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カテゴリ:ツーリング/散歩日誌
自分にとっては貴重なカレンダー通りの3連休。ここはツーリングに行こうと決めてましたが問題は天気。晴れの確率が高い体育の日付近だけど強烈な雨男なので心配でした。1週間前の天気予報では天気が悪そうだったけど、昨日時点で日・月は快晴模様。よかった、準備が無駄になりませんでした。 行楽シーズンの3連休。絶対キャンプ場は混んでるのでできるだけ早めに着きたいところ。あと、ちょっと早朝に準備することがあって早起き。3時半過ぎに起きて慣れない準備。嫁さんを起こしてやってもらうわけにはいかないので自分で準備です。慣れない準備に手間取って出発は予定より10分遅れて4時40分。暗闇の中、今日のお供Pieniでパチり。頭に点けたヘッドライトのもと撮影。やっぱトイカメラは暗いです。 出発です。一応、10月の恵方ツーリングなので今回の行き先は南。正確には微妙に南西が入ってるけど、どうしても行きたかった場所です。 熊野まで下りる予定ですが、直行だと微妙に走り足りないので少し遠回り。奈良に寄り道します。奈良公園によりますが、名阪国道からR24で北上だといつも激混みの印象なので今回は、北側から奈良公園に南下してみます。 伊賀上野からR163に抜ける道にします。まずは三重に向かうため名四を西進します。 夏のこの時間はすでに交通量が多いけど、秋なのでまだ真っ暗。比較的交通量は少なめ。変な暴走車も少なくマイペース走行。なにしろ夏のツーリングの帰りに給油してから満タンにしてません。150kmほど走ってますがそのまま出発してきました。 出発時点で満タンにしてしまうと、GSの少ない十津川エリアでガソリンがなくなりそう。それは怖いのでぎりぎりまで西進してから給油したいのでエコランできるのはありがたいです。 でも、目の前にパトカー発見。うわ、さすがにパトカーのペースはストレスマックス。マジ勘弁、と思ったら、クルマを誘導して一緒にGSに入っていきました。嫌なもんみた。安全運転で行きます。 名四で桑名、四日市を抜けて鈴鹿に。寒い!凍えます。このあたりの気温が13℃くらい。尿意もいい感じ。走行距離も230kmくらい。まだ給油警告灯は点かないけど、菰野で出てきたGSで給油しておきます。これで余裕をもって熊野大社近くのGSまでは行けます。さすがに観光地ならGSも定休日ではないでしょう。山間のGSは当たり前に定休日なことがあるので怖いです。 菰野でちょうど朝日が昇ってきました。 そこから道の駅菰野へ。早朝の道の駅へ行くと最近はどこでもキャンピングカーが多いです。ここにも数台。 朝日でゴールドに輝く車体が美しい。 トイレで放尿すっきり。ひといきつきたいのでコーヒーでも。お、自販機をみたらもうホットコーヒーが。確かに指先が冷たいのでライダーにはありがたいです。 ゴールドに輝くホットコーヒー。プシっと開けて、ゴクリ。ふぃー・・・、生き返ります。身体の中から温まります。 よし、休憩終了、先を急ぎます。いつものR306で南下します。 いつも通りじゃ面白くない?と思って、今回は別ルートで亀山まで行ってみます。県道11号を使ってみます。まずは県道44号へ。その先、県道11号になります。 県道11号を選んだのは、よくお参りに行く椿大社さんの前を通ってる道だから。立派な神社です。 これは数年前に訪れた椿大社の別宮。雪化粧がきれい。ホーリー。 なので、この神社の前を通っている道なら参道っぽくて整備された快走路なんじゃね?って思ってチョイスしました。 したんですが・・・、不穏。うっ、集落を抜けていくタイプの県道か。狭くてブラインド多くて、酷道とは違ったさみしさがあります。 ところが集落を抜けると、とたんにさみしい山間の道に。まあ、これならさみしいだけで、道も悪くないかな、と思ったら、 やっぱり舗装林道みたいなクネクネ道に。なんだよ、また酷道か。今回は選んだ覚えはないんですが、引きが悪いというか。 えっ、なんだこのうっそうとした草木の自然トンネルみたいなやつは。絶対異世界につながってるやつ。入っちゃいけないやつ、みたいな拒絶感を感じるような。 なんかこの道、酷道とかいう険しさより、使われていない、忘れられた道、自然に帰りつつある道、そんな感覚を受けるような、さみしいルートです。周りには小さな田んぼとか畑も。江戸時代とかの隠し田畑なのかな、とか思えたり。 早く抜けてしまいたいな。ペースを上げようとするとたまに前からクルマが来たり。地元民は一応使ってるようです。バイクだからいいけど、クルマ同士だと離合が大変そうです。 そんなさみしいパートを抜けたら、いきなり古民家ゾーンに迷い込んだ感じになりました。ナビ任せに来たのでよくわからないけど、ちらほら見える看板からすると関宿なのかな。 関宿なら近くに道の駅があったはず。お、あったあった。寒くて尿意爆裂。ここでもトイレ休憩です。さすがにここではコーヒーはやめておきます。 ここからR25でさらに西進します。けど、自分のチョイスは旧道のR25を行ってみます。前回、旧道R25号を反対から走ってみた時は通行止めで亀山あたりを走ることができませんでした、今回はどうだろう、また通行止めとかなのか?侵入してみます。 初めて亀山エリアの旧道を走ってみたけど、大正解。自分は断然こっち。どうしてもキャノンボールごっこになりがちで、路面もガタガタの名阪国道より単調じゃないし旅情があります。交通量も少なくて、こりゃええわ。 と、目の前に低速車。クルマが見えてくるだいぶ前から、なんか2ストの排ガスみたいな刺激臭がするな、って思ったら白煙を吹きながら走るプリウス発見。盛大なオイル下がりかオイル上がりか。自分の家のプジョーもオイル消費が激しいけど白煙は吹きません。天下のトヨタ車でもオイル下がり、オイル上がり。どんな乗り方したらこんなに傷むのか。まだ自分のクルマのほうが大丈夫だな、と変な自信をもらえました。 と、前方に大きな水面。ダムなのか?早朝なので水面から湯気が立ち上ってます。霊気。完全心スポ、あなたの知らない世界。怖いな。 山間を抜けて伊賀、上野方面に進んでいくと前方に白く垂れこめた雲が現れました。雲にしては低い感じ。濃霧エリアかも。以前、近江湖東エリアでひどい濃霧に突入しましたが、あれは怖かった。今回は雲なのか、濃霧なのか。 濃霧、かな?GoProで撮った画像を後から見ると、視界は結構あるようにいつも思うけど、実際の視界はこの1/3程度。前のクルマが見えない。怖いです。 だけど濃霧エリアを抜けると雲一つない快晴。低くたなびく雲が日本昔話ライク。笠置エリアを快走です。 そしてR24に合流。奈良公園の北部に到達。 南下して奈良公園に向かうのは初めてです。時間帯もあるけど、やっぱり交通量は少ないような。 お、奈良っぽい寺院の屋根が。あのスケール、なんか唐突感があってどこか間抜けな光景に思えるのは自分だけでしょうか。 だけど奈良公園に近づくにつれ渋滞に。まあ、おかげで走りながら少しだけ奈良公園のテイストを味わえます。 ちょっと渋滞があって、目の前のクルマは空いているのになんでクルマは発進しないんだろう、って見ていたら、あれか、鹿がちゃんと横断歩道を渡ってたのか。ドライバーも鹿もえらいな。きちんとクルマが停車するのを待ってからわたり始めてた。これは全国のドライバーに啓発すべき光景でした。 よし、いつもの駐車場に到着です。8時半からやってる駐車場。8時半に着きたかったけど、家を出るのが少し遅れたので9時前に到着です。 ここの駐車場、バイク用の駐輪スペースがあるのはいいんだけど、下手な時間帯に行くと、バイクに囲まれて出し入れ困難になることがあります。だから早めに着きたかったんですが、バイク一番乗りです。 到着したはいいけど、実は目的地のセットをしてませんでした。この近くなのは確かだけど、正確な場所の文字を覚えていないのでナビ検索にも困るぞ、と不安でした。確か近くに有名なお寺があったような? ナビで近くを探すと、あった、あった目的の場所。神社発見。ここからウォーク開始です。 こういう古都っぽいところはレトロ感が出るPieniが得意なのか?ぱちり、ぱちり。チープでいい感じです。 で、到着の久しぶりのキュートな神社。 ご祭神 十市皇女。おー、ハイソ。感じる。って、これはスマホでしっかり高クオリティーで激写すべきでした。そんなに度々来れる場所じゃないのに。油断しました。 十市皇女。ハイソがゆえに壬申の乱ではとてつもない辛苦を味わうことに。よりによって、という。ふぅ・・・、推し活終了。 駐輪場に帰るか。 お、鹿発見。かわいいんですが、正直、街中獣臭というか、糞の臭いなのかな。無臭ではない感じ。これ、真夏とかどうなんだろう。 よし、奈良でのミッションは終了。9時半から南下開始。途中発見した大和の文字。もうほんと、黒鉄の城のイメージです。 この南下は結構渋滞。苦労してやってきた明日香エリア。甘樫丘の文字。とっても飛鳥。 このエリアはぎゅぎゅっと遺構が集まってます。どれも教科書に記載レベル。 だけど自分がいつも行くのは普通の脇道にそれたところにある、 こんもりとした古墳?です。ここにも数年ぶりに到着。青空がきれい。 飛鳥時代のスーパーヒロイン、伝額田王墳墓。下は別のスポットにあった額田王イラスト。こんな現代テイストではないにしても?偏差値は当時こんなレベルだったんでしょうか?当代の為政者ふたりから求婚されるんだから、才色兼備だったんだとは思います。 十市皇女は額田王の娘。父親が大海人皇子。後の天武天皇。すげーハイソ。だけど夫は大友皇子。壬申の乱では父親と夫が戦うという壮絶な経験をします。 よし、ここでも推し活終了。さらに南下開始です。吉野方面へ向かいます。額田王墳墓すぐそばに天武天皇・持統天皇夫婦の陵。見せ見せにもほどが。 ここから南下を続けて、吉野を超えるとほんとGS、コンビニ、食事処がなくなります。熊野で給油しようと思ってたけど、もしGSが出てきたら給油しよう、しようとウォッチ・・・。 左手に出光が出てきた、入ろうかな、と思ったら案の定?お約束の定休日。マジか。お?対向車線側に営業中のセルフスタンド発見。ありがたい。この近辺にしたら安い価格。1000円ぴったりで満タンになりました。これで心置きなく?奥深い紀伊の山中に侵入できます。 ここから十津川方面に降りていくのでR168がズバリですが、そこに行くのにツーリングマップルおすすめルートを走ります。天川村へ抜ける県道。以前、逆方向からは天河弁財天に寄るために走ったことがある道。確かに天の川沿いの道は楽しかった記憶があります。 県道に侵入。 ・・・。 なんか違う・・・。あれ?もっと快走ルートだった気が。 少し進むと2車線区間に。お、これならいい感じ。 その後この県道48号は微妙になって、分岐点に差し掛かりました。県道48号は右か。 行くか。 いや、なんか下の看板には引き返せ、の文字。おすすめじゃないってどんな? でもマップルではおすすめルートの色になってたし。きっとバイクならいいんでしょう。進みます。 これが、全然よくない。よくある舗装林道の類。道の真ん中に苔があるレベル。交通量は多くない様子です。 だんだん道が悪くなる中、まさかの対向車!これはすれ違えんやつ。って、停車してる? なんか隣に建物。あれか?よくある霊水が湧き出てるところとか?水をくんでいたおじさんが慌ててクルマに乗って、脇にどいてくれました。 会釈して通過。バイクだからすれ違えたけどクルマ同士ならほんと嫌な道です。 うー、どんどん道が険しく。カーブごとに数字が書かれてるんですが、60いくらとか。ひとつカーブを過ぎるごとに減っていくから、これがゼロになるまで酷道が続くのか・・・。 久しぶりに左手がパンクしてきました。クラッチレバーをにぎるのもしんどくなってきた。ほんとおすすめ区間だよな? ちなみに家で確認のためマップルを見直すと、ちゃんとおすすめルート色。とくに同じ県道だけどお団子区間の間違った旧道とかを走ってる、とかじゃなくて、この1本。これを検証したライダー、猛者だな。 霊水っぽい地蔵の水ってのがあります。さっきのクルマが停まってたのはここ? でも注意書きには急こう配のクネクネ道、という文字も。だったら薦めんなよ。 進んでいくとブラインドからバイクが。 かわいそうに、彼もマップルに騙されたに違いない。いや、余裕で楽しんでるのかな? ・・・。自分的には楽しくない酷道。次は使わない封印ルートです。ほんと長い。終わりがない感じです。 うーん、これも左に落ちたら終わるやつ。サイドバッグに荷物満載。キープレフトも路肩がどうなってるか読めないのでどこかそわそわします。 と、ここでトンネルが。 明かりゼロの素掘りのトンネル。ここでもバイク2台とすれ違いました。またマップルの犠牲者かな。 このあたりから下りに。なかなかの急こう配を下っていきます。 ここでカーブの数字もひと桁になって、平地に出ました。ふぅ・・・。これで終わり、そう思ったら急に人ごみが現れました。 まったく予想外。今までがさみしい区間だっただけに余計。なんかお祭りっぽい感じもしますが、それにしてもそんな有名な大祭でもしてるのかー。 せっかく酷道が終わったと思ったのに、予想外の渋滞アゲインでまた左手が限界。 半クラで進みながら周りの住居、看板を見ていたら洞川温泉というところみたい。駐車場もちらほら。 よーし、渋滞を抜けました。そこから先はさすがに快走区間になっていきました。県道53号に入れば、あとは道なり確定です。 以前立ち寄った天河弁財天を通過。ここも呼ばれないと行けない、と言われる神社に数えられたりします。 すっかり予想外の酷道、温泉街の渋滞で予定より遅れました。既に12時すぎ。お腹もすいてきたし、トレイにも行きたい。この先のR168号まで出れば、近くに道の駅があるけど、尿意がパない。 快走区間を爆走して巻きに入ります。 でも頭の中はトイレでいっぱい。そんななかこの天の川沿いはキャンプ場が多い区間。道端には建物が出てきます。そんな中視界に入った「公衆トイレ」の文字。反対車線だったし、駐車スペースもなかったです。なにより不意打ちで思いっきり通過。だめだ、引き返せない。 だけど、もしかして公衆トイレがまた出てくるかも。今度出てきたら寄ろう!そう思って流していると、脳内機械学習されている、トイレっぽいテンプレ画像の建物発見!ガチトイレマークあり。やった、休憩できる。 緊急停車しました。 時刻も1時前。トイレもそうだし、お腹も空きました。ここで小ブレイクすることにしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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