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カテゴリ:学校
学校で書いた読書感想文です。
【一リットルの涙】を読んで 私は、この本を読んで今まで以上に一生懸命頑張って生きていきたいと思うようになりました。 この本は木藤亜也さんが難病と戦い続けながら書いた日記です。十五歳で発病し、病気と闘い続け二十五歳十か月というとても短い人生でなくなられました。二十五歳十か月というとても短い人生だけれど、世界中の誰よりも輝いていた人生だったと思います。 木藤亜也さんの病気は”脊髄小脳変性症”という病気です。脊髄小脳変性症とは、神経細胞グループのうち反射的に身体のバランスをとり、素早い、滑らかな運動をするのに必要な小脳・脳幹・脊髄の神経細胞が変化し、ついに消えていってしまう病気だそうです。どうして突然、細胞が消えてしまうのかは分かっていません。全国的な統計では、千人余の患者さんが確認されていますが、実際にはこの二~三倍位の患者さんが存在するらしいのです。 私はこの病気の事をはじめて知りました。患者さんが以外にも多いことにも驚きました。そしてこの病気は原因が分からないので、治療もまだ暗中模索の状態だそうです。病気が悪くなるのを一時的に止める、あるいは悪くなるスピードを少しゆっくりさせる効果のある薬が注目されていますが、使われ始めてから日も浅く、長い目で見ていかねばならないのです。最も効果があるのは運動訓練を続け、体中の筋肉が痩せないように努め、身のまわりのことはできるだけ自分でするように指導するのがいいそうです。 病状が悪くなると一日中ベッドの上で寝たままという状態になり、床ずれができ化膿したり、飲み込みに失敗して機関の方に食物が入って肺炎をおこしたり、尿が膀胱に残り、その中で細菌が増え、膀胱炎を起こしたりして五~十年で亡くなるそうです。 そんな病気にも負けず最後まで頑張ったのです。亜也さんのお母さんも厳しい人でしたが、亜也さんと一緒に辛くても、辛くても負けずに頑張ったのだと思います。 筆者は私と同じくらいの年齢だったので自分のことのようにして読めました。でも、私だったらこんなに頑張れないと思います。亜也さんが亡くなられた後もお母さんはしっかりと生きられたそうです。 実は家が近所で小学校のころからずっと一緒にいた大切な友達が六月に亡くなりました。小さいころからの病気でしたが私はどうしても、どうしても友人の死が納得できませんでした。やっとドナーが見つかって移植をするために入院し、治療していたのに、ドナーの都合で移植が二日遅れて、移植の日の朝に亡くなりました。私はそれが悔しくて、悔しくて仕方がなかったのです。 お通夜とお葬式が終わってもまだ信じられませんでした。学校に行くといつもと変わらない日常が待っていて、夢の中の出来事だったのではと思ったりもしました。でも友人の死は現実でした。私は苦しくて、前向きに生きることができなくなっていました。そんな時、本屋でこの本を見つけました。この本を読み、友達の人生は短くても充実した人生だったのだろうなと、やっと納得できるようになりました。今では仏壇の前でも、遺影の前でもちゃんと笑えるようになりました。友達がいつも隣にいて守ってくれているような気がします。 私にできることは友達のことを一生忘れずにいることだと思っています。”一リットルの涙”は友達が私にくれた最後のプレゼントだと思っています。 生きることに悩んだり、不幸だと思っている人にこの本を読んで欲しいです。きっと前向きに生きたいと思うようになるでしょう。一日、一日を悔いなく大切に生きていくために。 どうでしたでしょうか? これを読み直すと今でも少し泣きそうになるのですが病気は怖いですね。 皆さんも前向きに生きてみませんか? 命は自分で捨てるのものじゃない。 無駄に過ごすよりも充実した人生にしてみませんか? 今からならまだ間に合います。 小学生でも自殺を考えるような時代になったんですね。 怖いですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.21 00:22:03
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