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カテゴリ:バイク・駆動系
昨日の神坂峠での画像。下山しようとUターン中。これがちょい斜面で嫌な立地、というのもあるけど、苦労して慎重に旋回中。 なんとか調整して、クラッチが切れるようになったのでクローズしてました。街中とか通常走行時のギアチェンジには支障ないレベル。だからクローズしたんですが、そのときからクラッチミートが少し遠くなって嫌だなぁー、とは感じてました。それでも切れるようになったのが大きかったし、徹底注油でレバー操作も軽くなったので手打ちにしました。 でも、どうしても気になるシーンが、こういう疲労した指でUターンとかするシーン。荷物満載でじりじりターンするときとか、常に駆動力をかけるような繊細なクラッチワークをしなければ転倒しそうなときとか? そんなとき、ほぼ伸び切った指先の位置が半クラッチだと、もう調整代がなくて。もし、疲れて指がレバーから外れちゃったら・・・、とか思うだけでぞっとするわけです。 ワイヤーを純正に戻しただけでクラッチが切れなくなるはずはなくて、原因は一緒に新調したクラッチレリーズでした。 これも純正に換えただけなので、ポン付けだと思って、なんでクラッチが切れなくなったのか意味が分からず途方にくれたんですが、この下の写真のねじの突き出し量が違いました。これ初期位置でポン付けだと思ったのに、アジャストできる機構部は調整確認が必要だと痛感したわけです。 このアジャスタ、1mmくらいの調整でレバー手ごたえ位置が激変。交換前のレリーズと同じ突き出し量でもなんか微妙に違って、数回調整してなんとかクラッチミートがやや遠いけど、切れるようになりました。もう外したり調整も大変なんで、ひとまずこのくらいで手打ちにするかぁ・・・、とあきらめていた部分です。 そう、ここを再調整するとなると大変。 カウルを外して、スプロケットカバーも外して、調整して、組み戻して確認して、ダメならまた分解調整。いやー、真夏にやる作業じゃないです。 だけど、操作性に関わるところだし、特に夏休みのロングが控えているので、何が起きても対応しやすいように再調整しておきたい部位ではあります。 でも、大変なんだよなぁ。 そんなことを昨日、ツーリングの帰りに考えていました。 今日はゆっくりしようと思ってたけど、朝、セミの鳴き声で目が覚めました。時計をみると6時半。 ・・・。 炎天下になる前に、クラッチ調整するか! 重い腰をあげてマシンに行きます。 うわ、スプロケカバーあたりにクモの巣。しばらく乗ってなかったからなぁ。 ジェネレーターカバーにも。粘着性の強い硬いクモの巣。なんの種類のクモなんだか。 カウルを外して、チェンジペダルも外して、リザーバータンクも外して、やっとスプロケカバーを外せます。 クラッチレリーズを外してみると、確かにもう少しねじ部を出しても良さそう。 少しせり出して、組み戻し。 いきなり組み戻し完了状態の写真。試走に出ます。 写真はいきなり完了してますが、1回じゃ決まりませんでした。微調整して2回目で完了。 作業中、調整終了後の写真も撮りたかったんですが、なにしろ場所が場所。もう手が油で真っ黒。ドロドロ。とても作業中に写真を撮れませんでした。 ほんと1mmも違ったら段違い。繊細な調整です。あとはレバー側のアジャスターも調整して遊びを再調整。 お、レバー側のアジャスターが昔の状態に戻ってきました。これは以前の慣れた状態に戻ったのか? 試走に出かけて確認。 そう、これこれ、この位置だった。 体が覚えているフィールを再現できました。いやぁ、汗だくになりながら作業してよかった。これでまた微妙に違うー、とかだとまた悶々とするところでした。 シャワーを浴びて終了。 昼ご飯を食べながら、歳とったあるある。 (あそこの作業、しっかりやったっけ?) 最近物忘れが激しいのと、熱くて早く作業を切り上げたい、みたいなことが重なって、確認した覚えがないところが何点か。いや、都度やってるつもりですが、特に今日は2回やり直してるので、どっちの確認だったか自信がない。 もう1回ばらす? ま、まさか。 気になってた部位は内視鏡で見れるかも。 内視鏡でクイックに確認。クラッチワイヤー、カウルとフレームで挟んでないよな・・・。OK。元通りフレームの下を通ってます。 ジェネレーターからのカプラ、繋いだ? OK。カプラはつながってそう。まあ、この辺は電圧計でも異常は検知できます。 これで諸々気になっていたところをひと通りメンテできました。やっと失地を回復できたというか。工数、労力の割に前進がないのが微妙ですが、なんとか夏休み前にねじ込み完了できました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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