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カテゴリ:ツーリング/散歩日誌
今年のツーリングの行先は、数年来行こうと思っていたエリアです。10年前にVTRで行ってますが、まー、ツインでは疲労困憊。ちょっと躊躇する乗り心地です。 マルチに乗り換え、軽量滑らかな乗り心地は最上のツアラーです。これまでの実績で下道で十分行けます。駆動系も刷新。今が一番ネガなないので10年ぶりに楽しみにしていたエリアに。台風も微妙に足踏み状態。予約した宿をキャンセルしなくて正解でした。 宿に入る前に散策したいエリアが何個かあるので、早めの4:40分スタートです。 行先は長野。なので北上します。途中木曽まではR19号で行きます。先日の神坂峠ツーリングで試した瀬戸から恵那まで抜けるルートが豊田市街を抜けないのでストレスがありません。 瀬戸R363から県道69号、66号とつないでR19に迫ります。県道は適度にクネクネ。多分?国道みたいに直線化整備されないのか、ストレートも長くないので単調にならず◎です。 いつもなら道の駅らっせいみさとに寄るんですが、尿意、疲労もまだ大丈夫。今日はR19もそこそこ走るので道の駅はたくさん出てきます。休みたくなったところで休憩。R19を進めていきます。 先日、神坂峠に行くときは右折した交差点。今日はR19をトレース。これより木曽路の文字。たまに走りたくなる木曽路。 左手に木曽川。左右前方に山塊。いやぁー、木曽路です。まだ日が昇りきらないので道路は陰って陰鬱な雰囲気。どこか薄暗い木曽路のイメージです。 木曽路を走っていくとたくさん出てくる看板。日本酒は嫌いなのであれですが、こういうのを飲むと故郷を思い出したりするんでしょうか。飲む、涙。濃いです。 道の駅賤母も通過。大きなところは早朝でもそれなりの賑わい。まだ7時。早朝感を味わいたいので、もうひとつ先の道の駅大桑で休憩にしました。 出発前に取り換えたミラーも問題なしです。 今年は暑すぎ。40℃とか珍しくなくなってるので、水分補給をしていきます、が。毎回思う、最近の缶ジュース高けぇ!ミニしか飲めないという。嫁さんが水筒を持って行ったら、と言ってたけど最近はそれがクレバーかも。自転車のひとたちは携行してるし。 飲みながら、今日走っていて気になったこと。それは手のしびれ。めちゃくちゃしびれる。この前神坂峠に来たときは気になりませんでした。その時からの変化点は・・・、まさかミラー?軽くなって、固有振動数とか変わったとか?それか排気デバイスキャンセラーのおかげで巡航の回転数があがりました。それで振動でも増えたのか。グローブも先日と同じだし、謎です。バーエンド、もっと重いやつとかあるのかな? ここでGoProのマウント位置を変えます。明日の撮影に先駆けて、どんな風にシーンが撮影できるかトライ。いったん宿で撮影結果を確認してみます。 で、走りだしてすぐに感じたこのマウント位置の嫌なとこ。遠くなって撮影ボタンを押しにくくなったのは確かにあるけど、アクセルを操作していない左手でボタンを押そうと思ったら、右じゃなくて左ミラーに設置した方が操作は楽かも。左側から撮影すると撮影範囲になにか影響が出るかはわからないけど、左ミラーが問題少ないかな。右ミラーだとメットを掛けるとマウントに当たります。もしかするとマウントベースも動いちゃってるかも。左への移植、要検討です。 そんなこんなで取り込むまでどんな風に撮れているかは不明。今、ブログを書くために取り込んでみましたがスクリーン越しじゃないので画質はシャープに感じます。ただ、振動はやはり気になります。 この前白馬へツーリングしたときは開田高原を抜けて野麦峠経由、松本入りをしましたが、今日は初めてのルートを試します。 それが県道26号。R361が圧倒的にメジャー。でも行楽者のクルマが多いのも難点。その点県道はそこまで交通量はありません。ぱっと見、良好なルートそうです。 いやいや、全然楽しい。この開放感はR361に負けてない? コーナーで空に飛び出すような感じも味わえます。前半は特に良好な区間でした。後半はややガレ気味。それでも酷道というわけじゃないので、今後松本へ抜ける際の選択肢に入れたいと思います。R19で塩尻にあがっても楽しくないんだよなぁ。 結果、ミラーに付けてちゃんと撮影できてたけど、ボタン操作に辟易。信号待ちでいつものマウント位置に戻しました。 松本に入って、驚きのものを発見。ガソリン高けぇ!ハイオク200円オーバー、初めて見た。あれかな、内陸まで陸送する輸送費とか反映されてるのかな。 うー、どこかで給油しないといけませんが、行きも帰りも信州エリアで給油になります。排気デバイスキャンセラー、燃費に凶とでるか、凶と出るか・・・。 気を取り直して松本の北部、安曇野を快走。広がる水田。彼方に山脈。自分の田舎に似ている雰囲気です。 単調な主要国道を走らなくて済むように、ナビの経由地に入れていた道の駅ほりがねの里。行き過ぎようかと思ったけど、2時間くらい走って、のどが渇いて我慢できず。寄ってみたら、 隣がひまわり畑でした。信州でひまわりを見れるとは思わなかったので不意打ち。いやー、いい光景に出会えました。 ひまわりはすき好んで太陽を見上げますが、人間様はまじ熱中症のおそれ。ここでも水分補給。 毎年楽しみにしてるダイドーの梅よろし。今年見かけてないです。 休憩室で少しルートを確認。そろそろ給油警告灯が点いてもおかしくない頃。 今は安曇野。行先は長野方面。もうひとつ東です。まずは千曲に出ないといけませんが、峠を越します。ガソリンを今いれるにしては少し早いし、かといって山越え区間も結構な距離。 ・・・。 千曲、長野で給油することに決定。最悪いま警告灯が点いてもなんとかたどり着けるはず。 道の駅をスタート。 近隣の商店街ではお盆祭りの準備でしょうか、提灯が。夜だと雰囲気良さそうです。 安曇野経由で塩尻、松本をパス。R19号に合流して、 R403に出て、千曲を目指します。ここで給油ランプ点灯。ここからなら峠はありますが、千曲までなら大丈夫。 聖高原、千曲高原を抜けて下りになります。おー、眼下に千曲の街並み。盆地にびっしり。 交差点まで下りてきて、今日の目的地、松代に到着したようです。しらなかった、松代は真田の城下町だったのか。てっきり上田だと思ってました。 目的地に向かう途中の交差点に、松代といえばの、松代大本営跡。象山地下壕。もちろん、ここも見たいけど、今日の第一目的地はもう少し先です。 ナビに従って、出発前にストリートビューを使って調べまくった、手ごろな撮影スポットに到着です。 山です。 皆神山です。 なんではるばるここまで来たかというと、 ということらしいです。この皆神山が、なんと日本最古どころか世界最古、世界のピラミッド信仰のオリジンだから?いや、今回あんまりリサーチしてないです。たしかそんなことを言ってたと思います。 でもツーリングマップルにもコメントがあるので、少なくてもピラミッド説はあるんでしょう。 この山、50年以上前の松代群発地震の際、発光現象が目撃されてます。出典:気象庁ホームページ https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/matsushiro/mat50/disaster/luminous.html 特にオカルト現象とかではなくて、圧電効果によるプラズマ現象と最近の学説ではなってるようです。地脈とかかなり条件が整わないと起こりえない現象みたいですが、地震の前兆として正式に認知されてるものらしいです。 ただ、昔のひとたちからしたまさに神の威光、信仰の対象になっていったのは自然だと思います。 ガソリンがやべぇですが、皆神山、神社に向かいます。 入り口の案内板にもしっかりピラミッドとあります。調べると神社にはそれはそれは興味深いものがありそうでしたが、今日はここまで。 えっ、登らないの、って感じですが、今回のツーリング。実は8月の恵方じゃないので、ガチガチのパワースポットは避けます。いや、もうシュバルツシルト半径に入ってるようなもんですが、あえて尻尾は踏みますまい。 いつも正月にオカルト見立てをもらいますが、パワースポット、行けばいい、っちゅうもんではなく、時宜を得ないと逆効果。それでも8月にツーリング、旅行に行きたかったのでここ数か月、行く先々の神様にねんごろにブーメランが返ってこないようにお願いしてました。これ、ダメージコントロールに効果的とのこと。 また行くべき時がきたら、世界最古のピラミッド。登ります。ここ、UFOの目撃情報も多数。夢があります。 皆神山を後にして、次は象山地下壕に向かいます。 ・・・。 不安。至るところに駐車禁止のコーンとかが置かれています。かといって駐車場の案内もなくて。それっぽいスペースにはクルマだけ。バイク、ないぞ。バイク不遇スポットの匂い。 行き止まり、大本営跡受付まで来ちゃいました。わずかな駐車スペースしかなくて、クルマで埋まってる。停める余地はなさそう。 あれか、松代城近くの駐車場に停めて歩いてくるのが正解なのか?確かにたくさんのひとが歩いてます。この暑い中、出直すのも。てか、髪の毛汗でべたべた。これはハラスメント。今日はやめときます。 このあたりをうろうろしたせいでガソリンも心細くなりました。久しぶりに走行300キロオーバーで給油しました。そういうシーンに限ってガソリンバカ高。燃費、リッター20に届かず。 長野ICそばのGSからすぐの場所が今日の本命スポットです。 八幡原。 はちまんぱら。やべぇ。奮い立つ地名。 メインじゃない、裏駐車場っぽいところに駐輪です。 やってきたのは博物館。 広大な敷地ですが、庭になにやら武田四菱。軍議でも開いてそうな状況。 そう、ここは第4次川中島古戦場です。武田・上杉激突の八幡原。ここにあの有名な銅像があります。 そうそう、これを見に来た。史実ではないですが、伝説の信玄、謙信一騎打ち像。 剣を振るう馬上の謙信。 軍配で受ける信玄。3太刀受けた、なんていうけど、指、飛びそうです。 思えばこんな拮抗した隣国同士の、しかも同時期のライバル、ってそういないんじゃないかな。だからこその一騎打ちの伝説まで生まれたんでしょう。 最近、解説系のYouTubeチャンネルがあふれ、いろんな定説が覆されてきてます。川中島の戦いも5回もあったのかどうか、とか。姉川の戦い、長篠の戦いもそこまで致命傷じゃなかった、などなど。 史実は確かに大事だけど、やっぱり語り継がれてるエピソードは、当時のひとびと受けするように脚色された、見たい、聞きたいストーリーなんだと思います。判官贔屓でもいいじゃない、心打たれるんだから。 戦わずして勝つを是とした軍略家信玄をもってして、上杉を滅するため戦術的大勝利を戦略目標に置いた第4次川中島。キツツキ戦法で上杉勢を挟み撃ちにしようとした武田。 ところが朝、霧が晴れるとそこにはすでに山を下りた上杉の大軍勢が展開していたー。 それがこの八幡原だったかぁ。 挟み撃ちしようと別動隊を割いたので武田側が寡兵。上杉の車懸の攻撃。武田が鶴翼の陣で対応。前半は上杉の勝利、後半は駆け付けた別動隊の加勢で武田が優勢に。 そんな舞台なので、敷地内には首塚も・・・。 念願の川中島はここだったか。地味に遠いのです。それにしても暑い。 敷地内には食事処がありました。名前が龍虎。いいねぇ・・・。ちょうど正午。だけどテーブルは空き空き。ひとりで座っても問題なさそう。 暑いのでざるそばとアイスコーヒーのセットで。さすが信州、そばうめぇ!そばはいろんなテイストがあって、好き嫌いでるけど、今日のそばは好みのそばでした。 食べ終わって12時半すぎ。 ここに来たのはもうひとつねらいがあって、それはプラネタリウム。13時、14時から上映。 最近、必ず、じゃないけど機会があればツーリングに組み込んでるプラネタリウム。前半のツーリングの疲れをリクライニングシートと最上の天体プログラムでヒーリング。しかも涼しい。 上映プログラムはなんでもOKです。 エントランスに入って発券機でチケット購入。大人250円。それをここの館内の職員さんかな?おねえさんに渡して入場。 ここのプログラムでよかったのが、あれなんですね、ナレーションがこの職員おねえさんの肉声生語りというのが、感じるというか、ポイント高し。この中のプログラム内で知ったリゾートアイランド?ジープ島。 ふぅ・・・。40分のクールダウン。すっきりしました。 ダメ押しでもう1杯。せっかくダイドー自販機をみつけたのに梅よろしは売ってませんでした。 松代大本営跡を見学できなかったので時間に余裕があります。せっかく博物館に来てるので300円で見学。常設展と特別展。特別展は川中島の戦い。 この館内、撮影OKともNGともなかったので、撮影はしませんでしたが、知らないことたくさん。長野って、その昔海だったとは。山深い印象でその発想はなかったです。あと、なかなかの火山帯、地震多発地帯。言われてみれば浅間山、草津も近いし。 当時の甲冑類、裃なんかも展示されてましたが、ひとこと小さい。昔の日本人はやっぱり小柄だったんだな。 しっかり見学。体力を回復できました。 あとは宿に向かいます。ま、その前に野尻湖によってナウマン象資料館をのぞく予定。 で、川中島を出発して想定外の長野市内の渋滞に遭遇。交通量、というよりことごとく信号に捕まります。 もう水温も106℃キープ。こりゃあたまらない。宿手前の最後のコンビニにエスケープです。 今日泊まる宿のお客様の声で、近くにコンビニとかないので買いこんでおいたほうがいいですよ、というコメント。確かに。 ということで夜食とペットボトルのお茶を購入しました。(思えばもっとお茶を買っておけばよかったことが判明します。) コンビニを出て野尻湖に向かいます。さすがに郊外になって快走、快走。気持ちよく流していると、 左前方に突如雲の中から大きな山。近づくほどにデカさが、威容、異様。こわひ・・・。連峰っぽくない、独立峰なのか。雲海からして相当高い山なんだろうな。ラスボス登場。全弾発射必至。 あとで調べよ。何山なんだろう。 10年前もそうだったけど、野尻湖に近づくにつれ強風が。台風の影響なのか、夕方特有の海風山風なのか、あのでっかい山から吹きおろす風なのか。 野尻湖に到着。 くー、長野市内の渋滞で時間ロス。ナウマン象は今回パスです。 宿に向かうためにまたひと山超えます。 ・・・。 まあ、いいんだけどミニバンとかのクネクネ上りの後ろに着くのは自分もマシンもげんなり。信号もないから巡航できてるのに、水温がじりじり上がるという。 ミニバンたちが宿泊エリアに入って行ってくれたので、残りのわずかな区間を刹那的に楽しみます。水平線を右に左に倒してジェットコースター。 そんな峠も終わってまた盆地に下りてきました。もう夕方。どこか斜陽です。 あとはナビに従って本日の宿泊先に到着しました。 今日の宿泊客のなかでは1番乗り。おかみさんの勧めでお風呂にザボン。くー、生き返ります。 ・・・。 で、気づいた。ここのお宿には飲み物の自販機、部屋の冷蔵庫、お茶、お冷のポットなんかがないということに。そうと知っていればもっと飲み物を買い込んでおくんでした。洗面所の水を飲めばいいんだろうけど。 幸い夕食は早めの18時から。麦茶をたくさん飲んでやっとひと息。さて、お楽しみの夕食。いや、これはうまかった。魚介、焼き魚、豚カツ、それぞれでご飯おかわり何膳もいける。いやー、食べた食べた。 ビールも頼めるけど我慢。飲み水がないと脱水症状になりそうなので。 すげ、外はきれいな夕焼け。こんな早い時間にご飯をいただくなんて贅沢。マジ贅沢です。 部屋の戻って明日のルートを検討。今のところ2種類。天気予報次第で変更します。 そういえば来るとき見えた山はなんだったのか。なんとなくマップルで検討。走ってた道に一番近くて、その方位に存在する山は・・・、黒姫山? ネットで山容を確認すると、似てる。多分これ。火山のようです。2千メートルオーバー。 これを調べていたら、外から雨音。雨雲レーダーで調べたら、確かに降ってる。 明日はより台風の影響が出ると思います。早く帰宅するのが一番大事。散策するようなスポットは明日はないので、ひたすら走って台風前に帰宅予定。今日のところは夏を満喫できました。2日目に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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