了したけど、後から思えばやっぱりテント内でのバーナー使用はNGだったのでした。 日が沈むと気温がぐんぐん下がってきました。キャンドル点灯。明かり目的よりはプチ暖房です。 マップルを眺めながら今回のひさしぶりお楽しみアイテムを使ってみます。携帯ラジオ。20数年ぶりにスイッチをいれてみたら、問題なく受信、聴くことができました。 本当は能登半島にいって、韓国、北朝鮮のラジオでもキャッチできないかな、と思って用意したんですが、調べると北朝鮮のラジオの周波数帯域は日本のAMより高い域。日本のラジオじゃ受信できないのでした。 そういう意味では企画倒れだったけど、受け身のアイテムってのもいいもんだな、と。WEBコンテンツだと、どうしても自分の好きなものを調べていくので、能動的にならないといけません。聞き流し、作業用としては邪魔な面も。 女子アイドルグループの拙いトークもむさ苦しいキャンプ生活のなかでは彩り。今日の各地のニュース、天気予報なんかも必要十分な情報なのでした。 さすがに疲れたな。スマホゲームのルーチンを済ませて、寝落ちしたんですが、深夜に起こされる羽目に。翌日はまさかの睡魔との戦いになるのでした。 翌日に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ツーリング/散歩日誌] カテゴリの最新記事
|
|