羽生選手不在のアイスショーと24時間テレビのアイスショー
6月に行ったアイスショーはデザートが大変美味しいと評判のレストランでフルコースの最後にデザートが出てこなかった気分でした。織田さんや安藤さん、ランビエール、次世代エース候補本田真凛選手等魅せる演技や楽しみな選手、ケミストリー川畑さんやピアニスト福間洸太郎さんとのコラボ等贅沢な楽しめる内容だったのですが、昨年からの怪我の回復が思わしくなかった羽生選手が出演できなかったのです。羽生選手が出演予定のアイスショーは数か月前の先行予約すらなかなか手に入らない状態で、出演が確定してから購入することはできません。先行予約をいくつも申し込んでは落選してやっと一枚だけが手に入り、後は羽生選手の動向待ちでした。責任感の強い羽生選手はそれでも出演するつもりだったようですが、オーサーコーチに説得されて断念したようです。これにはオーサーコーチに感謝です。彼の演技を観れないのは残念ですが、決して無理はしてほしくありませんから。例年アイスショーだけではなく8月には公開練習で新プログラムの発表もあるのでこんなに長い間怪我の療養中という以外の情報が無いのは初めてのことでした。24時間テレビの出演もぎりぎりまで決定できなかったのをみるとまだ完全に回復してはいないのかもしれません。24時間テレビ出演が決まり何を演じてくれるのか色々予想していましたが、ホワイトレジェンドというのはちょっと意外でした。しかし終わってみればこれより相応しいプログラムも無かった気がします。彼が震災直後に再びスケートを続けていく決心をするきっかけになったプログラムであり、初めて世界選手権の表彰台に立った時、ソチ五輪の金メダリストになった時、そして故郷での凱旋公演と特別な時に演じられてきたプログラムです。「震災後の目覚め、暗い中の不安、もがきながら自問自答し、希望を見出す」それが羽生選手が演じるホワイトレジェンドのイメージです。24時間テレビでの演技ですからフィギュアスケートに詳しくない視聴者が大半だと思います。それでもジャンプの前などにとても難しいことをしていたりと手を抜かないところが彼らしいのですが、上手すぎて難しいことをしてると、きっと分かってはもらえてないだろうなと思いながらも、心の籠った演技を観ることができて少し安心してとても嬉しい時間でした。それにしても24時間テレビオープニングの「愛は勝つ」をくまモン達と歌う羽生選手が可愛いかった!21歳の男性に使う言葉ではない気もしますが、あれは可愛いとしか言えないとびっきりの笑顔でした(#^.^#)