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カテゴリ:ツーリング/散歩日誌
2日目の朝。キャンプ場を5時20分に出発しました。ちょい暗めの写真。旅のお供、中古のルミックス。これには露出を変えて3枚連続で撮影してくれるモードがあります。 カメラは素人なので、カメラ、写真について語ることなんてゼロですが、取り込んだ写真をみて、なんかあの時のイメージと違う、というのはしばしば。オートで撮ってくれてるので多分最適解なんでしょうけど・・・。自分は数値より感覚に合うほうをチョイスしたいので、この露出違いの撮影は助かります。出発の朝は、この印象。もう少し実際は明るいけど、印象はこっちです。 通常連続の3枚は等間隔で機械的に撮れるんです。微妙な露出時間の差はあっても微差のはず。このあと、この撮影モードで問題が起こったので脇道説明でした。 今朝の起床は午前2時・・・。 寝る前に作ったコーヒーをぶちまける惨事。写真撮り魔の自分にしては珍しく、残してないのが慌てぶりの具合がわかります。 そのあとひと眠り。寒くて2時に目が覚めました。キャンドルランタンはとっくに消えてました。もう一回キャンドルをセットするのも面倒なので、バーナーを使用。 ふぅ・・・、暖かくなってひと息。 もうひと眠りするかぁ、と思ったところでとなりのテントから女性の声。 どうも夫婦のよう。旦那のいびきは聞こえてきていましたが、執拗に女性の声。 「ねぇ、ねぇ・・・。」 はじめは寝ぼけて切れ気味に応対していた旦那もしっかり目が覚めてしまったようで、ふたりの会話が始まってしまいました。こっちは音を立てないから、どれくらいの些細な音が届いているか、ましてや話し声がしっかり聞こえて迷惑レベルかー、なんてわかんないだろうな。 なんとかもう一度寝ようと思ったけど、無理!会話が途切れない。すっかり目が覚めちゃいました。 あっちが音を出してるから、こっちも遠慮なく4時から朝食準備、撤収準備。こっちの音で気づいたか、やっと静まってくれました。 でも衝撃的事実発見。明かりをつけたらテントのインナーに穴が開いているのを発見。あれだ、バーナー最大火力がダメだったかー。 道理で朝食を食べているとき、蚊が飛んでいると思ったんです。やらかしました。 そんなこんなでキャンプ場を出発。 海から朝日が昇ってきました。 キャンプ場は香川県だったけど、今回のツーリングの目的地は徳島です。たいてい2日目はナビ任せ。このナビ、学習するのかそういうロジックなのか分からないけど、よく県道をチョイスしてくれます。 徳島までの県道41号は貸し切りロードでした。ご褒美かよ!睡眠不足の起き掛け一発の峠越えです。 目の前に目的地が見えてきました。 駐車場に迫ると奥に竪穴式住居が。予備知識なしで来たので、竪穴式住居はサプライズ。でも、そうかぁ、そのはず。 駐車場に到着。目の前に広がる古代の再現集落に気分が高まるなぁー。 装具を外しているとき見えた、隣のクルマの近くにある黒い点。 蓄熱中のキャットでした。高まる自分。ドライな表情のキャット。逃げる気ナッシン。 ここは徳島の阿波史跡公園です。なんでここまで来たかというと、 しかも、 と言われているからです。なんでも信じるオカルト人間ですが、邪馬台国の存在した場所、北九州説、畿内説、どちらもピンときませんでした。両説とも魏志倭人伝通りの場所にない、というか。無理やりのこじつけを必要とします。 数年前、YouTubeでみかけた歴史解説チャンネルで見かけたのが徳島説。 これが妙に腹落ち。魏志倭人伝に記載されている距離、行程を当時の人々が理解していた天体からの測量単位なんかで換算しなおして、方位、コンパスで位置を特定するとなんと徳島。 徳島も古墳なんかが特出して多い地域なんだそうです。機内、北九州ありきだとノミネートもされないかもだけど、ここは解釈に大きな矛盾を必要としない候補地です。近年のgoogle earthなんかの普及も古代史解読の新たな武器になってきてると実感しました。 邪馬台国が徳島なら卑弥呼の古墳も近くに? これは別のテレビ番組でやってたけど、面白かったのは古事記、日本書紀をさかのぼっても卑弥呼という名前は出てこない、なら、日本の古文書に登場する女性権威で候補は誰?というアプローチ。卑弥呼はあくまで魏が記した記載、名前で倭国ではそう呼んでいなかったはず。 女性天皇含め数人を比較。未婚であったこと、祭祀を操る神格的な能力があったこと、これに合致するのはただひとり、天照大神。それを祭神とする神社が、この阿波史跡公園にあるらしく、不思議な古代の祭壇も残ってるらしい。これは確度高し、ということでオカルト人間の自分はロマンをもとめてここまでやってきました。 だけど、神社はどこ? ナビで調べるとまだまだ山頂方面。そっちに進むと案内板発見。 あった、八倉比売神社、約500m。 いやな立て看板。どっちも危険です。 結構歩くな、これは。 参道の脇に露出している石垣のような遺構?人の手で作られた感じですが、中世のお城の石垣とは違います。もっと昔の時代のものなのかな。 やっと鳥居に到着。これが、ここからの階段がとんでもない段数。10年後にきてたら、きっと登れないレベルです。 マジ久しぶりに息が切れました。神社に到着です。昨日の温泉へのウォークと今日の登山?もう靴擦れが気になって、気になって。 だけど不思議な祭壇があるのはさらにこの奥。 さらに階段が。あぁ、足がもつれる。 やっと山頂に到着! おー、古の祭壇っぽい。不思議な五角形の石積み祭壇。 これ、スマホで撮影したやつなんですが、 ルミックスの露出3連ショットではボケボケ。露出時間とかもあって、手振れもするからなんでしょうが、とにかくボケます。 露出補正ゼロはきちんと写りますが、 露出プラス1は、まずシャッターが下りない。考え込みます。なのでハイキー気味。何度撮っても同じ現象。 露出補正なしでは撮れてます。 だめだ、露出補正ありは盛大にぶれます。こんなこと、いままで起きなかった現象。不思議。これが神秘パワーなのかー。 この頂上付近の地中をレーダー測定したところ、石棺っぽい反応が出てました。だれか高貴な方が眠ってるのは間違いなさそうです。 ホルガにしてもそうだけど、神社で撮るとなんかハイキー気味に。木々の木漏れ日とかの影響なのか、なんなのか。 でもカメラ詳しくないほうが、不思議ロマンを感じることができてお得。こういうの、理詰めで考えても楽しくないです。 本当にここが卑弥呼の墳墓なのか。出がけにYouTubeで調べなおしたら、けちょんけちょん。もー、夢がない学者です。 去年来の念願達成です。自分はここに邪馬台国があって、卑弥呼もここに眠っている、で情報更新ストップさせておきます。こんな光景が大昔広がっていたのかも。 せっかくなので出発前に竪穴式住居もパチリ。とっても立派です。 ここからは気楽な折り返しです。四国を脱出します。 朝の徳島内のプチ渋滞を抜けて高速に。思いがけない山登りが昨晩の睡眠不足に影響。 眠い、眠すぎ! まだ折り返し始めたばかりなのに、今からこの睡魔。やべぇ。そもそもこの卑弥呼めぐりは、去年からプリモニション出まくり。マシンは電気系トラブルで遭難断念。今朝はテントがボヤの危険に。足は靴擦れでイタタタタ・・・。無理すると事故りそう。 体力温存に変更です。 淡路島は高速で通過することにしました。 だけど、単調な高速。猛烈な睡魔。あと寒さからの尿意。PAに入ります。 室津PA。朝もまだ早いのでバイクもいません。天気はいいなぁ。背伸びして少しストレッチ。お、体が覚醒しました。もう少し先に進めそうです。 再出発。淡路島を抜けて、対岸に明石の街並み。ここで給油ランプ点灯。昨日と同じ260キロ付近で点灯しました。上陸したら給油ポイントを探します。 帰りは大まかな経由地として道の駅を数か所設定しているだけ。ナビ任せです。 学園都市を抜けたあたりで路肩に白バイ。なにか書類を書いてます。検挙直後でしょうか。嫌なもん見た。安全運転で帰ります。 ガソリンをいれたポイントが昨日とほぼ同じ付近。ということは家に着くころにもう一度給油ランプが点く予定。無給油で帰れそうです。三木あたりが今回のツーリングの給油的ラグランジュポイント。 ナビのおすすめ県道。新緑がまぶしい。ご褒美かよ! 今日は丹波より少し南の、神戸北部を抜けていきます。 経由地、道の駅いながわに到着しました。 トイレだけの予定が、思ってたより大きな道の駅。レストランも営業中だったので早めの昼食にしました。昨日は昼食難民になったので。 フライ定食。ご馳走様でした。 さて、食後の一杯。 こんなにダイドー、ジョージアの写真を載せてるので、なにかノベルティくらい届けてほしいと勝手に思っています。 お腹も満たして再出発。一庫ダム。昔は土日祝は2輪車走行禁止。去年の夏から解除されたようです。いい道だったけど、北野誠のお話なんかにも出てくる心スポ?妙見山もすぐ近く。 亀岡に入って、そのまま京都に。今回も北部を抜けます。 金閣寺付近。思ったより観光客がいないです。GW期間といっても平日だからなのか。 京都をぬけて大原経由、琵琶湖大橋に戻ってきました。 ここでまたまたトイレ休憩。 あと水分補給。ジョージアで脱脂です。 まだ琵琶湖。体力的にはどうかなぁ・・・。自問。 員弁あたりを通過するときに高速に乗るかどうか再判断。まだ大丈夫そうです。琵琶湖大橋を通過。近江に入ります。 湖岸を北上。今日はたくさんのライダーとすれ違います。手を振ってすれ違います。みんな最高の天気を満喫してます。 近江の交通量が増えた中をのろのろ進んで、見えてきたR421桑名、員弁方面の案内。だんだん土地勘があるエリアに入ってきたので安心もするけど、渋滞エリアに入るのでうんざりもします。 もうひと頑張り。 ダム、きれいだなぁ。 員弁に降りてきたけど・・・、まだいける、桑名で名四に合流。目印のギロチン工場。この先の新川、庄内川の渋滞が心配です。 心配だった名四の渋滞は・・・、ギリ許容内。なんだかんだ流れていたので、そのまま下道で帰宅しました。琵琶湖から休憩なしは無茶しすぎ。ふぃー、なんとか睡魔から逃げ切ることができました。 久しぶりの四国、思ったより遠かったです。高速でつなげば楽だけど面白味ナッシン。めずらしく快晴の丹波エリアも楽しめました。とにかく天気が最高でした。去年来、縁がなかったオカルト探訪ツーリングでしたが無事終了。正直トラブルが起こるんじゃないかとビビってました。GW後半は天気も悪そうなので、メンテはまたしばらく後になるかも。走行、知的探求心満腹ツーリングになってくれました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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