人生初の・・・
この夏、人生初となる ”骨折” を経験しました。脳性マヒの私はこれまで何百回、何千回と転んできましたが骨折はしたことがないのが、唯一の自慢でした。ところが8月22日未明、転んだ拍子に左腕が体の下敷きになり痛みがあったのですがいつものように ”捻挫” だろうと思い、湿布を貼り10日ほど放置していました。捻挫にしては腫れもないし、痛みもなんかいつもと違うなと感じかかりつけの整形外科でレントゲンを撮ったら手首から肘にかけての細いほうの ”尺骨” が折れていました。即、「入院ね」って言われてしまいました。入院ね、って言われても歳老いて少々認知症の母のことを考えると即座には「はい」とは言えず、先生や看護師さんとも話し合いましたが先生たちは、先ずは「自分のことを考えなさい。*kico*さんは健常者ではないので、片手では自分のことも満足にできないのだから無理したらかえって治りも遅くなるよ」と説得され一旦家に戻り、近所の人に事情を話し母のことを頼み入院準備をして病院へ行きました。幸い骨折したのは利き手のほうではなかったのでよかったのですがそれでも片手だけではやっぱり不自由です。最初のころはギプスで固定されているので、体幹バランスがうまくとれず、歩行困難でトイレとかも看護師さんにお世話になり、これでは家にいては無理だろうな、と実感しました。約1ヶ月半の長期入院になりましたが、この10月12日に退院してきました。退院してきたものの、病院でほとんど寝たっきりだったので歩行困難がますます進んで、また転んだら・・・という恐怖心もあり家のなかでの移動も歩行器を使わなければならなくなってきてしまいました。素材・イラストAC